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GUIDE / EARTH-TESTER

接地抵抗計(アーステスター)⁠と⁠は⁠?種類・A種〜D種の基準・三線式と二線式の測り方

電気設備の接地工事の検査や定期点検で使う業務用の接地抵抗計(アーステスター)の種類(デジタル・アナログ・クランプ式⁠)⁠、A種〜D種の接地抵抗値の基準、三線式と二線式の違い、地電圧の確かめ方、記録の残し方を、メーカーの公式資料と電気設備の技術基準の解釈をもとにまとめました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

接地抵抗計は、接地極と大地の間の抵抗を測り、接地工事が基準どおりかを確かめる測定器で、アーステスターとも呼びます。選ぶときは「補助接地棒を打てる場所か」「数字で読むか針で読むか」「記録を残すか」「屋外で使うか(防じん・防水)」の4つを先に決めます。

接地抵抗計(アーステスター)⁠と⁠⁠⁠⁠は

接地抵抗計は、地面に埋めた接地極と大地の間の抵抗をΩで測る測定器です。接地工事には種類ごとに接地抵抗値の基準があり、竣工検査や定期点検で測って、基準を満たしているかを確かめます。

比較ページには、電気工事・設備保全で持ち歩いて使う業務用の接地抵抗計を、種類ごとに代表の型式で載せています。絶縁抵抗計、クランプメータ、漏れ電流だけを測るクランプリーカー、据え置きの接地監視装置は載せていません。

3つの種類

デジタル接地抵抗計

  • 補助接地棒を打って測り、値を数字で表示する
  • 横河計測のEY200は、0〜1999Ωを3つのレンジで測る
  • フルークの1625-2は、3極・4極の電位降下法や選択的測定もでき、メモリーに1500件ためられる

アナログ接地抵抗計

  • 補助接地棒を打って測り、値を針で直接読む
  • 三和電気計器のPDR302とカスタムのET-01Uは、A種〜D種の接地の測定に使える
  • 電池で動き、軽く持ち運べる

クランプ式接地抵抗計

  • 接地線をはさんでボタンを押すだけで、接地のループ抵抗を測る
  • 補助接地棒を打てない舗装の上や建物の中でも測れる
  • マルチ計測器のMET-10Xとフルークの1630-2は、接地線の電流も測れる

A種〜D種の接地抵抗値の基準

電気設備の技術基準の解釈の第17条で、接地工事の種類ごとに次の値以下と決まっています。

  • A種接地工事は、10Ω以下
  • C種接地工事は、10Ω以下
  • D種接地工事は、100Ω以下

低圧の電路に、地絡のとき0.5秒以内に自動で遮断する装置を付けるときは、C種とD種は500Ω以下まで認められます。

三線式と二線式の違い

  • 三線式(3極法)は⁠、補助接地棒を2本打って測る精密測定。カスタムのET-01Uでは、測る接地極から5〜10mの間隔で一直線に打ち込む
  • 二線式(2極法)は⁠、既存の接地極を使って手早く測る簡易測定。ET-01Uでは、D種接地の測定に使える
  • 三和電気計器のPDR302は、別売のアダプタで2電極法の測定もできる

測る前に確かめること

  • 地電圧を測る。地電圧があると接地抵抗の値がずれる
  • 補助接地棒の状態を確かめる。カスタムのET-01UはOKランプ、三和電気計器のPDR302は警告ランプで知らせる
  • 屋外で使うなら、防じん・防水の等級を見る。フルークの1625-2はケースがIP56、横河計測のEY200はIP54

記録を残すには

  • フルークの1625-2は、メモリーに最大1500⁠件ためてUSBで取り出せる
  • フルークの1630-2は、決めた間隔で最大32,760⁠件を記録できる
  • マルチ計測器のMET-10Xは、Bluetoothでスマートフォンにつないでデータを残せる
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