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GUIDE / BEAKER

ビーカーとは?ガラス・樹脂・トール形の違いと容量・耐熱温度・価格の選び方

研究室・品質管理・学校で使うビーカーの材質、標準形とトール形の違い、目安目盛の精度、耐熱温度と耐熱温度差、取っ手付き・オートクレーブ対応の選び方を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年10月27日更新

この記事の答え

ビーカーは、液体を受け、混ぜ、注ぐための実験用容器です。先に「扱う薬品と温度」「必要な容量と形」「目盛でどこまで確認するか」を決めます。目安目盛で正確な体積を量らず、ガラスの耐熱温度差を使用温度の上限と取り違えないことが選ぶ際の要点です。

ビーカーとは

ビーカーは、広い口と注ぎ口を備えた実験用容器です。液体の混合・加熱・移し替えに使います。透明なガラスや樹脂なら、中の液体を見ながら作業できます。

メーカー比較では、ガラス標準形・ガラストール形・PPやTPXの樹脂製・PFAやPTFEのフッ素樹脂製を載せています。メスシリンダー、漏斗、フラスコ、家庭用だけの計量カップ、蓋やホルダー単体は分けています。

材質と形状を分けて選ぶ

  • ガラス標準形は、混合・加熱・注ぐ操作を行う基本の形です。ハリオサイエンスのB-100 SCIは、口がフレア状に開き、液だれしにくい注ぎ口を備えています
  • ガラストール形は背が高く、ハリオサイエンスは加熱時の吹きこぼれや蒸発を抑える形として案内しています。同社のTB-500 SCIは、胴外径77mm、高さ150mmです
  • PPやTPXの樹脂製は、取っ手の有無や目盛の見やすさを選べます。ニッコー・ハンセンの610404は、青色目盛のPP製です
  • PFAやPTFEのフッ素樹脂製は、材質の指定と本体の作りを確認します。フロン工業のF-1073-010は継ぎ目のないPTFE製、F-1201-001は把手も一体成形したPFA製です

材質名だけで薬品への適否を決めず、薬品名・濃度・温度・使用時間をメーカーへ伝えます。取っ手付きでも、本体と取っ手の作りは製品によって違います。

目盛間隔と計量精度の違い

目盛の間隔が細かいことと、正確に体積を量れることは別です。ハリオサイエンスの説明では、目安目盛の精度は最大表示容量の±5%の範囲内です。正確な計量にはメスシリンダー等を使うよう案内しています。

  • サンプラテックのTPX製01041は、容量100mL、目盛間隔10mLです。この間隔を許容誤差とは読み替えません
  • ニッコー・ハンセンの300774は、容量1L、目安目盛50mLです
  • 三商の茶色ビーカー82-0432は、容量100mLで目盛がありません。液量を別の器具で量る作業では、目盛無しも選べます

正確な体積を測る器具はメスシリンダーの比較で、目盛間隔と許容誤差を分けて確認できます。

耐熱温度と耐熱温度差

ガラス製品の「耐熱温度差」は⁠、樹脂製品の「耐熱温度」と同じ数値ではありません。ハリオサイエンスのH-32耐熱ガラスは、耐熱温度差120℃です。これを使用温度の上限120℃と解釈しません。

  • サンプラテックのPP製01024は、耐熱温度120℃です
  • サンプラテックのTPX製01041は、耐熱温度170℃です
  • ニッコー・ハンセンのPP手付ビーカー300774は、使用温度範囲0〜121℃です
  • ハリオサイエンスは、局部加熱を避け、セラミック付き金網などで均一に加熱する使い方を案内しています。ガラスだからという理由で、どの加熱方法でも使えるとは判断しません

温度の数値が公式に書かれていない製品は、別の製品の値で埋めず、使用条件を問い合わせます。

容量・寸法・取っ手を確認する

容量が同じでも、高さや外径、取っ手の張り出しは違います。スターラーの天板、恒温槽、収納棚に置くなら、置き場所の寸法も先に確認します。

  • ハリオサイエンスのB-100 SCIは、容量100mL、胴外径55mm、高さ73mmです
  • AGCテクノグラスの新仕様1000BK100Nは、容量100mL、外径55mm、高さ70mmです。旧品種1000BK100から切替の案内があり、発注時は末尾まで確認します
  • フロンケミカルのNR1690-001は、容量1L、口径126mm、中央部胴径107mm、高さ162mmの取っ手付きPFA製です

ニッコー・ハンセンの300774は、取っ手まで一体成型しています。フロン工業のF-1201-001も、把手を一体成形し、肉厚の本体を通して液面を肉眼で確認できると案内しています。

オートクレーブと繰り返し使用

耐熱温度の数字だけで滅菌の可否を決めません。製品の公式資料で、オートクレーブに使えることを確認します。

  • サンプラテックのTPX製01041は、オートクレーブ可の記載があります
  • ニッコー・ハンセンのPP製300774も、オートクレーブ可の記載があります
  • 瑞穂化成のPP製0044・0054も、オートクレーブ可の記載があります。0044は取っ手無し、0054は取っ手付きです

滅菌の温度・時間・回数は、現場の工程と製品の条件を照らし合わせます。異なる容量を積み重ねてしまうなら、ニッコー・ハンセンの青色目盛品のように、積み重ねを公式に案内する型を選べます。

価格と発注単位

比較表の価格は、確認日に公式で表示されていた値です。材質・容量が違う製品の単価を、そのまま同等品の価格差として扱いません。

  • ハリオサイエンスのB-100 SCIは、希望小売価格が1個530円税抜です
  • ハリオサイエンスのTB-500 SCIは、希望小売価格が1個1,720円税抜です
  • ニッコー・ハンセンのPP手付ビーカー300774は、販売単位価格が1個436円税抜です
  • フロン工業のPFA手付ビーカーF-1201-001は、1個54,280円税抜です

サンプラテックとAGCの取得ページでは税区分を確定できないため、その旨を価格に添えています。AGCの外箱入数やサンプラテックの参考入数を、表示単価の対象数量と取り違えないようにします。

出典

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