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GUIDE / LASER-PLASTIC-WELDER

レーザー溶着機とは?樹脂部品を光でつなぐ機械の種類(一括照射・スキャン・移動・発振器)と、波長・出力・加圧力・価格の選び方

自動車部品・医療機器・電子機器の樹脂部品を光でつなぐレーザー溶着機の4つの種類、超音波溶着との違い、溶着できる樹脂、波長・出力・加圧力・冷却の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

レーザー溶着機は、樹脂と樹脂の境目をレーザーの光で溶かしてつなぐ機械です。光の当て方で、一括照射・スキャン・ロボットやステージの移動の型に分かれ、装置に組み込む発振器もあります。選ぶときは「どの樹脂を使うか」「どんな形を溶かすか」「一式か発振器か」の3つを先に決めます。

レーザー溶着機とは

レーザーの光を透過する樹脂と吸収する樹脂を重ね、境目に光を当てて溶かす機械です。吸収した側の樹脂が熱を持ち、その熱で透過した側も溶けてつながります。ねじや接着剤を使わず、振動も与えません。

比較ページには、自社で作る日本の会社と、自社ブランドを売る日本法人の製品を、代表の型の単位で載せています。代理店が売る他社製品、中古品、部品だけの品は載せていません。

4つの種類

  • 一括照射型は、溶着する線へ同時に光を当てます。例はブランソンの GLX-1 ⁠⁠です
  • スキャン型は、ミラーなどで光を振って線をなぞります。例はパナソニック インダストリーの VL-W1A00-N、株式会社広島の GalWeld、デュケインの NRGt シリーズです
  • ロボット・ステージ移動型は、細い光を3軸で動かします。例は精電舎電子工業の LS-W100、ファインディバイスの FD2330 ⁠⁠⁠です
  • 組み込み用は、発振器や光源とヘッドだけです。例は精電舎電子工業の LU-W100、ファインディバイスの FD-200、日本アビオニクスの LW-D30A、浜松ホトニクスの L16490-343 ⁠⁠⁠です

溶着できる樹脂

  • 片方が光を透過し、もう片方が吸収する組み合わせにします
  • ABS や PMMA などの熱可塑性樹脂に使えて、熱硬化性樹脂はできません
  • 透明同士は、吸収側の表面に吸収剤を塗るか、デュケインの NRGt シリーズのように添加剤なしで溶着できる機械を使います

超音波溶着との違い

  • レーザー溶着は振動を与えないので、精密な部品が中に入った製品にも使えます
  • 光を当てた所以外には熱のダメージを与えません
  • そのかわり、透過と吸収の関係を材料の段階で決めておきます

波長と出力

  • 波長は、LS-W100 と LU-W100 が940nm、LW-D30A が980nm、GLX-1 が990±20nm、VL-W1A00-N と GalWeld typeM が1,070nmです
  • 出力は、LW-D30A が26W、L16490-343 が70W以上、LS-W100 と LU-W100 が100W、GLX-1 が最大500Wです

加圧力と冷却

  • 加圧は、GalWeld が100〜1,500N、GLX-1 が最大2,500N、FD2330 がオプションのクランプ治具で100〜600Nです
  • 発振器だけの型は、加圧と安全カバーを使う側の装置で作ります
  • LS-W100・LU-W100・LW-D30A は空冷です。GLX-1 と FD-200 の75W以上は水冷なので、チラーを見ておきます

価格の見方

  • 今回の8社は、公式サイトに価格を出していません
  • 一式の装置と発振器では買う範囲が変わるので、同じ範囲で見積もりをそろえます
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