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GUIDE / SERVO-PRESS

サーボプレスとは?板金用(クランク式)⁠・直動式・組み込みユニットの違いと、加圧能力・ストローク・価格の選び方

サーボモーターで動くサーボプレスの3つの種類、油圧プレスとの違い、メリットとデメリット、加圧能力とストローク数、圧入・カシメで見る精度と荷重の管理を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

サーボプレスは、サーボモーターでスライドを動かし、位置・速度・加圧力を数字で決めて押すプレス機械です。板金の打ち抜き・曲げ・絞りに使うクランク式、部品の圧入・カシメに使う直動式、自動機に組み込むユニットの3つに分かれます。選ぶときは「加圧能力」「ストローク」「荷重の管理」の3つを先に決めます。

サーボプレスとは

サーボプレスは、サーボモーターの回転をクランクやボールねじで上下の動きに変え、スライドやラムを押すプレス機械です。電動サーボプレスとも呼びます。速さ・止める位置・押す時間を加工に合わせて決められ、任意の位置で止めて保てます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るサーボプレスを、各社の代表の型式の単位で載せています。油圧プレス・プレスブレーキ・ハンドプレス・カシメ機は、それぞれのページで扱います。

3つの種類

  • 板金用(クランク・リンク式):下死点で大きな力が出ます。打ち抜き・曲げ・絞りに使います。例はアイダエンジニアリングのDSF-C1-800AとDSF-N2-1100、コマツ産機のH1F110-2、アマダプレスシステムのSDE-8018iIIIです
  • 直動式:ボールねじでラムをまっすぐ押します。止める位置と押す力を細かく決められます。例はジャノメのJPU-0055です
  • 組み込み用ユニット:押す部分とロードセルを1本にまとめ、自動機や専用機に組み込みます。例は第一電通のDPS-101R3-20FBと、アイエイアイのRCS3-RA20Rです

油圧プレスとの違い

  • 油圧プレスは常に油圧を起こすので、待っている間も電気を使います。サーボプレスは必要なときだけモーターを回します
  • 油圧プレスは作動油の漏れと臭いがあり、クリーンルームに向きません。直動式のサーボプレスは油を使いません

加圧能力とストローク

  • 板金用のサーボプレスは、アイダエンジニアリングのDSF-C1-800AとアマダプレスシステムのSDE-8018iIIIが800kN、コマツ産機のH1F110-2が1100kNです
  • ストローク長さは、DSF-C1-800Aが160mm、SDE-8018iIIIが180mm、H1F110-2が200mmです
  • ストローク数は、DSF-C1-800Aが1〜80min-1、H1F110-2が最大70min-1です。ストロークを短く使う振子運転にすると回数を上げられます
  • 直動式と組み込み用は力が小さく、ジャノメのJPU-0055は0.5kN、第一電通のDPS-101R3-20FBは最大推力10kNです

圧入・カシメで見るところ

  • 位置の繰返し精度は、ジャノメのJPU-0055が±0.005mm、第一電通のDPS-101R3-20FBとアイエイアイのRCS3-RA20Rが±0.01mmです
  • ロードセルで押す力を測れば、作業の良否を自動で判定できます
  • 人が部品を入れる卓上の型は、両手押しスイッチなどの安全の仕組みを付けます。ジャノメのJPシリーズ5には両手押しスイッチ仕様とクリーン仕様があります

値段と導入

  • このページに載せた7製品は、どれも公式に値段を出していません。見積もりで決まります
  • コマツ産機の解説では、初期導入コストが高いこと、制御の設定に専門の知識が必要なこと、用途によっては能力が余ることを注意点にしています
  • アマダプレスシステムは、SDE-iIIIシリーズの製品ページで中小企業経営強化税制を案内しています。対象になるかはメーカーと税理士に確かめます
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