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GUIDE / CO2-SENSOR

CO2センサーとは?業務用の二酸化炭素濃度計の種類・測定方式・精度・出力の選び方

事務所・店舗・工場・農業ハウスで使うCO2センサー・二酸化炭素濃度計について、濃度計・変換器・組込みモジュールの違いと、NDIR・光音響NDIR、測定範囲・精度・電源・出力・校正・価格の確認点を公式資料からまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

CO2センサーは、空気中の二酸化炭素の濃度を測る機器です。換気前後を記録するなら表示・記録する濃度計、空調や農業ハウスの設備へつなぐなら変換器、機器を開発するなら組込みモジュールを選びます。測りたい濃度の範囲を決め、精度の条件・電源・出力を確認します。

CO2センサーとは

CO2センサーは、二酸化炭素の濃度を測って、表示器や電気信号で知らせる機器です。表示器のある完成品は、二酸化炭素濃度計・CO2モニターとも呼びます。換気状況の記録、建物の空調制御、農業ハウスのCO2管理に使います。

メーカー比較では、日本法人のあるメーカーの自社製品・グループ製品を型式で比べています。可燃性ガスの漏れ探知器やマルチガス機はガス検知器の比較⁠で扱い、ここではCO2を直接測る機器に絞りました。輸入販売元扱いの海外ブランド、家庭用だけの品、消耗品、販売終了品は含みません。

使い方で分ける種類

  • 表示・記録する濃度計は、換気前後の変化を記録します。TR-76UiはCO2濃度と温湿度を記録し、USBでPCへ転送できます
  • 設備へつなぐ変換器は、制御盤へ信号を送ります。MA1102-00は壁取付、CY7102T1P01は天井用、CY8100C1001はダクト用です
  • 組込みモジュールは、基板に取り付け、マイコンなどで読み出します。SCD30・SCD43・CDM7162-C00は、表示器や筐体を備えた完成品と分けて発注します

測定方式と範囲の見方

NDIR方式は、気体が特定の波長の赤外線を吸収する性質を使います。CDM7162-C00は単光源二波長方式で、CO2が吸収する波長と比較用の波長を使います。SCD43は光音響NDIR方式です(⁠村田製作所の解説、フィガロ技研の測定原理、SCD43の製品情報⁠)⁠。

  • SCD43の指定測定範囲は、400〜5,000ppmです。CO2出力範囲の0〜40,000ppmとは別で、出力範囲全体に同じ精度が付くわけではありません
  • TR-76Uiの測定範囲は、0〜9,999ppmです。ただし、精度の記載は5,000ppm以下で、自動校正が正常に動いていることが条件です
  • 農業向けのIMG-CA0012-12は、0〜3,000ppmを測ります。制御したい濃度が範囲に入るかを確認します

精度・電源・出力の選び方

精度は、どの温度・濃度・校正状態で成り立つ値かをそろえて比べます。GMW95の±(30ppm+読み値の2%)は20〜30℃の値です。CDM7162-C00の精度は工場出荷時の値で、使用後も無条件に続くという意味ではありません。

  • 記録をPCへ移すなら、TR-76UiはUSBを使えます。電池でも動きますが、AC電源なしの電池寿命は約2日間で、使用条件で変わります
  • 制御盤へつなぐなら、MA1102-00は4〜20mA、CY8100C1001は1〜5V、GMW95はModbus RTUです。受け側の入力と合わせます
  • 農業ハウスでは、IMG-CA0012-12の0〜5V出力とDC12V・DC24Vの電源仕様を確認します。ダクト用のCY8100C1001は、風速0.6m/s以上が使用条件です
  • SCD43はI2C接続で、DC2.4〜5.5Vを使います。設備の電源へ直接つながず、電源回路・通信・筐体を含めて設計します

各型式の値と公式仕様書は、比較表から確認できます。

校正・寿命と安全用途

CDM7162の自動補正は、定期的に外気相当のCO2濃度になる環境が条件です。常に人がいる場所やCO2を供給するハウスでは、その条件を満たせるか確認します。CY8100C1001は、無通電放置後の初期安定時間も確認して使います。

寿命と校正の間隔は別です。CY8100C1001の設計推奨使用期間は、定められた保守を前提に10年です。GMW90シリーズは校正済みの計測モジュールを交換できます(⁠アズビルの説明書、ヴァイサラの仕様書⁠)⁠。

警報があるだけで、人命保護に使えるとは判断できません。CDM7162-C00は人命にかかわる用途向けには設計されていません。安全管理では、対象ガス・濃度・警報・使用環境をメーカーに伝え、用途への適合を確認します。

価格と見積もり

TR-76Uiは、公式通販価格で59,400円(税込)⁠で⁠す⁠。モジュール単体や工事を伴う変換器の導入総額とは分けて比べます。発注前に、本体以外の取付金具・ケーブル・表示器・制御盤改修・工事の費用も確認し、モジュールは必要数量と組込み条件を伝えて見積もりを取ります。

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