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GUIDE / DENKI-EIDOU-SOUCHI

電気泳動装置とは?種類(縦型スラブ・サブマリン・電源装置・カセット式)と、ゲルサイズ・同時泳動枚数・電圧・価格の選び方

タンパク質や核酸をゲルで分ける電気泳動装置の4つの種類、縦型とサブマリンの違い、ミニゲルの同時泳動枚数、スマイリングの防ぎ方、電源装置の電圧と電流、カセット式、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

電気泳動装置は、ゲルに電気を流し、タンパク質や核酸を大きさごとに分ける装置です。泳動槽とも呼びます。ゲル板を立てる縦型スラブ、ゲルを沈めて寝かせるサブマリン、電気を送る電源装置、ゲルをカセットで差すカセット式に分かれます。選ぶときは「何を分けるか」「一度に何枚流すか」「電源を別に買うか」の3つを先に決めます。

電気泳動装置とは

電気泳動装置は、ゲルに電気を流して、タンパク質やDNA・RNAを大きさごとに分ける装置です。小さい分子ほどゲルの網目を速く進むので、バンドの位置で大きさがわかります。研究室のSDS-PAGEやウェスタンブロットの前の泳動から、PCRで増えたDNAの確認まで使います。

比較ページには、自社で作るか自社のブランドで売る会社(海外メーカーは日本法人)の電気泳動装置を、各社の代表の型の単位で載せています。泳動試薬・既製ゲル・部品だけの品・ゲル撮影装置は載せていません。

4つの種類

  • 縦型スラブは、2枚の板ではさんだゲルを立てて流す型で、主にタンパク質に使います。例はアトーのWSE-1165、バイオクラフトのBE-220G、日本エイドーのNA-1020です
  • サブマリンは、アガロースゲルを緩衝液に沈めて寝かせて流す型で、主に核酸に使います。例はアトーのWSE-1710と、ミューピッドのMupid-exUです
  • 電源装置は、泳動槽やブロッティング装置に電気を送ります。例はバイオクラフトのBP-T5です
  • カセット式は、先に作られたゲルのカセットを差して流します。例はサーモフィッシャーのE-Gel Power Snap Plusです

縦型とサブマリンの違い

  • 縦型は、上の槽から下の槽へ電気を流し、ポリアクリルアミドゲルでタンパク質を分けます
  • サブマリンは、ゲルを緩衝液に沈めたまま横に流し、アガロースゲルで核酸を分けます
  • アトーは、縦型のWSE-1165とサブマリンのWSE-1710を分けて出しています

同時泳動枚数と検体数

  • アトーのWSE-1165は、ミニゲルを1枚または2枚流せます
  • バイオクラフトのBE-220Gはツインタイプで、ゲル板を2枚流せます
  • ミューピッドのMupid-exUは、コームを4本立てて最大96検体を流せます
  • アトーのWSE-1710は、大きいトレイで22検体です

スマイリングと冷却

  • ゲルの真ん中と端で温度がずれると、バンドが曲がります
  • アトーのWSE-1165は、上下の緩衝液でゲル板を両面から恒温します
  • バイオクラフトのBE-220Gは、片面か両面から冷やせます。緩衝液は両面冷却で800mLです

電源装置

  • 電源を積んだサブマリン装置なら、電源装置は要りません。アトーのWSE-1710は50V・100V・150V、Mupid-exUは18Vから135Vまで7段です
  • 縦型の泳動槽には、電源装置を別に用意します
  • バイオクラフトのBP-T5は、3〜500V・3〜400mA・最大60Wです
  • ブロッティングのように大きな電流が要るなら、バイオクラフトには最大200V・2Aの型もあります

値段

  • 値段を公式に出しているのはアトー・バイオクラフト・ミューピッドの3社です
  • アトーのWSE-1710は49,800円、WSE-1165は99,000円です
  • バイオクラフトのBE-220Gは86,000円、BP-T5は90,000円です
  • ミューピッドのMupid-exUは、希望小売価格75,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • サーモフィッシャーと日本エイドーの製品は見積もりです
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