口コミを書く
GUIDE / SEIBUTSU-KENBIKYO

生物顕微鏡とは?検査室・研究室・学校の実習で使う生物顕微鏡の種類(教育用・検査用・位相差)と、観察法・照明・価格の選び方

微生物や細胞・組織の切片を下から光を通して見る生物顕微鏡の3つの種類、位相差顕微鏡との違い、正立と倒立の違い、双眼と三眼の違い、LED照明の寿命と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

生物顕微鏡は、微生物や細胞・組織の切片を、下から光を通して拡大して見る顕微鏡です。光学顕微鏡・正立顕微鏡とも呼びます。メーカーが示す使い道で、実習向けの教育用、毎日の検査に使う検査・ルーチン用、無色透明の標本を見る位相差顕微鏡に分かれます。選ぶときは「何を見るか」「染めるか生きたままか」「カメラで撮るか」の3つを先に決めます。

生物顕微鏡とは

生物顕微鏡は、ステージに置いたプレパラートを、下から光を通して上から対物レンズで見る正立の顕微鏡です。微生物や組織の切片を見るのに使い、検査・研究から学校の教育まで使われています。

比較ページには、メーカーが自社で作るか自社の型番で売る生物顕微鏡を、各社の代表の型の単位で載せています。実体顕微鏡、偏光顕微鏡、培養容器を下から見る倒立顕微鏡、商社が売る他社製品は載せていません。

3つの種類

  • 教育・実習用:軽さと丈夫さ、片付けやすさを重くみた型です。例はエビデントの CX23、ニコンの ECLIPSE Ei、レイマーの YX-2000、ZEISS の Primostar 3 ⁠⁠⁠です
  • 検査・ルーチン用:毎日たくさんの標本を長い時間見るための型です。例はエビデントの CX43、ニコンの ECLIPSE Si、ライカの Visoria B ⁠⁠⁠です
  • 位相差顕微鏡:位相差用の対物レンズとコンデンサーを最初から備えた型です。例はレイマーの BX-2708TPHL、メイジテクノの MT5210L ⁠⁠⁠です

位相差顕微鏡との違い

  • 細胞や微生物は、ふつうは固定して染めてから見ます。見やすくなる代わりに、検体は死んでしまいます
  • 位相差顕微鏡なら、無色透明の標本を、固定も染色もせずに生きたまま見られます
  • 歯科のプラーク中の細菌、皮膚科の真菌、血液の検査などに使われています
  • エビデントの CX43 やニコンの ECLIPSE Si は、別売品を足すと位相差でも見られます

正立と倒立の違い

  • 正立型は、プレパラートの標本を上から見ます。このページの生物顕微鏡はどれも正立型です
  • 倒立型は、シャーレや培養フラスコの中の培養細胞を下から見るのに使います

双眼と三眼

  • 三眼は、目で見る双眼部とは別に、カメラをつなぐ鏡筒を持ちます
  • エビデントの CX43 の三眼は、目視とカメラに50%:50%で光を分けます
  • アームスシステムの AR-B32TR05 には0.5×のCマウントアダプタが付き、カートンの CI-300T にもCマウントアダプター(0.5X)が付きます

照明と手入れ

  • 照明はLEDが多く、エビデントの CX43 は設計値で60,000時間、CX23 は20,000時間の寿命です
  • ニコンの ECLIPSE Si は、対物レンズごとに調整した明るさを覚えるので、倍率を替えるたびに調光しなくて済みます
  • 高温多湿の部屋では、レンズにカビが出ます。CX23 は対物レンズ・接眼レンズ・鏡筒に防カビ処理をしています

値段

  • 値段を公式に出しているのは5製品で、どれも税抜です
  • レイマーの YX-2000 は70,000円、アームスシステムの AR-B32TR05 は178,000円、レイマーの BX-2708TPHL は305,000円です
  • メイジテクノの MT5300L は454,000円、位相差顕微鏡の MT5210L は627,000円です
  • エビデント・ニコン・ライカ・ZEISS・カートンは公式に価格を出していないので、見積もりをとります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉