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GUIDE / JITTAI-KENBIKYO

実体顕微鏡とは?工場・研究室で使う実体顕微鏡の種類(ズーム式・ガリレオ式・変倍式・接眼レンズなし)と⁠、倍率・作動距離・価格の選び方

部品の検査・組立・はんだ付けや試料の観察に使う実体顕微鏡の4つの種類、グリノー式とガリレオ式の違い、倍率と作動距離の決め方、三眼と双眼、照明、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

実体顕微鏡は、部品や試料を左右の目で別々の角度から見て、立体のまま拡大する顕微鏡です。つまみで倍率を変えるズーム式(グリノー式など)、左右の光路が平行なガリレオ式、レンズを切り替える変倍式、接眼レンズをのぞかずに見る型に分かれます。選ぶときは「何倍まで見たいか」「試料と対物レンズのあいだにどれだけ空きがいるか」「撮影するか」の3つを先に決めます。

実体顕微鏡とは

実体顕微鏡は、部品や試料を立体のまま拡大して見る顕微鏡です。倍率は低めで、試料と対物レンズのあいだ(作動距離)が広いので、ピンセットやはんだごてを入れて作業できます。プレパラートを作らずに、物をそのまま台に置いて見られます。

比較ページには、メーカーが自社で作るか自社の型番で売る業務用の実体顕微鏡を、各社の代表の型の単位で載せています。デジタルマイクロスコープ、拡大鏡・ルーペ、学校の理科教材・家庭用だけの品、商社や代理店が売る他社製品は載せていません。

4つの種類

  • ズーム式(グリノー式など)は⁠、つまみで倍率を途切れなく変える型です。例はニコンの SMZ745T、エビデントの SZ61、ライカの Ivesta 3、ツァイスの Stemi 508、マイクロネットのズン太2 ⁠⁠⁠です
  • 平行光学系(ガリレオ式)は⁠、左右の光路が平行な型です。例はニコンの SMZ800N、エビデントの SZX7 ⁠⁠⁠です
  • 変倍式は、レンズを切り替えて倍率を段階で変える型です。例はメイジテクノの EMT-1P/10、アームスシステムの AR-N12 ⁠⁠です
  • 接眼レンズのない型は、離れたビューアで立体像を見る型です。例はヴィジョン・エンジニアリングの Mantis ERGO と Lynx EVO ⁠⁠⁠です

グリノー式とガリレオ式の違い

  • グリノー式は、左右の光路が斜めで、立体感がつかみやすく、比較的安価です
  • ガリレオ式は、左右の光路が平行で、立体感はグリノー式より薄くなります。ユニットを足して高度な観察ができる分、比較的高価です
  • 手元で作業するならグリノー式、対物レンズを替えて高い倍率まで使い分けるならガリレオ式を選びます

倍率と作動距離

  • マイクロネットの解説では、7〜45倍がいちばん一般的で実用的な範囲です
  • ニコンの SMZ745T は、接眼レンズと補助対物レンズの組み合わせで3.35〜300倍まで広げられます
  • 作動距離は、ニコンの SMZ745T が115mm、ライカの Ivesta 3 が最大122mm、マイクロネットのズン太2 が100mm ⁠⁠です
  • 作動距離が広いほど工具を入れやすく、倍率を上げると狭くなります

三眼と双眼、照明

  • 三眼は、カメラを付ける3つめの口がある型です。撮影しないなら双眼で足ります
  • アームスシステムの AR-Z81TR-PSN とメイジテクノの EMZ-8TRH-P/10/964 は、両眼で見ながら同時にカメラに映せます
  • 拡大するほど視野は暗くなるので、照明を用意します。カートンの SPZ-50PG-260 はスタンドにLEDを内蔵し、メイジテクノの EMT-1P/10 は照明が別売です

値段

  • 値段を公式に出しているのは6製品で、アームスシステムの AR-N12 は58,000円、マイクロネットのズン太2 は79,000円、松電舎の AFN-0745RT3 は145,000円です(どれも税抜)
  • メイジテクノの EMT-1P/10 は170,000円、アームスシステムの AR-Z81TR-PSN は210,000円、メイジテクノの EMZ-8TRH-P/10/964 は396,000円です(どれも税抜)
  • ニコン・エビデント・ライカ・ツァイスなどは値段を出していないので、構成を伝えて見積もりを取ります
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