口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / TOTAL-STATION

トータルステーションとは?測量・土木で使うトータルステーション(光波)の種類(マニュアル型・自動追尾型)と⁠、測角精度・ノンプリズム・防水・価格の選び方

角度と距離を1台で同時に測るトータルステーション(光波)の仕組み、マニュアル型と自動追尾型の違い、測角精度と測距精度の見方、ノンプリズムの測距範囲、防水の等級、バッテリーと値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

トータルステーションは、測量や杭打ちの現場で、角度と距離を1台で同時に測る測量機です。現場では「光波」⁠と⁠も呼びます。選ぶときは「2人で使うか1人で使うか(マニュアル型か自動追尾型か)」「プリズムを置けない所を測るか(ノンプリズムの測距範囲)」「どこまでの精度が要るか(測角精度の秒数)」の3つを先に決めます。

トータルステーションとは

トータルステーションは、三脚に据えて望遠鏡で目標を狙い、水平角・鉛直角と距離を同時に測る測量機です。角度を測るセオドライトと光波距離計を1つにした機械で、測った角度と距離から、その点の座標を出せます。

比較ページには、自社で作るか自社のブランドで売るトータルステーションを、各社の代表の機種で載せています。オートレベル、レーザー距離計、GNSS測量機、3Dスキャナーを積んだ機種は載せていません。

2つの種類

  • マニュアル型は、人が望遠鏡でプリズムを狙い、ボタンを押して測る機種です。器械の人とプリズムの人の2人で使います。SOKKIAの iM-123、ニコン・トリンブルの NST-505C、TIアサヒの R-610N、ライカの TS07、STSの TSS-205 がこちらです
  • 自動追尾型は、モーターで回ってプリズムを追いかける機種です。プリズムの人がリモコンで操作すれば、1人で杭打ちを進められます。トプコンの GT-1203 とライカの TS16 がこちらです
  • トプコンの GT-1203 は、プリズムをロックしたあと、プリズムが動いても追尾を続けます

測角精度と測距精度

  • 測角精度は秒で書き、数字が小さいほど精度が高い機種です。トプコンの GT-1203 と SOKKIAの iM-123 は3秒、TIアサヒの R-610N と STSの TSS-205 は5秒です
  • ライカの TS07 は、1秒・2秒・3秒・5秒・7秒から精度を選んで買えます
  • プリズムを使ったときの測距精度は、決まった誤差と、距離に比例する誤差(ppm)の足し算で書きます。トプコンの GT-1203 は 1mm+2ppm×D、ライカの TS07 と TS16 は1mm+1.5ppmです

ノンプリズムの測距範囲

  • ノンプリズムは、プリズムを置かずに壁や構造物を直接測る使い方です。立ち入れない場所や交通量の多い道路を測るときに使います
  • TIアサヒの R-610N は1,000m、ライカの TS16 は R1000 で1,000m超、トプコンの GT-1203 と SOKKIAの iM-123 は0.3〜800m、STSの TSS-205 は約0.5〜約400mです
  • 目標の色や材質、日差しの強さで、測れる距離は短くなります

防水・使用温度・バッテリー

  • SOKKIAの iM-123 とライカの TS07 は IP66、トプコンの GT-1203 と TIアサヒの R-610N は IP65 ⁠⁠⁠です
  • SOKKIAの iM-123 は-20〜+60℃で使え、ほかの多くの機種は-20〜+50℃です
  • ライカの TS07 は GEB364 のバッテリーで最大32時間、TIアサヒの R-610N はバッテリ2個で連続測距15時間です。自動追尾で使うトプコンの GT-1203 は約4時間なので、予備のバッテリーを持っていきます

値段と公共測量

  • 値段を公式に出しているのは STSの TSS-205 で、858,000円(税込)⁠で⁠す⁠。ほかのメーカーは販売店から見積もりを取ります
  • 公共測量に使うなら、国土地理院の測量機種登録の級を確かめます。TIアサヒは、R-600シリーズを2級Aトータルステーションとして申請中と案内しています

使うときの注意

  • ノンプリズムのレーザーはクラス3Rです。望遠鏡やレーザーを人の目に向けません
  • 運んだり落としたりしたら、点検してから使います
  • 濡れたらよく拭き、乾かしてからケースにしまいます
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉