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GUIDE / MAKISENKI

巻線機とは?モーター・トランスのコイルを作る巻線機の種類(ノズル式・スピンドル式・フライヤー式・インサーター式)と、線径・回転数・大きさの選び方

銅線を巻いてモーターやトランスのコイルを作る巻線機(コイル巻線機)の4つの種類、ノズル式とフライヤー式の違い、使える線の太さ、回転数、電源と機械の大きさを、国内メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

巻線機は、銅線などを巻いて、モーターやトランスのコイルを作る機械です。コイル巻線機・自動巻線機とも呼びます。線の巻き方で、ノズルでコアに直接巻くノズル式、ボビンを回して巻くスピンドル式、フライヤーを回して巻くフライヤー式、巻いたコイルを挿し込むインサーター式に分かれます。選ぶときは「何のコイルを巻くか」「線の太さ」「一度に何個巻くか」の3つを先に決めます。

巻線機とは

巻線機は、エナメル線や平角線などを、モーターのコアやトランスのボビンに巻いてコイルを作る機械です。巻数と送りピッチを機械がそろえるので、手で巻くよりコイルの品質が安定します。

比較ページには、日本の会社が自社で作る巻線機を、各社の代表の型の単位で載せています。フィルムや紙を巻き取る巻取機(ワインダー)、巻線機の部品だけ、中古品は載せていません。

4つの種類

  • ノズル式は、線を通したノズルを動かしてステーターの歯に直接巻きます。NITTOKUのKAI-01H、ベステックのBX-2000-2M、三工機器のSW-36-3Nがこの型です
  • スピンドル式は、ボビンや巻型を付けた軸を回して巻きます。TNKのNX3600、吉田電材工業のYM-SERVOとYM-MINISERVO、久原製作所のEWR型がこの型です
  • フライヤー式は、フライヤーをワークのまわりで回して巻きます。NITTOKUのDF-0150と、小田原エンジニアリングのフライヤー式がこの型です
  • インサーター式は、巻いたコイルとウエッジをステーターのスロットへ挿し込みます。三工機器のGSW-2RPNと、小田原エンジニアリングのインサーター式がこの型です

何のコイルを巻くか

  • ブラシレスモーターのステーターは、ノズル式で直接巻きます
  • ブラシ付きモーターのアマチュアは、フライヤー式で巻きます
  • 交流モーターの分布巻きのステーターは、インサーター式で挿し込みます
  • トランス・リアクトル・センサーのボビンコイルは、スピンドル式で巻きます

線の太さ

  • 細線は、TNKのNX3600が直径0.02mmから巻けます
  • 太い線は、吉田電材工業のYM-SERVOが直径9.9mmまで巻けます
  • ステーター用のノズル式では、三工機器のSW-36-3Nが直径0.3〜1.6mm、NITTOKUのKAI-01Hが最大直径1.5mmです
  • 平角線は、吉田電材工業のYM-SERVOとYM-MINISERVOが巻けます

回転数と軸の数

  • 多軸のスピンドル機は速く、TNKのNX3600は最大16,000rpmで、スピンドルを4・6・8・12軸から選べます
  • フライヤー式のNITTOKU DF-0150は、フライヤーが最大3,000rpmです
  • 太線を巻く機械は遅く、三工機器のSW-36-3Nは800rpm、吉田電材工業のYM-SERVOは0〜320rpmです
  • 速度は線径やコイルの仕様で変わるので、巻くコイルを見せて決めます

電源と大きさ

  • 卓上の吉田電材工業 YM-MINISERVOは、AC100V 単相で動き、幅770mm×奥行500mm×高さ800mmです
  • 多くの機械はAC200V 3相で、エアーも使います
  • ステーター用の設備は重く、NITTOKUのKAI-01Hは約1,000kg、三工機器のGSW-2RPNは2,800kgあります

値段と注意すること

  • このページの7社は、どこも公式に値段を出していません。多くは巻くコイルに合わせて仕様を決めるので、見積もりで決まります
  • 小田原エンジニアリングは型番と仕様の数字を公式に出していないので、方式と使われる製品だけを載せています
  • 久原製作所のEWR型は、公式サイトの更新が2012年で止まっていて、今も売っているかは確かめられていません
  • テンション装置や搬送装置は別の扱いのことがあるので、見積もりの中身を確かめます
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