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GUIDE / GLOSS-METER

光沢計とは?塗装・樹脂・印刷で使う光沢計(グロスメーター)の種類(1角専用・多角)と、測定角度・測定面積・規格・価格の選び方

表面のつやを数値で測る光沢計(グロスメーター)の2つの種類、20°・60°・85°の測定角度の違い、光沢度(GU)の基準、JIS Z 8741とISO 2813への準拠、小さな面を測る小口径の型、データの出し方と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

光沢計は、物の表面のつやを、光の鏡面反射の強さから数値で測る計器です。グロスメーター・グロスチェッカとも呼びます。60°だけを測る1角専用の型と、20°・60°・85°などを1台で測る多角の型に分かれます。選ぶときは「測る角度」「測る面の大きさ」「準拠する規格」の3つを先に決めます。

光沢計とは

光沢計は、決まった角度で試料に光を当て、反対側の同じ角度に返ってくる鏡面反射の光の強さから、つやの度合いを光沢度として数値で表す計器です。塗装・印刷・樹脂成形・金属のめっきや研磨・紙の検査で、目で見たつやの差を値でそろえるために使います。

比較ページには、メーカーが自社で作る光沢計を、各社の代表の型の単位で載せています。色を測る分光測色計、写像性やヘイズを主に測る計器、インラインの装置は載せていません。

2つの種類

  • 1角専用:60°などの1つの角度だけで測ります。例は堀場製作所のIG-340、コニカミノルタのGM-60S、村上色彩技術研究所のGMX-102です
  • 多角:20°・60°・85°などを1台で測ります。例は日本電色工業のPG-ⅡMとVG 8000、村上色彩技術研究所のGM-26PROⅡ、スガ試験機のGM-1とUGV-7、コニカミノルタのGM-268A、エルコメーターのElcometer 480です
  • 日本電色工業のVG 8000とスガ試験機のUGV-7は、5角度まで測れます

光沢度(GU)⁠の⁠基⁠⁠⁠⁠準

  • JIS Z 8741では、屈折率1.567のガラス表面の鏡面光沢度を100とします
  • 入射角60°のとき、このガラスの鏡面反射率は10%で、光沢度は100です
  • 測れる範囲は角度で変わります。コニカミノルタのGM-268Aは、20°で0.0〜2,000GU、60°で0.0〜1,000GUです
  • エルコメーターのElcometer 480は、85°で0〜160GUです
  • 角度が違う値どうしは比べられないので、同じ角度で測って比べます

測る面の大きさ

  • コニカミノルタのGM-60Sは、測定面積が2×4mmの小口径で、微小面や曲面を測れます
  • 同じシリーズのGM-268Aは、60°で9×15mmです
  • 村上色彩技術研究所のGM-26PROⅡは、20°で約直径20mmと広く、場所ごとのムラを抑えて測れます

規格への準拠

  • スガ試験機のGM-1とUGV-7、エルコメーターのElcometer 480は、ISO 2813とJIS Z 8741の両方を挙げています
  • 日本電色工業のVG 8000は、JIS Z 8741に準拠した平行光方式です
  • コニカミノルタのGM-60Sは、JISには準拠していません。JISの値で取引するなら、同じシリーズのGM-60Aなどを選びます
  • 堀場製作所のIG-340は、光源に波長880nmの近赤外LEDを使う独自の方式です

データの出し方と記録

  • スガ試験機のGM-1は、Bluetoothで測った値をパソコンやプリンタに送れます
  • エルコメーターのElcometer 480は、USBとBluetoothで出せて、40,000点までためられます
  • コニカミノルタのGM-268AはUSB 2.0で、999データまでためられます
  • 堀場製作所のIG-340は、専用ソフトなしでUSBからPCに出せます

値段

  • 値段を公式に出しているのは堀場製作所で、IG-340が希望販売価格125,000円(税抜)⁠で⁠す(2019年のカタログ)
  • ほかのメーカーは公式に値段を出しておらず、見積もりで決まります
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