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GUIDE / JOUBAN

定盤とは?石定盤・鋳鉄定盤・箱形定盤の違いと、JISの等級(0級・1級・2級)・平面度・価格の選び方

測定・けがき・組立の基準にする定盤(精密定盤)の3つの種類、石定盤と鋳鉄定盤の違い、JIS B 7513の等級と平面度、置き場所と温度、架台と校正、300×300mmの型の値段と重さを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

定盤は、測定・けがき・組立の基準にする、平らな面をもつ台です。精密定盤・グラナイト定盤とも呼びます。材質とつくりで、天然石の石定盤、鋳鉄をキサゲで仕上げた精密定盤(JIS形)、けがきや一般工作に使う箱形定盤に分かれます。選ぶときは「何に使うか(検査か、けがきか)⁠」「どの等級の平面度にするか」「どこに置くか(温度・錆)」の3つを先に決めます。

定盤とは

定盤は、機械部品の加工・組立・検査の基準にする、平らな面をもつ台です。新潟精機は、平面度・平行度・真直度の測定、加工品の芯出し、ケガキ作業、組立作業に使うと案内しています。

比較ページには、日本の会社が自社かグループの工場で作る定盤を、なるべく使用面300×300mmの型で載せています。研磨用の定盤、除振台・光学定盤、溶接・製缶用の定盤、架台だけ、商社が売る定盤は載せていません。

3つの種類

  • 石定盤(グラナイト)は⁠、斑レイ岩や御影石を削って仕上げた定盤です。例はミツトヨのグラプレート、新潟精機の精密石定盤、ナベヤのグラナイト精密石定盤です
  • 鋳鉄製精密定盤(JIS形)は⁠、鋳鉄を箱型・リブ構造にし、使用面をキサゲで仕上げた定盤です。例はナベヤのJIS型精密検査用定盤、大西測定の精密検査用定盤、藤田製作所の鋳鉄製精密定盤です
  • 箱形定盤(工作用)⁠は⁠、⁠け⁠がきや一般工作の測定に使う鋳鉄の定盤です。例は大菱計器製作所のBE103、理研計測器製作所のRB-1A、ユニセイキのHJA-3030です

石定盤と鋳鉄定盤の違い

  • 石定盤は錆びず、傷が付いてもかえりが出にくく、測定器を傷めません
  • ミツトヨは、グラプレートを鋳鉄より2倍以上硬いと案内しています
  • 鋳鉄定盤は、リンギング(吸着)で作業が止まることがあります。ナベヤのJIS型は、使用面のリンキングを少なくしています
  • 鋳鉄定盤は、焼鈍などで内部の応力を抜いてから仕上げます

等級と平面度

  • 平面度の許容は、JIS B 7513で0級・1級・2級の3等級に分かれます
  • 300×300mmの石定盤の1級では、ミツトヨの517-101が5μm、ナベヤのGP03030-1が8μmです
  • 新潟精機のG3030は0級相当で、平面度は3μmです
  • 大菱計器製作所や大西測定は、さらに精度の高い00級も作ります
  • 箱形定盤はA級・B級で分け、大菱計器製作所のBE103(A級)は12μmです

置き場所と温度

  • 石定盤は、使用面と裏面に温度差ができると平面度がずれます
  • ミツトヨは、直射日光が当たる所や冷暖房の近くを避け、温度20±1℃・湿度58±2%で使うよう案内しています

架台と校正

  • 本体だけの型が多く、架台は別に選びます。大西測定の石定盤は底面がフラットで、専用架台かレベリングブロックと使います
  • 平面度は、長く使ううちに荷重や環境で少しずつ変わります
  • ナベヤは電子水準器で平面度を確かめて校正証明書を出し、新潟精機の石定盤には検査表が付きます

値段と重さ

  • 値段を公式に出しているのは、ミツトヨ・新潟精機・大西測定・ナベヤの4社です
  • 300×300mmの石定盤では、ミツトヨの517-101が41,900円(税抜)、新潟精機のG3030が43,000円、大西測定の102-3030L1が45,100円(税込)、ナベヤのGP03030-1が68,000円です
  • 鋳鉄の精密定盤では、ナベヤのJP03030-1が107,000円、大西測定の101-3030L1が132,000円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 重さは、300×300mmの石定盤でナベヤのGP03030-1が18kg、理研計測器製作所のRA-11が27kg、鋳鉄の精密定盤で大西測定の101-3030L1が24kgです
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