口コミを書く
GUIDE / SALT-SPRAY-TESTER

塩水噴霧試験機とは?種類(中性塩水噴霧・キャス・複合サイクル)と、規格・槽内寸法・価格の選び方

めっきや塗装のさびにくさを試す塩水噴霧試験機の3つの種類、噴霧塔方式と壁あて方式の違い、ISO 9227・JIS Z 2371・JASO M 609の規格、槽内寸法と電源の見方を、メーカーの公式資料でまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

塩水噴霧試験機は、塩の霧で腐食を早め、材料や表面処理のさびにくさを試す装置です。試験の種類で、中性塩水噴霧・キャス・複合サイクルの3つに分かれます。選ぶときは「試験の規格」「試料の大きさ」「置く場所の電源」の3つを先に決めます。価格を公式に出している社はなく、各社に見積を取ります。

塩水噴霧試験機とは

塩水噴霧試験機は、槽の中に塩溶液を噴霧して腐食しやすい環境を作り、金属材料や表面処理のさびにくさを試す装置です。スガ試験機の解説では、防錆効果の比較や品質管理の用途で広く使われています。

比較ページには、日本の会社が自社で作る試験機を、各社の代表の型式の単位で載せています。ガス腐食だけの試験機、受託試験、他社の製品を売る商社は外しました。

3つの種類

  • 中性塩水噴霧:中性の塩溶液を噴霧します。例はスガ試験機の STP-100 と、マルイの MIT-653-0-01 ⁠⁠です
  • キャス:中性塩水噴霧より高い温度で試験します。例は板橋理化工業の SQ-800-CA ⁠⁠です
  • 複合サイクル:噴霧に乾燥や湿潤などを組み合わせて繰り返します。例はスガ試験機の CYP-100、板橋理化工業の BQ-1、二葉科学の実車用錆テストチャンバーです

中性塩水噴霧とキャスの違い

  • 板橋理化工業の試験機は、塩水噴霧が35℃±1℃、キャスが50℃±1℃です
  • ISO 9227の腐食減量を確かめる試験は、中性塩水噴霧が48時間で70±20g/m2、キャスが24時間で55±15g/m2です
  • マルイの MIT-653-0-01 は、塩水噴霧の試験装置でキャス試験もできます

複合サイクルを選ぶとき

  • 複合サイクル試験は、屋外にさらしたときとの相関を求めて考案されました
  • スガ試験機の CYP-100 は、2024年に制定された JASO M 609:2024 の塩水噴霧法で試験できます
  • 板橋理化工業の BQ-1 は、塩水噴霧・乾燥・湿潤・外気導入を任意の順序で組み合わせられます
  • 自動車をまるごと試すなら、二葉科学の実車用錆テストチャンバーは自動車が1台入る大きさです

噴霧の方式

  • 噴霧塔方式は、スガ試験機の解説では ISO 9227 に明記された方式です。スガ試験機の STP-100 と、板橋理化工業の SQ-900-FCA が使っています
  • 壁あて方式は、板橋理化工業の SQ-800-CA と BQ-1 が使っています
  • マルイの MIT-653-0-01 は、二流体噴霧円筒方式です

槽内の大きさと電源

  • 板橋理化工業の SQ-800-CA は、槽内が W800×D600×H500mm で、三相200V、5.5kVAです
  • マルイの MIT-653-0-01 は、内寸法が W1099×D665×H450mm で、三相200V、3.2kWです
  • 少ない試料なら、スガ試験機の STP-30 は卓上に置けて、AC100V のコンセントで運転できます

値段

  • 値段を公式に出している社はありません
  • スガ試験機は、製品ページに寸法や電源が載っていません。カタログと見積で確かめます
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉