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GUIDE / BURETTE

ビュレットとは?種類・使い方・目盛の読み方と、容量・許容差・価格の選び方

試験室の滴定で使うビュレットについて、手動活栓式・自動補液式・電動デジタル式の違い、ピペットとの使い分け、最小目盛と許容差、びんや接続部品の手配を、メーカーの公式資料で確かめます。

2026年10月28日更新

この記事の答え

ビュレットは、滴定液を少量ずつ加え、加えた液の体積を測る器具です。先に「滴定で加える量」「許容できる誤差」「補液と滴下の操作」を決めます。自動補液式はびんから液を補う型で、終点を自動判定する滴定装置とは区別します。

ビュレットとは

滴定では、液を少しずつ加えながら終点を確かめます。ビュレットは、その滴下量を測る器具です。ビューレットとも呼び、目盛の付いたガラス管とコックを使う型のほか、電動で液を送る型があります。

ビュレットのメーカー比較では、国内メーカーと日本法人が扱う自社グループ製品を、容量を固定した品番・構成で比べています。液を量り取って移すピペットや、終点を自動判定する完成した自動滴定装置は分けています。

手動・自動補液・電動の違い

  • 手動活栓式は、コックを手で開閉して滴下します。AGCテクノグラスの2103BURET25Sと、クライミングのCL2085-02-10は、容量25mLの型です
  • 自動補液式は、試薬びんとつないで液を補います。IWAKIのF-2103BURET25Sは平面ジョイント式、クライミングのCL2200-02-20はゴム栓式です。滴下と終点の判断は人が行います
  • 電動デジタル式は、表示を見ながらボタンなどで液を送ります。京都電子工業のAPB-610は手動滴定と定量注入に使えます。メトロームのEco Dosimatはスターラーとタッチディスプレイを内蔵しています

クライミングのカタログは、活栓と先管が本体と一体の型に加えて、先管と本体をゴム管でつなぐモール型も説明しています。モール型では、開閉でゴム管の体積が変わることや、気泡がたまることに注意します。

容量・最小目盛・許容差を分けて選ぶ

容量は、ビュレットに入る量です。最小目盛は目盛の間隔、許容差は製品に示された体積の誤差で、同じ数値ではありません。

  • IWAKIの2103BURET25Sは、容量25mL、一目盛0.1mL、許容誤差±0.03mLです。JISクラスAの表示があります
  • クライミングのCL2085-02-10も、容量25mL、一目盛0.1mL、許容誤差±0.03mLです。ほうけい酸ガラス-1を使うJIS R 3505クラスA規格品です
  • APB-610は、標準の20mLビュレットで精度±0.02mLです。ガラス管の目盛間隔と電動式の最小表示は別に扱い、表示の細かさだけで精度を決めません
  • Eco Dosimatは、比較ページでは20mLのシリンダーを選ぶ構成です。装置本体と選択するシリンダーを、見積もりで一緒に指定します

使い方と目盛の読み方

クライミングのガラス体積計の解説では、水際の最も深い部分を、目盛線の上縁を通る水平面に合わせて読みます。青線付きの管では、液面で屈折して青線が最も狭く見える部分を読み取ります。

  • 目盛は液面と同じ高さから読みます。青筋は水際を見やすくする仕組みで、IWAKIもメニスカスを読みやすい青線として説明しています
  • ガラス管のビュレットは、常にゼロ点から測り始めます。クライミングは、管の内側に残る液の影響から、続けて流した場合と途中で区切った場合では排出量が同じにならないと説明しています
  • 電動式でも終点を目視する手動滴定では、人が滴下を止めます。Eco Dosimatのプッシュボタン操作は、終点の自動検出とは分けて考えます

びん・材質・コックの確認

  • F-2103BURET25Sは、25mLの本体と2,000mLの白色びんを組み合わせた型です。ゴム球・カルシウム管・ゴム管・ピンチコック・ジョイントクランプが付属します
  • CL2200-02-20は、25mLの本体のみです。カタログは2,000mLのびんを指定しているため、びんと接続部品の手配範囲を確認します
  • CL2085-02-10はほうけい酸ガラスとテフロンコックを使います。APB-610の接液部はPTFE・硼珪酸ガラス・セラミックです。使用液が触れる箇所を分けて確認します

価格と発注時に伝えること

クライミングのメーカー直販では、CL2085-02-10が18,700円、CL2200-02-20が40,810円です。どちらも税込で、2026年10月28日に確認した表示額です。後者は本体のみで、びん付きの型とは購入範囲が違います。

IWAKIの公式ページでは、2103BURET25Sの標準価格が20,220円、びん付きのF-2103BURET25Sが59,900円です。当該ページには税区分の記載がないため、見積もりで確認します。

発注時は、品番に加え、容量・目盛・許容差・使用液・びんの有無・校正書類の必要性を伝えます。電動式はシリンダー容量と、チューブ・チップなどを含めた構成をそろえて見積もりを取ります。

出典は、IWAKIのビューレットと自動ビューレット、クライミングのカタログ、APB-610、Eco Dosimatです。価格は比較ページの製品別の公式リンクでも確認できます。

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