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GUIDE / KYORI-SENSOR

距離センサとは?仕組み(TOF方式)⁠・種類と選び方

距離センサ(測距センサ)の仕組みと、小型のTOFセンサ・長距離のレーザ距離計・防爆形・超音波式の4つの種類の違い、測定範囲・出力・使う場所での選び方をまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

距離センサは、レーザや超音波を物に当て、返ってくるまでの時間などから、物までの距離を触らずに測るセンサです。10m前後までなら小型のTOFセンサ、50m以上なら長距離のレーザ距離計、爆発性ガスのある所なら防爆形、透明な物なら超音波式を選びます。

距離センサとは

距離センサ(測距センサ)は、レーザや超音波を物に当て、返ってくるまでの時間や光の位相差から、物までの距離を触らずに測るセンサです。測った距離を4〜20mA・0〜10Vのアナログや通信でPLCに送り、高さ・位置・残量の制御に使います。

比較ページには、工場・倉庫・クレーンに付けて使う距離センサを、方式ごとに並べています。

4つの種類と使用例

小型のTOFセンサ(10m前後まで)

  • パルスで出したレーザが物に当たって戻るまでの時間を測り、距離に直す
  • 測定範囲は、パナソニック インダストリーのHG‑F13A‑A‑Nが250〜3,000mm、ジックのDT50‑N1124が200〜10,000mm
  • 測った距離を4〜20mAや0〜10Vのアナログで返す
  • 使用例:搬送ラインの高さ・位置の制御、ホッパーの残量、段積みの数の確認

長距離のレーザ距離計(50m以上)

  • 北陽電機のPGL‑050W3は50m、Micro-EpsilonのILR3800‑100は100mまで測る
  • 反射板やリフレクタを使うと、さらに遠くまで測れる(PGL‑180W3は180m)
  • 距離の値をRS‑422やPROFINETなどの通信で送る
  • 使用例:天井クレーンの位置制御、炉内の荷崩れの検知、コンクリート打設量の計測

防爆形

  • 耐圧防爆構造のケースに入れ、爆発性ガスのある所に付けられる
  • 竹中電子工業のBLDS‑6W‑2は、照射した光の位相差から距離を出し、0.05〜40mを測る
  • 使用例:防爆エリアのタンクやホッパーのレベル測定

超音波式

  • 超音波を出し、物の表面で反射して戻るまでの時間から距離を測る
  • 物の色や表面状態に左右されにくく、透明なフィルムやガラスも測れる
  • ifm efectorのUGT586は、40〜300mmを測る

選び方

1. 測る距離

  • 10m前後までなら小型のTOFセンサ
  • 50m以上なら長距離のレーザ距離計
  • 数十cmまでの近い距離で、透明な物を測るなら超音波式

2. つなぐ機器と出力

  • アナログ出力の電流(4〜20mA)⁠・電圧(0〜10V)は、つなぐPLCの入力に合わせる
  • キーエンスのLR‑TB5000CLとHG‑F13A‑A‑Nは、電流と電圧を切り換えられる
  • 距離の値をそのまま送りたいなら、RS‑422やIO‑Linkなど通信を持つ型を選ぶ

3. 使う場所

  • 水やほこりのかかる所はIP67の型
  • 寒い所は使用周囲温度の下限を確かめる(オプテックス・エフエーのTOF‑DL250Aは-30℃まで)
  • 爆発性ガスのある所は防爆形

レーザー変位計・レーザー距離計との違い

  • レーザー変位計は、部品の高さや厚みを細かく測る検査用
  • 手に持って測るレーザー距離計は、人が数字を読む道具
  • 距離センサは、設備に付けて数m〜数十m先の距離を測り、信号を出して制御に使う

付けるときの注意

  • 測定範囲は白い紙など決まった物で測った値なので、黒い物や光る物では短くなる
  • レーザのクラス(クラス1・クラス2)を確かめ、人の目に入らない向きに付ける
  • 炉の近くなど熱い所は、冷却プレートの付く型を選ぶ(ジックのDT50‑N1124は+140℃まで)

出典:オプテックス・エフエー・竹中電子工業の解説、各メーカーの公式の製品ページ・データシート

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