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GUIDE / MASS-FLOW-CONTROLLER

マスフローコントローラとは?熱式・圧力式・液体用の種類と違い、流量レンジ・精度・通信・継手の選び方

ガスや液体の質量流量を測りながら決めた流量に保つマスフローコントローラ(MFC)の仕組み、マスフローメータとの違い、熱式・圧力式・液体用の使い分け、SCCMとSLMの単位、フルスケール流量・精度・通信・継手の選び方を、主なメーカーの公式資料で整理しました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

マスフローコントローラは、ガスや液体の質量流量を測りながら、中のバルブで決めた流量に保つ機器です。MFC・マスフローとも呼びます。熱式のメタルシール・熱式の一般産業用・圧力式・液体用に分かれ、使うガス種・フルスケール流量・供給圧力・通信で型式を決めます。値段はどのメーカーも公式に出しておらず、見積もりで確かめます。

マスフローコントローラとは

マスフローコントローラは、流量センサ・コントロールバルブ・制御回路を1台にまとめ、ガスや液体を決めた質量流量で流し続ける機器です。リンテックの解説では、熱式の主な部品は流量センサ・コントロールバルブ・バイパスです。半導体製造の前工程で、CVDの反応ガスやエッチングガスの流量を決めるのに使います。分析装置・燃料電池・燃焼ガスの制御・実験設備・工場設備でも使います。

比較ページには、メーカーが自社で作るか自社のブランドで売るマスフローコントローラを、代表の型式の単位で載せています。測るだけのマスフローメータ、気化器や表示器などの付属品、販売を止めている製品は載せていません。

マスフローメータとの違い

  • マスフローメータは、質量流量センサで測った流量を出すだけです
  • マスフローコントローラは、その流量をもとに中の制御バルブをPID制御で動かし、決めた流量に保ちます
  • コフロックのEX-550やブルックスのGF100は、同じシリーズでメータの型も出しています

4つの方式

  • 熱式・メタルシールは、半導体のガスパネル向けです。堀場エステックのSEC-Z500X、コフロックのEX-550とST-500、リンテックのMC-3000L、ブルックスのGF100がこの型です
  • 熱式・一般産業と研究用は、工場や研究室向けです。アズビルのMQVとF4Q、ブルックスのSLA5800、ブロンコストのEL-FLOW Prestige、東京計装のTC-3000がこの型です
  • 圧力式は、供給圧力が変わっても流量が揺れにくい型です。フジキンのFCSP7000と、差圧検出方式の堀場エステックのCRITERION D500がこの型です
  • 液体用は、液体の質量流量を保つ型です。リンテックのLC-3000Lは、熱式の液体用センサとピエゾのバルブを一体にしています

流量の単位とフルスケール

  • SCCMは、0℃1気圧を標準とした1分あたりの流量です。SLMはSCCMの1000倍です
  • 基準の温度が違う単位もあるので、仕様書の条件を見ます。東京計装のTC-3000は、L/min(nor)で書いています
  • 堀場エステックのSEC-Z500Xは、5SCCMから500SLMまでそろえています
  • リンテックのMC-3000Lは5SCCMから400SLMまで、コフロックのEX-550は10SCCMから5SLMまでです

精度と応答の見方

  • %S.P.は設定した流量に対する割合、%F.S.はフルスケールに対する割合です。%F.S.の型は、小さい流量ほど誤差の割合が大きくなります
  • 堀場エステックのSEC-Z500Xは±1.0%S.P.、東京計装のTC-3000は±2%F.S.⁠⁠⁠です
  • 応答は、アズビルのF4Qが0.3s、MQVが300ms、フジキンのFCSP7000が0.5秒以下、CRITERION D500が0.8秒以内です

通信と継手

  • 通信は、アナログのほかRS-485・DeviceNet・EtherCATなどから選びます。ブルックスのSLA5800は、EtherNet/IPやPROFINETも選べます
  • 配管は直径1/4inch(約6.35mm)がよく使われ、継手は主にVCRタイプとSwagelokのチューブ継手です
  • 堀場エステックのSEC-Z500Xは、50SLM以下で1/4VCRです。東京計装のTC-3000は、RcネジとSWです

取り付けと使い始め

  • 配管をつないでリークチェックをし、電源を入れてゼロ点のずれを確かめます
  • 一次側に圧力をかけて差圧をつくってから、流量を設定します
  • リンテックのMC-3000Lは、差圧50〜300kPaで使います

値段

  • このページの13製品は、どのメーカーも公式サイトに値段を出していません
  • ガス種・フルスケール流量・継手・通信の組み合わせで型式が決まるので、見積もりで確かめます
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