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GUIDE / SLITTER

スリッターとは?フィルム・紙・金属箔を切るスリッター(スリッターリワインダー)の種類(1次・2次・ロールスリッター)と、原反幅・速度・切り方の選び方

幅の広い巻物を決まった幅に切り分けるスリッターの3つの種類、シャーカット・レザーカット・スコアカットの違い、原反幅・速度・最小のスリット幅の幅、値段と試し切りのしかたを、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

スリッターは、フィルム・紙・金属箔・不織布などの幅の広い巻物を、決まった幅に切り分ける機械です。スリッターリワインダーとも呼びます。製膜直後の広い原反を切る1次スリット用、加工後の原反を製品の幅に切る2次スリット用、巻いたロールを紙管ごと輪切りにするロールスリッターの3つに分かれます。どの会社も値段は公式に出しておらず、仕様を決めて見積もりをとります。

スリッターとは

スリッターは、長く巻いた原反を送り出し、流れの向きに刃を入れて決まった幅に切り、別の芯に巻き直す機械です。フィルム・紙・不織布・金属箔・粘着テープの工場で使います。不二鉄工所は、原反巻出装置・張力付加装置・スリット装置・タッチローラ装置・巻取軸の組み合わせで説明しています。

比較ページには、日本の会社が自社で設計・製作するスリッターを、各社の代表の型式の単位で載せています。印刷した紙を枚葉で切るスリッター、金属コイルの大型スリッターライン、刃だけ・中古機・改造は載せていません。

3つの種類

  • 広幅・高速型(1次スリット)は、製膜したばかりの広い原反を切ります。片岡機械製作所の KA800型は、フィルム幅2〜8mです
  • 中幅・小幅型(2次スリット)は、加工後の原反やテープ・電池材料を製品の幅に切ります。片岡機械製作所の KE70型は、フィルム幅1.2〜2.1mです
  • ロールスリッター(輪切り型)は、巻いたロールを紙管ごとチップソーで切ります。キンダイの KC-316A は、原反幅1600mmまでです

切り方の違い

  • シャーカットは、上刃と下刃ではさむように切ります。萩原工業・小船鉄工所・アイムエンジニアリングの機種が使います
  • レザーカットは、かみそりの刃を当てて切ります。萩原工業の HTH-928 と高進製作所の HBR-1600 は、シャーカットと両方使えます
  • スコアカットは、丸刃を受けロールに押し当てて切ります。高進製作所の HB-1300 は、3つの切り方がそろっています
  • キンダイは、材質と厚みでこの3つから選ぶとしています

速度と幅

  • 広幅の機械が速く、不二鉄工所の WS231 は最高1000m/min、萩原工業の HTH-928 と片岡機械製作所の KA800型は800m/minです
  • 2次スリット用では、アイムエンジニアリングの IMS-200 は400m/min、高進製作所の HBR-1600 は300m/minです
  • 細く切るなら、萩原工業の HNN-30+H2F は最小1.5mm、キンダイの KC-316A は最小2mm、高進製作所の2機種は最小9mmです

材料ごとの選び方

  • 粘着テープは、ロールに貼り付きにくい作りを選びます。高進製作所の HB-1300 は、ロールを高剥離シリコンゴムかフッ素コーティングにしています
  • 電池や銅箔の材料は、切り口がそろう機種を選びます。明産の ST-102 は、上下刃の接圧・ラップ量・トーイン角を数値で決められます
  • 小ロットで幅をよく変えるなら、段取りが簡単なロールスリッターが合います

値段と試し切り

  • このページの12製品は、どれも公式に値段を出していません。仕様を決めて見積もりをとります
  • 明産は社内にデモ機を置き、持ち込んだサンプルで刃合わせと切り口を確かめられます
  • 萩原工業は、仕様は条件で変わるので相談するよう書いています
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