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GUIDE / ATSURYOKU-SENSOR

圧力センサとは?種類と選び方・圧力スイッチと圧力伝送器の違い・出力の決め方

圧力センサ(圧力センサー)の種類(デジタル圧力スイッチ・アナログ出力の小型圧力センサ・プロセス用の圧力伝送器⁠)の違いと選び方、ゲージ圧・絶対圧・差圧の違い、4〜20mAと1〜5Vの出力の決め方、接液部と保護等級の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

圧力センサは、気体や液体の圧力を測って電気の信号に変える機器です。選ぶときは「何を測るか(空気か液体か)」「どの圧力を測るか(ゲージ圧・絶対圧・差圧)」「信号を何に渡すか(ON・OFF、1〜5V、4〜20mA)」「置く場所(水・油がかかるか、防爆か)」の4つを先に決めます。

圧力センサとは

圧力センサ(圧力センサー)は⁠、圧力を受ける薄い板(ダイアフラム)のたわみを電気の量に変え、圧力に応じた信号を出す機器です。針で見せるだけのブルドン管の圧力計と違い、PLCや制御装置が値を読めるので、圧力が下がったら機械を止める、値を記録する、といった使い方ができます。

比較ページには、工場の設備・空圧・油圧・プロセスで使う業務用の圧力センサを、方式ごとに代表の型式で載せています。表示だけの圧力計、ロードセル、温度センサー、家庭用・車のタイヤ用は載せていません。

3つの方式

デジタル圧力スイッチ(表示つき)

本体に表示があり、決めたしきい値でON・OFFを出します。

  • 空気の元圧の確認や、吸着パッドの吸着の確認に使う
  • 画面を見ながら、その場でしきい値を変えられる
  • パナソニック インダストリーのDP‑102Zは比較出力を2つ持ち、1つを警報に回せる
  • 水や油がかかる所は、キーエンスのGP‑M010のようなIP67の耐環境型を選ぶ

圧力センサ(アナログ出力の小型)

表示の無い小さな本体で、圧力に比例した電圧や電流を出します。

  • 機械や装置に組み込み、PLCや計測器が値を読む
  • 長野計器のKM31は0〜5V・1〜5V・4〜20mAから出力を選べる
  • 共和電業のPGM‑Hは、ひずみ測定器につないで試験や研究で使う

圧力伝送器(プロセス用・4〜20mA)

プラントの配管やタンクに付け、圧力や差圧を4〜20mAで計装室へ送ります。

  • 精度と長期安定性が高い(アズビル⁠のGTX60Gは±0.04%)
  • 防爆や安全計装(SIL)の認証を持つ型がある
  • 差圧伝送器(富士電機のFKC‑6など)は⁠、圧力差から流量や液位を測る

選び方

1. 測る流体と接液部の材質

  • 空気や不燃性のガスだけなら、空気用のデジタル圧力スイッチで足りる
  • 水・油・薬液を測るなら、液体に使える型を選び、接液部(ダイアフラム・継手)の材質を確かめる
  • 腐食する流体は、ハステロイやタンタルのダイアフラムを選べる型にする

2. 圧力の種類とレンジ

  • ゲージ圧:大気圧を0とした圧力。ふつうの配管の圧力
  • 絶対圧:真空を0とした圧力。真空の度合いを測るとき
  • 差圧:2か所の圧力の差。流量・液位・フィルタの詰まり
  • 連成圧:負圧から正圧までを1台で
  • レンジは、ふだんの圧力が中ほどに来るものを選ぶ

3. 出力

  • ON・OFFで判定するだけなら、デジタル圧力スイッチの比較出力
  • 値をPLCで読むなら、1〜5Vか4〜20mA
  • 配線が長い・ノイズが多いなら、4〜20mAの電流出力
  • 設定や診断をつなぎたいなら、IO‑LinkやHART通信の型

4. 置く場所

  • 水や油がかかる所は、保護等級(IP65・IP67など)を見る
  • 振動の多い機械には、全溶接の構造や耐振動の数値を見る
  • 防爆エリアは、防爆の認証を持つ圧力伝送器にする

価格

値段を公開しているのは、パナソニック インダストリーのデジタル圧力センサ(DP‑102Zが標準価格10,800円)だけでした。ほかのメーカーは、型式・レンジ・継手・出力を伝えて見積もりを取ります。プロセス用の圧力伝送器は、防爆・材質・通信の指定で値段が大きく変わります。

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