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GUIDE / POTENTIOMETER

ポテンショメーターとは?装置の角度・位置を測るポテンショメーターの種類(回転形・多回転形・直線形)と、抵抗素子・直線性・寿命の選び方

軸の角度や直線の位置を電圧で返すポテンショメーター(ポテンショメータ)の3つの形、巻線とコンダクティブプラスチックの違い、単独直線性の読み方、寿命の回数、抵抗値の選び方と取り付け方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ポテンショメーターは、抵抗体の上を摺動子が動き、軸の角度や直線の位置を抵抗の割合に比例した電圧で返す部品です。軸の動き方で、1回転以内で回す回転形・何回転も回す多回転形・押し引きする直線形に分かれます。選ぶときは「角度かストロークか」「どれくらいの直線性が要るか」「何回動かすか(寿命)」の3つを先に決めます。

ポテンショメーターとは

ポテンショメーターは、抵抗体の上を摺動子(ブラシ)が動き、その位置を電圧で返す部品です。緑測器の製品Q&Aでは、端子(1)〜(3)に安定化電圧をかけ、(1)〜(2)の出力電圧を取り込む、と案内しています。装置の角度や位置の検出、つまみでの設定値の調整に使います。

比較ページには、日本の会社と日本法人のある会社が自社で作る接触式のポテンショメーターを、代表の型の単位で載せています。無接触式の角度センサー、ロータリーエンコーダ、音量用のボリューム、半固定抵抗器は載せていません。

3つの形

  • 回転形(1回転)⁠は⁠、⁠軸⁠を1回転以内で回して角度を測ります。有効電気角は製品により280°から355°ほどです。例は緑測器の CP-2FBJ、ニデックコンポーネンツの JC22S、栄通信工業の FCP22A ⁠⁠⁠です
  • 多回転形は、軸を何回転も回して使います。10回転なら有効電気角は3600°で、つまみで設定値を細かく合わせるのに向きます。例はニデックコンポーネンツの M-22S10、Bourns の 3590 ⁠⁠⁠です
  • 直線形は、軸を押し引きした距離を測ります。例は緑測器の LP-20F(ストローク20mm)、栄通信工業の 18FLPA50(ストローク50mm)、アルプスアルパインの RDC1022A05 ⁠⁠⁠です

抵抗素子の違い

  • 巻線は、摺動子の位置に対して出力が階段状に変わります。温度による抵抗の変化は小さめです
  • コンダクティブプラスチックは表面がなめらかで、分解能は実用上無限小です。摺動接点の摩耗も少なめです
  • 炭素系は、東京コスモス電機の RVQ24YN03 が使っています。単独直線性は±3%以下と控えめな分、値段を抑えた型です

直線性の読み方

  • 単独直線性は、出力が理想の直線からどれだけずれるかを%で表した値です
  • 緑測器は、実際に使う範囲をフルスケールとして、その%をかけた値を誤差と案内しています
  • このページでは、ニデックコンポーネンツの M-22S10 が±0.2%、Bourns の 3590 が±0.25%、栄通信工業の FCP22A は超精密級で±0.25%です

寿命

  • 寿命は回数で決まっています。栄通信工業の FCP22A は5,000万回転、緑測器の CP-2FBJ は1,000万回以上、ニデックコンポーネンツの M-22S10 は25,000回です
  • 直線形では、栄通信工業の 18FLPA50 が2,000万回往復、緑測器の LP-20F が500万往復以上です
  • 緑測器は、全抵抗値が初期値の+10%、直線性などが規格の1.5倍に達したときを寿命としています

抵抗値と配線の注意

  • 緑測器は、つなぐ回路の負荷抵抗値の1/100以下で、電源電圧が定格電力を超えない抵抗値を選ぶよう案内しています
  • 巻線とコンダクティブプラスチックは、定格電力の1/2で使います
  • 2番端子(ブラシ)⁠に⁠は電流を流さない回路にします。緑測器の CP-2FBJ は、2番端子に1mA以上流すと抵抗体が焼けるおそれがあります
  • 有効電気角より狭い範囲で使ってもかまいません。両端を残して使います

取り付け方と使う場所

  • 回転形は、ビスで留めるスクリューマウント、取付金具で留めるサーボマウント、ナットで留めるブッシングマウントの3つです
  • 危険場所には、中村電機製作所の本質安全防爆形ポテンショメータ POT2-S があります
  • 水のかかる場所には、日本抵抗器製作所の防水タイプ STF2213 があります。栄通信工業の 18FLPA は、簡易密封でIP=54相当にできます
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