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GUIDE / ONDO-SWITCH

温度スイッチ(サーモスタット)⁠と⁠は⁠?キャピラリ式・電子式・サーマルリード式の違いと、設定温度・入切の温度差・価格の選び方

決めた温度で接点を開け閉めする温度スイッチ(サーモスタット)の3つの方式、温度調節器や温度センサーとの違い、設定温度の範囲、入切の温度差、温度レンジの選び方、防爆形と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

温度スイッチは、決めた温度で接点を開け閉めし、機器の過熱防止や温度管理に使うスイッチです。サーモスタット・サーモスイッチとも呼びます。温度の捉え方で、キャピラリ式・電子式・サーマルリード式に分かれます。選ぶときは「何℃で切り替えるか」「入切の差」「付ける場所」の3つを先に決めます。

温度スイッチとは

温度スイッチは、温度が決めた値を超えた・下回ったときに、接点やスイッチング出力を切り替える機器です。冷凍庫やショーケースの温度管理、ヒーターや配管の過熱防止、電気機器の中の過熱監視に使います。

比較ページには、メーカーが自社で作るか自社の型番で売る業務用の温度スイッチを、各社の代表の型の単位で載せています。温度を一定に保つ温度調節器、信号を出すだけの温度センサー、針で読む温度計、家庭用の器具は載せていません。

3つの方式

  • キャピラリ式:感温部に封じた液などの膨らみを、キャピラリ(細い管)で本体に伝えてスイッチを動かします。例は鷺宮製作所の ALS-C1020、長野計器の TS40 と TD50 ⁠⁠⁠です
  • 電子式:測温抵抗体で測り、電子回路で出力を切り替えます。表示を見ながら設定できます。例は ifm efector の TN2511 ⁠⁠⁠です
  • サーマルリード式:感温フェライトの磁気の変化でリードスイッチを開け閉めします。機器に組み込む部品です。例はトーキンの TRSシリーズです

温度調節器・温度センサーとの違い

  • 温度スイッチは、決めた温度で接点を開け閉めするだけです
  • 温度調節器は、温度を見ながらヒーターなどの出力を変えて、温度を一定に保ちます
  • 温度センサーは、温度を信号にして送るだけで、切り替えは別の機器がします
  • ifm efector の TN2511 は、スイッチング出力とアナログ出力の両方を持っています

設定温度の範囲

  • 鷺宮製作所の ALS-C1020 は、−40〜20℃です
  • 長野計器の TS40 と TD50 は、−70〜50℃から0〜300℃までのレンジで作ります
  • ifm efector の TN2511 は、−50〜150℃です
  • トーキンの TRSシリーズは、−10〜130℃です
  • 長野計器は、常用の温度がレンジの30〜65%に入るように選ぶよう案内しています

入切の温度差

  • 接点が入る温度と切れる温度の差を、入切温度差・接断差・ディファレンシャルと呼びます
  • 鷺宮製作所の ALS-C1020 は、約2.5℃です
  • 長野計器の TS40 は8%F.S.以内、TD50 は3%F.S.以内です
  • ifm efector の TN2511 は、ヒステリシスを自分で設定できます

付ける場所と保護

  • 長野計器の TD50 は耐圧防爆形で、第1種場所と第2種場所の爆発性ガス雰囲気で使えます
  • 長野計器の TS40 は防滴形・IP33相当、TD50 はIP54相当、ifm efector の TN2511 はIP67です
  • キャピラリの長さは、鷺宮製作所の ALS-C1020 が標準1m・2m、長野計器の TS40 が最長10m、TD50 が最長20mです

値段

  • 値段を公式に出しているのは ifm efector で、TN2511 が70,900円(税抜・標準価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 鷺宮製作所・長野計器・トーキンは公開価格を出していないので、型と数量を伝えて見積もりを取ります
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