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GUIDE / DIAL-GAUGE

ダイヤルゲージとは?種類・てこ式との違い・使い方・読み方と選び方

工場の品質管理や機械の芯出しで使うダイヤルゲージの種類(スピンドル式・てこ式・デジタルインジケータ⁠)⁠、各部の名称、使い方と読み方、精度(指示誤差)とJIS B 7503、固定のしかたを、メーカーの公式資料と規格の資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

ダイヤルゲージは、測定子の小さな動きを歯車で拡大して、針や数字で読む測定器です。スピンドルが上下に動くダイヤルゲージ、細い測定子が振れるてこ式、数字で出すデジタルインジケータの3つに分かれます。選ぶときは「動く量(測定範囲)」「どこまで細かく読むか(目量)」「測る所の広さ」「測った値を記録するか」の4つを先に決めます。

ダイヤルゲージとは

ダイヤルゲージは、ダイヤルインジケータとも呼ぶ測定器です。テクロックのカタログでは、ダイヤルゲージはふつう単独では使わず、ステムか背面を治具に固定し、測定台と測定子で部品を挟んで、動いた量を短針と長針で読むと説明しています。

使い方は大きく2つです。

  • 比較測定:基準のブロックや部品で針を0に合わせ、その差を読む
  • 直接測定:測定子の動いた量を、そのまま寸法として読む

比較ページには、工場の品質管理・機械の芯出しで使う業務用のダイヤルゲージ・てこ式ダイヤルゲージ・デジタルインジケータを、方式ごとに代表の型式で載せています。ノギス・マイクロメータ、ダイヤルゲージを組み込んだシリンダゲージや厚さ計、スタンドだけの製品は載せていません。

各部の名称

テクロックのカタログでは、ダイヤルゲージの各部を次のように呼びます。

  • 目盛板・長針・短針:針で読む部分。長針で細かい目盛、短針で長針の回転数を読む
  • 外枠:目盛板のまわりの枠
  • ステム:本体をスタンドや治具に固定する軸
  • スピンドル:上下に動く軸
  • 測定子:スピンドルの先に付けて、部品に当てる部分
  • リミッタ:公差の範囲に合わせて置く目印

3つの種類

  • ダイヤルゲージ(スピンドル式):目量0.01mm・測定範囲10mmが標準。高さの差や平面の凹凸を当たる
  • てこ式ダイヤルゲージ(テストインジケータ・ピックテスター):測定範囲0.8mmほどと狭いが、細かな動きに敏感。芯出しや振れの測定に使う
  • デジタルインジケータ:最小表示量0.001mmの型が多い。測定値をケーブルやBluetoothでパソコンへ送れる

使い方と読み方

ミツトヨの資料では、次の順に使います。

  • スピンドルや針の動きがなめらかか、測定子がゆるんでいないかを確かめる
  • スピンドルを、測る方向と平行に取り付ける(角度がつくと読みに誤差が入る)
  • 測定範囲の真ん中で基点を合わせる(思ったより大きい寸法が出ても読める)
  • 使ったあとは乾いた布で拭き、スピンドルに油をささない

読むときは、短針で長針が何回転したかを読み、長針の目盛を足します。ミツトヨの2046Aは目量0.01mmで、長針1回転が1mmです。

てこ式ダイヤルゲージの使い方

  • 測定子は、測る方向に対して90°の姿勢になるように取り付ける
  • 測定子は、メーカーと型式で決まった長さのものを使う
  • 測定子に油をささない

精度の見方

ダイヤルゲージの規格はJIS B 7503:2017で、目量0.01mm・0.005mm・0.002mm・0.001mmのダイヤルゲージの設計仕様と性能を決めています。てこ式ダイヤルゲージはJIS B 7533です。

比べるときは「全測定範囲の指示誤差」どうしで見ます。

  • 目量0.01mm・測定範囲10mm:13〜20μm(比較ページの5製品)
  • てこ式・測定範囲0.8mm:9〜13μm(比較ページの4製品)

選び方

  • 動く量が数mmある所はスピンドル式、狭い所や芯出しはてこ式
  • 読み違いをなくしたい、測った値を記録したいならデジタル
  • 切削液がかかる所は、保護等級(IP54など)や油が入りにくい作りを確かめる
  • 値段は、同じ方式・同じ目量と測定範囲でそろえて比べる
  • スタンドやマグネットベースは別売が多いので、一緒に見積もる
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