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GUIDE / GAS-BUNSEKIKEI

ガス分析計とは?測定方式の違いと、成分・測定範囲・応答時間・設置形態の選び方

排ガス・プロセスガス・大気のガス濃度を連続で測るガス分析計の3つの形(据置形のサンプリング式、酸素分析計・レーザ式、ポータブル形)の違い、赤外線・化学発光・磁気力・ジルコニア・レーザの測定方式、測れる成分と応答時間を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

ガス分析計は、排ガスやプロセスガスに含まれる成分の濃度を、連続で測って信号に出す計測器です。試料ガスを引いて多成分を測る据置形、煙道に差し込むかレーザを通して酸素などを速く測る形、持ち運べるポータブル形に分かれます。選ぶときは「何の成分を測るか」「試料ガスを引けるか」「常設か持ち回りか」の3つを先に決めます。

ガス分析計とは

ガス分析計は、ボイラーや焼却炉の排ガス、化学プラントの工程ガス、大気に含まれるNOx・SO2・CO・CO2・O2などの濃度を、連続で測る計測器です。測った値は4〜20mAの電流や通信で監視盤に送り、排ガスの常時監視や燃焼の制御に使います。

比較ページには、日本のメーカーが自社で作るガス分析計を、型番の単位で載せています。漏れを知らせるガス検知器、成分を分けて測るガスクロマトグラフ、室内のCO2センサーは載せていません。

3つの形

  • 据置形のサンプリング式分析計は、試料ガスを引いて除湿し、盤やラックの分析計で多成分を測る形です。例は、堀場製作所のENDA-5000V2、富士電機のZPA、島津製作所のNSA-3080、東亜ディーケーケーのGIP-250とGLN-354Dです
  • 酸素分析計・レーザ式は、成分を絞って速く測る形です。例は、横河電機のジルコニア式ZR202GとレーザガスTDLS8000、富士電機の磁気力式ZAJです
  • ポータブル形は、持ち運んで現場ごとに測る形です。例は、堀場製作所のPG-300シリーズと島津製作所のCGT-7100です

測定方式

  • 赤外線(NDIR)は、ガスごとの赤外線の吸収の違いで濃度を測る方式で、SO2・CO・CO2・CH4に使います
  • 化学発光方式は、NOxを測る方式です。堀場製作所のPG-300シリーズと東亜ディーケーケーのGLN-354Dが使っています
  • 磁気力方式は、酸素の強い常磁性を使う方式です。富士電機のZAJは、可燃性ガスの影響を受けずに測れます
  • ジルコニア式は、高温のジルコニア素子が酸素イオンを通す性質を使う方式です。横河電機のZR202Gは、可燃性ガスを含むガスは測れません
  • レーザ式は、横河電機のTDLS8000のように、煙道や配管に光を通して試料ガスを引かずに測る方式です

応答時間

  • 酸素計は速く、富士電機のZAJは2秒以内、横河電機のZR202Gは5秒以内です(90%応答)
  • 赤外線の多成分計は、富士電機のZPAが10〜30秒以内、堀場製作所のENDA-5000V2が60秒以下です
  • ポータブル形の堀場製作所のPG-300シリーズは45秒以下(SO2計は180秒以下)で⁠⁠⁠⁠す

設置と電源

  • 堀場製作所のENDA-5000V2は、W600×D300×H1770mmの盤で約180kg、電源はAC100Vで約800VAです
  • 島津製作所のNSA-3080は前面扉の小形キュービクルで約250kg、AC100Vで約400VAです
  • 富士電機のZPAは19インチラックに収まり約11kg、AC100〜240Vで約100VAです
  • ポータブル形は、堀場製作所のPG-300シリーズが約11〜15kg、島津製作所のCGT-7100が約16kgです

値段

  • どのメーカーも、公式ページに値段を出していません。測る成分・測定範囲・設置場所・台数を伝えて見積もりを取ります
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