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GUIDE / HASAMI-GAUGE

ハサミゲージとは?片口・両口・C形の違いと使い方・通り止まり・材質の選び方

軸径や外幅を通り・止まりで判定するハサミゲージ(限界はさみゲージ・スナップゲージ)の種類を整理。片口板・両口板・C形の違い、検査のしかた、呼び寸法と限界寸法の指示、SK5・SKS3・超硬の選び方をまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

ハサミゲージは、軸の直径や外側の幅を通り側と止り側ではさみ、公差内かを調べる限界ゲージです。呼び50mmまでの軸や幅には板はさみ(片口・両口)、呼び50mm以上の太い軸にはC形を使います。注文では、呼び寸法と通り・止りの限界寸法、材質を伝えます。

ハサミゲージとは

軸の最大許容寸法で通り側を、最小許容寸法で止り側を作った一対の限界ゲージです。目盛りは読まず、通るか止まるかで合否を決めます。軸の直径のほか、外側の幅や板厚の合否にも使います。英語ではスナップゲージと呼びます(⁠測範社の説明、オヂヤセイキの各種ゲージ)。

ハサミゲージの比較ページは、工場・検査室向けの限界ハサミゲージを対象にしています。軸を通すリングゲージ、穴を検査するピンゲージ・プラグゲージ、寸法を読み取るマイクロメータや指示器付きの測定器は含めていません。

形で分ける2つの種類

  • 板はさみは、呼び50mmまでの軸や幅に使います。片口は一方の口に通り側と止り側が並び、片口で測れない所には両口を使います
  • C形は、呼び50mm以上の太い軸に使います。駒谷ゲージの呼び50〜65mmは、B120mm・L100mm・T6mmの区分です
  • アイゼンのC型板はさみゲージは、寸法表が呼び300mmまであります。表にない特殊サイズも作ります
  • オヂヤセイキの両口板挟みゲージは、注文で指示があるときだけ作ります

出典は、駒谷ゲージの製品紹介、アイゼンのカタログ、オヂヤセイキのカタログです。

通り・止まりの使い方

測範社のハサミゲージは、入口が通り側、奥の少し狭い所が止り側です。軸に垂直に下ろし、入口を通って止り側で止まれば合格です。力で押し込まず、ゲージの自重で下ろします。

検査は少なくとも直角2方向、軸方向は長さに応じて少なくとも3か所以上で行います。通り側は全部の箇所を無理なく通り、止り側はどの箇所でも通ってはいけません。参考規格は、JIS B 7420 限界プレーンゲージとJIS B 0401:1998 寸法公差及びはめあいの方式です(測範社の検査方法)⁠。

注文で決めること

  • 呼び寸法と形をそろえます。呼び50mmまでなら片口板か両口板、呼び50mm以上ならC形です
  • 通り側と止り側の限界寸法を伝えます。駒谷ゲージは、h7や±0.2のように限界寸法を必ず指示するよう求めています
  • 製品検査用か、受け入れ検査用かを決めます。測範社は、希望があれば検査用のゲージ公差でも作ります
  • 寸法表にない呼び寸法や形は、図面で指示します。駒谷ゲージ・アイゼンとも特殊品を作ります

SK5・SKS3・超硬の違い

  • 駒谷ゲージは、局部焼きのSK5と総焼きのSKS3を用意しています。硬さはどちらもHRC58〜63で、超硬仕様も作ります
  • 測範社は、測定部だけ焼き入れした局部焼き入れ、全体焼き入れ、測定部に超硬材を貼った超硬付きの3種類を、使う頻度で選ぶよう案内しています
  • オヂヤセイキも、超硬材質のハサミゲージを作ります

使う回数が多い量産ラインでは、摩耗に強い超硬付きや全体焼き入れを先に検討します。出典は、前掲の駒谷ゲージ・測範社・オヂヤセイキの資料です。

公式に出ている価格

今回の4社・6製品は、どれも公式に価格を出していません。固定の型式がない受注品なので、呼び寸法・形・限界寸法・材質と、校正書の要否を伝えて見積もりを取ります。資料の確認日は2026年11月5日です。

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