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GUIDE / SUKOYA

スコヤとは?直角定規の種類(台付・平形・刃形・円筒)と、JIS 1級・2級の違い、価格の選び方

工作物や治工具の直角を確かめ、けがきにも使うスコヤ(直角定規)の4つの種類、JIS 1級と2級の直角度の違い、焼入れの有無、サイズと値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

スコヤは、工作物や型の直角を確かめ、けがきにも使う直角定規です。JIS B 7526では「直角定規」と呼びます。形で、台付・平形・刃形・円筒の4つに分かれます。選ぶときは「けがきや組立に使うか、精密な検査に使うか」「JIS 1級か2級か」「焼入れ品にするか」の3つを先に決めます。

スコヤとは

スコヤは、L字や円筒の形で正確な直角を持たせた測定工具です。工作物や治工具の直角を確かめるほか、定盤の上でのけがきや、溶接・組み立ての直角合わせにも使います。JIS B 7526では「直角定規」と呼び、メーカーによってはスコヤーと書きます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るスコヤを、呼び寸法150mmの代表の型で載せています。木工・建築で寸法を測る曲尺(さしがね)や、角度を測るプロトラクターは載せていません。

4つの種類

  • 台付形は、短片が厚い台になっていて自立します。けがきや組立の直角を見るのに使い、例は新潟精機の AA-F150、ユニセイキの DSY-150、大西測定の OS-148A ⁠⁠です
  • 平形は、同じ厚さの板のL字です。平らに寝かせて内角と外角を使い、例は新潟精機の DD-S150、ユニセイキの HSY-150、大西測定の厚形平スコヤー OS-150 ⁠⁠です
  • 刃形は、使用面が薄刃になった精密用です。光を透かして直角を見ます。例は理研計測器の RKS-150 と大菱計器の FH104 ⁠⁠⁠です
  • 円筒形は、立てて使う直角のマスターです。ワークに一線で当たります。例は理研計測器の RCS-150 と大菱計器の FN102 ⁠⁠⁠です

JIS 1級と2級の違い

  • 直角度の許容差は、1級が±(10+L/20)μm、2級が±(20+L/10)μmです(Lは呼寸法。大西測定の資料による)
  • 呼び寸法150mmの新潟精機の台付では、1級相当が±0.018mm、2級相当が±0.035mmです
  • 刃形と円筒形はさらに細かく、理研計測器の RKS-150 は±0.0035mm、RCS-150 は±0.0028mmです
  • 同じ等級でも、呼び寸法が長いほど許容差は大きくなります

焼入れの有無

  • 焼入れ品は測定面が硬く、すり減りにくくなります。新潟精機と大西測定の焼入れ品は、硬さがHV450以上です
  • 2級品は焼入れしない品が多く、理研計測器は現場の組み立て向けとしています
  • 精密な検査や、毎日当てて使うものには、1級の焼入れ品を選びます

サイズ

  • 呼び寸法は、ユニセイキの台付直角定規 DSY で75mmから1500mmまで、大菱計器の精密円筒スコヤーで2000mmまであります
  • 新潟精機は400mm以上が受注生産品です
  • 大西測定の鋼製並スコヤー台付は、600mm以上が生産見合わせで在庫分だけの販売です

値段

  • 新潟精機の台付直角定規 AA-F150 は25,000円、平形直角定規 DD-S150 は8,000円です(標準小売価格)
  • 理研計測器の台付直角定規は、2級の RDS2-150 が4,400円、1級の RDS1-150 が21,000円です(定価)
  • 理研計測器の刃形スコヤ RKS-150 は83,000円、円筒スコヤ RCS-150 は101,000円です(定価)
  • 大菱計器・大西測定・ユニセイキは、公式サイトに値段を出していません

選び方

  1. 使い方を決める。けがきや組立なら台付形か平形、精密な検査なら刃形か円筒形です
  2. 精度等級を決める。現場の組み立てなら2級、検査や治工具の確認なら1級の焼入れ品です
  3. 呼び寸法を決める。測る面より少し長いものを選ぶと、一度で当てられます
  4. 校正を考える。新潟精機の1級相当品は検査表が付き、大菱計器・新潟精機・大西測定は校正や修理を受けています
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