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GUIDE / JOSHINDAI

除振台とは?電子顕微鏡・測定器を床の揺れから守る除振台の種類(アクティブ・空気ばね・コイルばね)と、固有振動数・搭載質量・価格の選び方

電子顕微鏡・AFM・測定器・半導体の検査装置を床の微振動から守る除振台の3つの種類、固有振動数の見方、圧縮空気の要る型と要らない型、卓上形と装置用の大きさ、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

除振台は、床から伝わる細かな揺れを、精密機器に伝えないための台です。揺れの止め方で、揺れを検出して打ち消すアクティブ式・空気ばねで浮かせる空気ばね式・空気の要らないコイルばね式に分かれます。選ぶときは「載せる装置の重さ」「止めたい揺れの周波数」「圧縮空気を引けるか」の3つを先に決めます。

除振台とは

除振台は、床や机から伝わる細かな揺れを絶縁して、上に載せた精密機器を静かに保つ台です。電子顕微鏡・原子間力顕微鏡・レーザー顕微鏡・表面粗さ計・干渉計のほか、半導体の検査装置の脚にも入れます。

比較ページには、日本の会社が自社で作る除振台を、各社の代表の型の単位で載せています。防振ゴム・定盤・免震装置、海外ブランドの輸入品は載せていません。

3つの種類

  • アクティブ式は、揺れを検出してボイスコイルや空気の力で逆向きに押し、低い周波数の揺れまで抑えます。例は昭和サイエンスのSAT-45、倉敷化工のMINI-450F、藤倉コンポジットのFVH-2400Fです
  • 空気ばね式は、空気ばねで天板を浮かせます。例は特許機器のTAP-65とDHS-68、倉敷化工のTSP-0405A、昭和サイエンスのOSD-1290-SH、ナベヤのVAS4148Hです
  • コイルばね式は、金属のばねで支え、空気がいりません。例はナベヤの低床除振台VLS3045-020L2です

固有振動数の見方

  • 固有振動数は、除振台が揺れやすい周波数です。これより十分に高い周波数の揺れほどよく止まります
  • 特許機器のTAP-65は、80kgを載せたとき2.37Hzで、9Hzの揺れを-20dB(1/10)⁠に⁠し⁠ま⁠⁠⁠⁠す
  • 光学実験用の昭和サイエンスOSD-1290-SHは、垂直約1.0Hz、水平約0.5Hzです
  • コイルばね式のナベヤVLS3045-020L2は6Hzで、効くのは9Hzから上の揺れです

圧縮空気と電源

  • 自動レベリングの空気ばね式は、圧縮空気をつなぎます。特許機器のTAP-65は0.4〜0.7MPa、倉敷化工のTSP-0405Aは0.25〜0.5MPaです
  • 密閉式の空気ばねは、ナベヤの案内では1〜2週間ごとに空気圧や高さを調整します
  • アクティブ式の昭和サイエンスSAT-45は、空気がいらず電源だけで動きます。電源はAC100〜240Vです

大きさと載せる重さ

  • 卓上形の特許機器TAP-65は、600×500×47.5mmで120kgまで載せられます
  • 倉敷化工のMINI-450Fは、400×500×80mmで最大120kgです
  • 装置用の藤倉コンポジットFMP-100は500〜1,500kg、FVH-2400Fは20,000〜30,000kgの装置を載せます

値段

  • 値段を公式に出しているのはナベヤで、卓上エアー除振台VAS4148Hが271,000円、低床除振台VLS3045-020L2が108,000円です
  • ほかの会社は見積もりで、大きさと載せる重さで値段が決まります
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