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GUIDE / MECHANICAL-PRESS

機械プレス(クランクプレス)⁠と⁠は⁠?汎用・高速精密・ナックルリンクの違いと、加圧能力・ストローク数・価格の選び方

クランクやリンクでスライドを動かす機械プレスの3つの種類、C形とストレートサイドの違い、サーボプレスとの違い、加圧能力とストローク数、ダイハイトとボルスタ寸法の見方を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

機械プレスは、モーターで回したクランクやリンクでスライドを上下させ、金型で材料を押すプレス機械です。汎用のクランクプレス、毎分1,000回を超えて打つ高速精密プレス、下死点の近くでゆっくり押すナックル・リンクプレスの3つに分かれます。選ぶときは「加圧能力」「ストローク数」「フレームの形」の3つを先に決めます。

機械プレスとは

機械プレスは、フライホイールの回転をクラッチでつなぎ、クランクやリンクでスライドの上下に変えて押すプレス機械です。メカプレスやクランクプレスとも呼びます。コマツ産機の解説では、金型を使って0.1〜5秒で加工できるので、加工のコストが安く、大量生産に向きます。

比較ページには、日本の会社が自社で作る機械プレスを、各社の代表の型式の単位で載せています。サーボプレス・油圧プレス・プレスブレーキ・ハンドプレス・エアプレスは、それぞれのページで扱います。

3つの種類

  • 汎用クランクプレス:抜き・曲げ・絞りの単発加工から順送まで使います。例はアイダエンジニアリングのNS1-800と、アマダプレスシステムのTP-45FXです
  • 高速精密プレス:ストロークを短くして、毎分1,000回を超えて打ちます。例はニデックドライブテクノロジーのMate-3Ⅱと、能率機械製作所のLEM2120です
  • ナックル・リンクプレス:下死点の近くでスライドをゆっくり動かします。冷間鍛造や厚板の打ち抜きに使います。例はアマダプレスシステムのPDL-300、コマツ産機のL1B300-L、ニデックドライブテクノロジーのANEX-30 IIです

C形とストレートサイドの違い

  • C形は前と左右が開いていて、材料の出し入れがしやすい形です。コマツ産機のOBSは汎用のC型で、350〜2000kNです
  • ストレートサイドは四角い枠でスライドを支え、荷重をかけても口開きが起きません。アイダエンジニアリングのNS1は、一体型のストレートサイドフレームで口開きを無くしています
  • コマツ産機は、口開きの起きないE2Wで金型補修費を約5割減らせるとしています

クランクとリンクの違い

  • リンクプレスは、下死点の近くでスライドが遅くなります。コマツ産機のL1Bは、クランク機構より下死点付近のスライド速度が30〜40%遅く、金型への衝撃力は約40%減ります
  • アマダプレスシステムのPDLは、ナックル機構で下死点でほとんど止まるので、正確な塑性加工ができます
  • 汎用の板金の打ち抜きと曲げなら、クランクプレスで足ります

加圧能力とストローク数

  • 加圧能力は、能率機械製作所のLEM2120が200kN、アマダプレスシステムのTP-45FXが450kN、アイダエンジニアリングのNS1-800が800kN、コマツ産機のE2W110が1100kNです
  • ナックル・リンクプレスは大きく、PDL-300とL1B300-Lが3000kNです
  • ストローク数は、NS1-800が毎分75〜150回、TP-45FXが毎分55〜100回です。高速精密プレスでは、LEM2120が毎分1,500回まで、ANEX-30 IIが毎分1,400回までです

ダイハイトとボルスタ寸法

  • ダイハイトは、金型を入れられる高さです。NS1-800は300mm、E2W110は400mm、PDL-300とL1B300-Lは600mmです
  • ボルスタは金型を載せる台です。NS1-800は900×460mm、E2W110は1660×700mm、L1B300-Lは1000×1000mmです
  • 金型の大きさと高さに合わせて、加圧能力より先にこの2つを確かめます

サーボプレスとの違い

  • 機械プレスは、スライドの動きがクランクやリンクの形で決まります。同じ動きを速く繰り返す量産に向きます
  • サーボプレスは、モーターでスライドの速さや止める位置を変えられます。途中で止めたい加工や、モーションを変えたい絞りに使います

価格と選び方

  • このページに載せた8製品は、どれも公式に値段を出していません。加圧能力・フレームの形・送り装置などで変わるので、見積もりで決まります
  • 能率機械製作所は、プレス機械を全てオーダーメイドで作っています
  • アイダエンジニアリングは、NC1-EとNS1を税制優遇対象機種としています。対象になるかは、メーカーと税理士に確かめます
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