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GUIDE / SEIDENKI-SENSOR

静電気センサーとは?生産ラインの帯電を測る静電気センサー(表面電位センサ)の種類(据え付け・多点監視・ハンディ)と、測定範囲・測定距離・価格の選び方

フィルム・基板・樹脂部品の帯電を触れずに電位で測る静電気センサーの3つの種類、測定範囲と測定距離の決め方、出力、価格の出し方をまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

静電気センサーは、物の帯電を触れずに電位として測る機器です。表面電位センサ・静電気測定器とも呼びます。測り方で、ラインに付ける据え付け型・何か所も見張る多点監視型・手で持つハンディ型の3つに分かれます。選ぶときは「いつ測るか」「帯電の大きさ」「つなぐ先」の3つを先に決めます。

静電気センサーとは

静電気センサーは、フィルム・基板・樹脂部品などにたまった静電気を、触れずに電位として読む機器です。帯電した場所と大きさが数字でわかるので、不良の原因を追ったり、イオナイザの効き方を確かめたりするときに使います。

種類と違い

  • 据え付け型は、ヘッドをラインに付けて測り続けます。キーエンスのSK-300、パナソニック インダストリーのEF-S1、SMCのIZD10-510、シシド静電気のDSF601、春日電機のKS-2100があります
  • 多点監視型は、1台で何か所も見張ります。春日電機のKSM-1601は最大16チャンネル、ヒューグルエレクトロニクスのMODEL 750はセンサー最大5本です
  • ハンディ型は、手で持って測ります。発生場所を探す調査や定期の点検に向きます。キーエンスのSK-H050、SMCのIZH10、シシド静電気のDZ5、シムコジャパンのFMX-004、アキレスのAS-20があります

選び方

いつ測るかを決める

  • 流れている間ずっと測るなら、据え付け型か多点監視型を選びます
  • 場所を探す、たまに点検するなら、ハンディ型で足ります
  • シムコジャパンのFMX-004は、固定用のブラケットを付けてラインでも連続で測れます

帯電の大きさで範囲を決める

  • 低い電位を細かく見るなら、キーエンスのSK-300の高精度モードは、±2kVで測定精度±1Vです
  • 高い帯電を見るなら、春日電機のKSM-1601とヒューグルエレクトロニクスのMODEL 750は、±50.0kVまで読めます。KSM-1601の精度保証は±20.0kVまでです
  • 春日電機のKS-2100は、±2000Vと±20.00kVの2つのレンジを持っています

測定距離を確かめる

  • 距離を変えると、表示の電位も変わります。付ける場所で取れる距離を先に測ります
  • パナソニック インダストリーのEF-S1は、8.0~20.5mmで±1kV、21.0~100mmで±2kVのレンジになります
  • SMCのIZD10-510は、25~75mmの距離で使います

つなぐ先を決める

  • 設備やロガーへ送るなら、アナログ出力の種類を合わせます。EF-S1とIZD10-510は1~5Vです
  • キーエンスのSK-300は、アンプで±5V・1~5V・0~5V・4~20mAから選べます
  • シシド静電気のDSF601は、RS-232Cのほか、Wi-Fi付きも選べます

価格

公式に価格を出しているのは、パナソニック インダストリーのEF-S1だけです。センサヘッドは53,700円、コントローラは35,900円(税別)⁠で⁠す⁠。ほかの製品は各社に見積をとって比べます。

使うときの注意

  • 周りに電界を乱す物があると、値がずれます。ヘッドの周りを空けて付けます
  • 機種によって測定エリアが違います。小さい物を測るときは説明書で確かめます
  • 振動式のセンサーは、落下や衝撃に弱いので、ぶつけないように扱います
  • 値を残すときは、測った場所と温度・湿度も一緒に書いておきます
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