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GUIDE / AUTOMATIC-LEVEL

オートレベルとは?建設現場で使うオートレベル(自動レベル)の種類(高精度型・標準型)と⁠、精度・倍率・防水・価格の選び方

建設・土木の現場で高さの差を測るオートレベル(自動レベル)の仕組み、1km往復標準偏差の見方、国土地理院の3級レベル、倍率と最短合焦距離、防水の等級、振り子の止め方、点検と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

オートレベルは、建設現場で高さの差を測る、自動で水平を保つ光学式のレベルです。自動レベルとも呼びます。中の振り子が本体の傾きを補正するので、円形気泡管でおおまかに水平にすれば測れます。選ぶときは「どこまでの精度が要るか(1km往復の標準偏差)」「公共測量に使うか(国土地理院の登録の級)⁠」「雨やほこりの中で使うか(防水の等級)」の3つを先に決めます。

オートレベルとは

オートレベルは、三脚に据えて望遠鏡で標尺(スタッフ)⁠を⁠読⁠み⁠、2点の高さの差を測る光学式のレベルです。中に自動補正機構があり、本体が少し傾いていても視準線を水平に保ちます。トプコンの説明では、振り子が素早く止まり、本体の傾きにかかわらず視準線を水平に保ちます。

比較ページには、自社で作るか自社のブランドで売るオートレベルを、各社の代表の機種で載せています。レーザー墨出し器、回転レーザー、デジタルレベル、トータルステーションは載せていません。

2つの種類

  • 高精度型は、1km往復の標準偏差が1.0mm以下の機種です。トプコンの AT-B2 と TIアサヒの AL-M32 は0.7mm、STSの 32XG は1.0mmです
  • 標準型は、1km往復の標準偏差が1.5〜2.0mmの機種です。ニコンの AP-8、ライカの NA728、マイゾックスの GEO-32MD は1.5mm、タジマの TAT-X32 とムラテックKDSの RXV-28 は2.0mmです

精度と公共測量

  • 精度は、1kmを往復して測ったときのばらつき(標準偏差)で比べます。数字が小さいほど精度が高い機種です
  • 公共測量に使うなら、国土地理院の測量機種登録の級を見ます。トプコンの AT-B2 は3級レベル、TIアサヒの AL-M32 とニコンの AP-8 も3級です
  • トプコンは、AT-B2 に光学マイクロメーターを付けて機器検定を受ければ、2級水準測量にも使えると案内しています。光学マイクロメーターを付けると、0.1mmまで高さを読めます

倍率と最短合焦距離

  • このページの機種の倍率は、28倍と32倍です。倍率が高いほど、遠くの標尺の目盛りが大きく見えます
  • 狭い室内では、近くの標尺にピントが合う距離(最短合焦距離)を見ます。トプコンの AT-B2 は望遠鏡の先から20cm、STSの 32XG は30cm、ニコンの AP-8 は75cmです

防水と振動

  • 雨の現場で使うなら、防水の等級を見ます。ライカの NA728 はIP57で、水につかったあとも水準測量を続けられる造りです。タジマの TAT-X32 とムラテックKDSの RXV-28 はIP66、トプコンの AT-B2 はIPX6です
  • 振り子の揺れの止め方は、トプコンが磁気制動、ニコン・マイゾックス・STSがマグネットダンパーです。TIアサヒは特殊金属リボンでつるす懸垂式です
  • 濡れたらよく拭き、乾かしてからケースにしまいます

点検と値段

  • ムラテックKDSは、精度を保つために年に1〜2回の定期点検を勧めています。校正証明書付きの RXV-28 CT は63,800円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 値段を公式に出しているのは、タジマとムラテックKDSです。タジマの TAT-X32 は57,750円(税込)、ムラテックKDSの RXV-28 は50,600円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • トプコン・ニコン・ライカなどは値段を出していないので、販売店から見積もりを取ります
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