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GUIDE / HOT-RUNNER-SYSTEM

ホットランナーシステムとは?種類(オープンゲート・バルブゲート・IH式)の違いと、ゲートピッチ・樹脂・納期・価格の選び方

射出成形金型のランナーをなくすホットランナーシステムの種類(オープンゲート・スプリング式・シリンダ式・IH式)の違いと、ゲートピッチ・使える樹脂・納期・価格の選び方をまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

ホットランナーシステムは、射出成形金型のランナーを溶かしたまま保ち、材料のロスをなくす装置です。初期費用を抑えるならオープンゲート、型厚に制約があるならスプリング式、外観と多点のバランスを取るならシリンダ式のバルブゲートを選びます。

ホットランナーシステムとは

ホットランナーシステムは、成形機のノズルからゲートまでの樹脂を、マニホールドとノズルで溶かしたまま保つ装置です。コールドランナーのようにランナーが固まらないので、成形品だけを取り出せます。捨てるランナーと粉砕の手間が無くなり、ランナーの冷却を待たないぶんサイクルも短くなります。

種類と違い

ゲートの閉じ方で4つに分かれます。

  • オープンゲートは、閉じる機構が無く常に開いています。造りが単純で、初期費用を抑えられます。
  • スプリング式バルブゲートは、樹脂圧とバネで開閉します。シリンダが無いので金型を薄くできます。
  • シリンダ式バルブゲートは、エアやサーボでピンを動かします。ゲートごとにタイミングを変えられます。
  • IH式は、電磁誘導でノズルを発熱させ、ゲートの温度を成形サイクルに合わせて上げ下げします。

選ぶときに見るところ

選ぶときは「ゲートの閉じ方」「ゲートピッチ」「使う樹脂」の3つを先に決めます。

  • ゲートピッチは、フィーサのNHS28でゲート間50mm、ハスキーのUltra SideGateでノズル間隔18mmが最小です。
  • 型厚は、シリンダの無いスプリング式が有利で、フィーサのNHS28は多点仕様の固定側型厚が141mmからです。
  • 樹脂は、スーパーエンプラなら実績表のある会社に聞きます。十王はPEEK・LCP・PPSの実績を公開しています。
  • エア圧は、工場の設備と合わせます。双葉電子工業のバルブゲートは0.5MPa基準で設計しています。

納期と価格

載せた会社はどこも価格を公開しておらず、見積りです。双葉電子工業の納期は、仕様確定と注文から1カ月〜1.5カ月です。フィーサの比較表では、初期費用はオープン方式が低く、シリンダー方式が高くなっています。

手入れ

双葉電子工業は、一般的な樹脂なら成形後に樹脂を抜かず、すぐ昇温を止めるよう案内しています。手入れでは累計ショット数を記録します。オーバーホールの時期は使う樹脂で変わるので、メーカーと決めます。

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