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GUIDE / TAIDENATSU-SHIKENKI

耐電圧試験機(絶縁耐圧試験器)⁠と⁠は⁠?AC・DC・AC/DC・高電圧の種類と、出力容量・絶縁抵抗試験との違い・価格の選び方

電気製品や部品に高電圧をかけて絶縁を確かめる耐電圧試験機(絶縁耐圧試験器)の4つの種類、ACとDCの違い、500VAの出力容量の見方、絶縁抵抗試験・アース導通試験との違い、公開されている価格をまとめます。

2026年11月2日更新

この記事の答え

耐電圧試験機は、電気製品や部品に決めた高電圧を決めた時間かけ、絶縁が壊れないかを確かめる試験器です。耐圧試験器・絶縁耐圧試験器とも呼びます。かける電圧で、AC耐電圧試験器、AC/DC耐電圧試験器、DC耐電圧試験器、高圧機器向けの交流耐圧試験装置の4つに分かれます。選ぶときは「ACかDCか」「出力容量」「足したい試験」の3つを先に決めます。

耐電圧試験機とは

耐電圧試験機は、電気製品や部品に決めた高電圧を決めた時間かけて、漏れ電流が上限を超えないかで絶縁の良し悪しを決める試験器です。計測技術研究所は、耐電圧試験は電気製品の品質と安全の確認のため100%義務付けられていると説明しています。

比較ページには、日本の会社と日本法人が自社で作るか自社の型番で売る耐電圧試験機を、各社の代表の型番の単位で載せています。商社が売る他社製品、家庭用、販売終了品は載せていません。

4つの種類

  • AC耐電圧試験器は、交流の高電圧だけをかけます。菊水電子工業のTOS5402や鶴賀電機の8528Aがこの種類です
  • AC/DC耐電圧試験器は、交流と直流を1台で切り替えます。菊水電子工業のTOS9303、日置電機の3153、鶴賀電機の8526A、計測技術研究所の3870、テクシオのGPT-9903A、クロマジャパンの19052がこの種類です
  • DC耐電圧試験器は、直流だけをかけます。日置電機のST5680Aは、8kVまでかけられ、電池のセルやモジュールの試験に使います
  • 交流耐圧試験装置は、変圧器を内蔵して高圧機器に高い交流をかけます。双興電機製作所のIP-11K75Mは、11kVまで出せます

ACかDCか

  • どちらで試すかは、製品ごとの規格の試験内容で決まります
  • 規格によってACとDCを使い分けるなら、1台で切り替えられるAC/DC耐電圧試験器にまとめます
  • DCで試したあとは試料に電気がたまります。菊水電子工業のTOS5402は、DCの試験の終わりに放電抵抗125kΩで強制放電します

出力容量の見方

  • 500VA(5kV/100mA)の機種は、TOS5402、TOS9303、3153、8528A、8526A、GPT-9903Aです
  • 計測技術研究所の3870は、AC5kV/20mAで、設置面積をA4用紙サイズに収めています
  • 大きな電流を続けて出せる時間には限りがあります。鶴賀電機の8528Aは、出力電流50mA以上の連続使用を30分以内としています

絶縁抵抗試験・アース導通試験との違い

  • 絶縁抵抗試験は、1,000Vまでの直流電圧をかけて抵抗の値を測ります。TOS5402は、25V〜1000Vで試せます
  • アース導通試験は、シャーシとグラウンドの間に大電流を流して接地を確かめます。TOS9303は、3.0A〜42.0Aで試せます
  • 持ち歩いて電路の絶縁を測る絶縁抵抗計は、別の比較ページにまとめています

生産ラインで使うときに見る所

  • 通信は、TOS5402がLAN・USB・RS232C、3153がGP-IBとRS-232C、GPT-9903AがRS-232C・USB・SIGNAL I/Oを標準で備えます
  • 接触不良で合格と出る誤判定を減らすには、日置電機のST5680Aのようなコンタクトチェックを持つ機種を選びます
  • 日置電機は、低価格の機種には商用電源の影響で出力波形がひずむものがあると説明しています

値段

  • 値段を公式に出しているのは4製品です
  • 計測技術研究所の3870は398,000円(税抜)、菊水電子工業のTOS5402は440,000円(税込)、TOS9303は849,750円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 双興電機製作所のIP-11K75Mは547,800円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ほかの製品は見積もりで決まります
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