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GUIDE / NISSHAKEI

日射計とは?太陽光発電所や気象観測で使う日射計の種類(全天日射計・太陽電池式・直達日射計)と、ISOクラス・出力・価格の選び方

日射の強さ(W/m²)を測る日射計の3つの種類、ISO9060のクラスA・B・Cの違い、太陽光発電所の監視での選び方、出力の種類、気象庁の検定、校正の間隔、雪や結露の対策を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

日射計は、太陽の光が面に当たる強さを日射強度(W/m²)⁠と⁠し⁠て測る測定器です。日射センサーとも呼びます。空全体の日射をサーモパイルで受ける全天日射計、太陽電池(シリコン)で受ける型、太陽の方向だけを測る直達日射計に分かれます。選ぶときは「どのISOクラスか」「出力を何で受けるか」「検定は要るか」の3つを先に決めます。

日射計とは

日射計は、太陽から届く光の強さを、W/m²の単位で測る測定器です。太陽光発電所では発電量が日射に見合っているかを見るのに使い、気象観測では日射量の記録に使います。日射量に比例した電圧か電流を出すので、記録計やシステムにつないで測り続けます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社の型番で売る日射計を、型番の単位で載せています。海外製の輸入品、日照計、照度計、データロガーは載せていません。

3つの種類

  • 全天日射計(サーモパイル式)は、空全体から水平な面に入る日射を、サーモパイルで受けて測ります。例は英弘精機の MS-80S、石川産業の S-180 と S-190、フィールドプロの FMP1、プリードの PCM-01N ⁠⁠です
  • 太陽電池式(シリコン式)は、太陽電池で日射を受けます。応答が速く、測れる波長は狭くなります。例は三弘の PVアレイ日射計 PVSS-03 ⁠⁠です
  • 直達日射計は、太陽追尾装置に載せて太陽の方向から来る日射だけを測ります。例は英弘精機の MS-57 ⁠⁠です

ISOクラスの違い

  • ISO9060は2018年に第2版へ改訂され、全天日射計は等級が高い順にクラスA・クラスB・クラスCに分かれました
  • 英弘精機の MS-80S はクラスAで、95%応答は0.5秒未満です
  • フィールドプロの FMP1 はクラスCで、95%応答は16秒以内です
  • 発電量をきちんと評価したいならクラスAかB、場所を増やして傾向を見るならクラスCや簡易形で足ります

波長と応答の違い

  • サーモパイル式は広い波長を測れます。英弘精機の MS-80S は285〜3000nm、石川産業の S-180 は300〜2800nmです
  • 太陽電池式は波長が狭く、三弘の PVSS-03 は約400〜約700nmです。英弘精機の小型日射計 ML-01 は400〜1100nmで、95%応答は1ms未満です
  • 太陽電池式は太陽電池モジュールに近い特性なので、サーモパイル式と同じ値にはなりません

出力の選び方

  • 記録計やシステムの入力に合わせて選びます
  • 石川産業の S-180 は直流電圧で、標準7mV/kW/m²です
  • プリードの PCM-01N は電圧、PCM-01NA は4〜20mAの電流を出します
  • 英弘精機の MS-80S は、4-20mA・0-10mAのアナログと、Modbus 485 RTU・SDI-12のデジタルから選べます
  • 三弘の PVSS-03 は電源なしで0〜1Vを出します

検定と校正

  • 石川産業の S-180 は、気象庁の観測部気象測器検定試験センターの検定を受けられます。フィールドプロの FMP1 も気象庁検定を取れます
  • 英弘精機は、MS-40S の再校正を2年ごとに勧めていて、保証期間は5年です
  • 感度は年とともに変わります。フィールドプロの FMP1 の非安定性は1.5%以下/年です

付け方と手入れ

  • 全天日射計は水平に付けます。水準器と調整ねじで合わせます
  • ドームの結露や埃、雪は値をずらします。英弘精機の日射計は、ファン・ヒーターで通風すると結露や雪の堆積を減らせます
  • MS-80S はファン・ヒーターを足すと、IEC61724-1に沿った計測ができます
  • 直達日射計は太陽追尾装置を別に用意します

価格

このページの7製品は、どれも公式に値段を出していません。台数と出力、ケーブルの長さ、校正の有無を伝えて見積もりをとります。

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