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GUIDE / FUNDOU

分銅とは?はかり・天びんの校正に使う分銅の種類と、円筒・枕形・大型の違い、等級・材質・価格の選び方

はかりや天びんの点検・校正に使う分銅の3つの種類、E2級・F1級・M1級などの等級と最大許容誤差、ステンレスと鋳鉄の違い、校正周期、JCSS校正付きの分銅と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

分銅は、はかりや天びんが正しく量れているかを確かめるための、質量の決まったおもりです。標準分銅・校正用分銅とも呼びます。形で、天びん用の円筒分銅・台はかり用の枕形分銅・トラックスケール用の大型分銅に分かれます。選ぶときは「どのはかりに使うか」「どの等級が合うか(目量の1/3以内の誤差)」「ステンレスか鋳鉄か」の3つを先に決めます。

分銅とは

分銅は、質量が決まった値になるように作ったおもりです。はかりに載せて表示を確かめ、ずれていれば感度を合わせます。研究室の電子天びんから、工場の台はかり、トラックスケールまで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社の名前で売る分銅を、各社の代表の型の単位で載せています。販売店が売る製品、はかりに内蔵の分銅、校正の受託サービスだけのものは載せていません。

3つの種類

  • 円筒分銅(OIML型)は⁠、20kgから1gまでの円筒形の分銅です。500mg以下は板状になります。例は大正天びん製作所の F1CSO-1K、村上衡器製作所の OIML型標準分銅、エー・アンド・デイの AD1603-1KF1 ⁠⁠です
  • 枕形分銅は、把手の付いた直方体の分銅です。台はかりなど、ひょう量の大きなはかりの校正に使います。例は大正天びん製作所の F1RS-20K、エー・アンド・デイの AD1606-20KM1、鎌長製衡のステンレス鋼製枕型分銅です
  • 大型分銅は、500kgや1tの鋳鉄の分銅です。クレーンやフォークリフトで運びます。例は村上衡器製作所の鋳鉄のリフト・クレーン型、鎌長製衡の MW-2型、田中衡機工業所の鋳鉄台型分銅です

等級と最大許容誤差

  • 等級は、精度の高い順に E1級・E2級・F1級・F2級・M1級・M2級です。日本の呼び方では、F1級が特級、F2級が1級、M1級が2級です
  • 村上衡器製作所の表(JIS B 7609:2008)で⁠は⁠、1kgの最大許容誤差は、E2級で1.6mg、F1級で5.0mg、F2級で16mg、M1級で50mg、M2級で160mgです
  • 合う等級は、分銅の最大許容誤差がはかりの目量の1/3以内に入るものです。エー・アンド・デイの例では、1kgの荷重を1gの精度で量るなら、M2級の1kg(160mg)で足ります
  • E2級はJISの対象外で、JISマークは付きません

ステンレスと鋳鉄

  • ステンレスは表面の処理が無く、質量が変わりにくく、さびにくい材質です
  • 鋳鉄は塗装がはがれやすく、磁気もおびやすいので質量が変わりやすい一方、安く作れます
  • 比較ページの円筒分銅は、3製品とも非磁性ステンレスです。枕形と大型には鋳鉄の型があります

校正周期とJCSS校正

  • 鎌長製衡の解説では、JCSS分銅の校正周期は持ち主が決め、ステンレスなどは3年、鋳鉄は1年を推奨しています
  • 計量法の基準器検査は、特級(F1)が3年、1級以下は鋳鉄以外が5年、鋳鉄が1年です
  • 村上衡器製作所と鎌長製衡は、JCSSのロゴ付きの校正証明書を別料金で発行します。エー・アンド・デイは、JCSSか一般校正の証明書を選べます

値段

  • F1級の1kgの円筒分銅は、エー・アンド・デイの AD1603-1KF1 が26,000円、村上衡器製作所が41,600円、大正天びん製作所の F1CSO-1K が45,000円です(どれも税抜)
  • 枕形の20kgは、エー・アンド・デイの鋳鉄の AD1606-20KM1(M1級)が22,000円、大正天びん製作所のステンレスの F1RS-20K(F1級)が166,500円です⁠(税抜)
  • 大型分銅は、村上衡器製作所の鋳鉄のリフト・クレーン型が、M1級の1000kgで1,165,000円(税抜)⁠で⁠す⁠。荷造費と運賃は別です
  • 鎌長製衡と田中衡機工業所は、公式に値段を出していません
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