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GUIDE / HEAT-GUN

ヒートガンとは?温度・風量・ノズルの違いと選び方

業務用ヒートガンの温度固定・切替、ダイヤル可変、表示付き温度設定の違いを解説。熱収縮チューブ・塗装剥がし・樹脂加工に使う工具を、メーカー公式資料の温度・風量・電源・付属ノズルで選びます。

2026年10月28日更新

この記事の答え

ヒートガンは、高温の風で熱収縮チューブを縮めたり、塗装や接着物を剥がしたり、樹脂を曲げたりする工具です。「対象に合わせて温度を調整するか」「どこへ、どれだけの風を当てるか」「電源を取れるか」を先に決めます。最高温度だけで選ばず、温度と風量の組み合わせ、付属ノズルまで確認します。

ヒートガンとは

ヒートガンは、熱風を加工物へ当てる工具です。ホットエアガン・工業用ドライヤーとも呼びます。HiKOKIはRH600Tの用途として、熱収縮チューブの加工、塗装剥がし、塩ビ板や樹脂管の曲げ加工、加熱包装などを案内しています。

ヒートガンのメーカー比較では、国内メーカーと日本法人のある海外メーカーの製品を型番ごとに載せています。髪を乾かす家庭用ドライヤー、装置や金型へ取り付ける固定式の工業用ヒーターは別の製品です。

温度の調整方法で選ぶ

  • 温度固定・切替の型は、決まった条件で加熱します。RH600Tは250・500℃を切り替え、DHAG180は熱風温度500℃です。細かな温度設定が必要な加工では、調整範囲を確認します。
  • ダイヤル可変の型は、材料の状態を見ながら温度を変えます。石崎電機製作所のPJ-214Aは約250〜600℃で、温度の測定位置は吹出口から10mmです。風を当てた材料の表面が、その温度になるという意味ではありません。
  • 表示付き温度設定の型は、画面を見ながら作業条件を設定します。RH18DAは10℃刻みで温度を調整でき、GHG 23-66は温度と風量の設定を保存できます。ライスターのトリアック ATは、温度と風量を個別に設定する型です。

温度と風量は組にして確認する

風量を変えると温度範囲も変わる工具があります。同じダイヤル位置で同じ温度が出るとは限りません。

  • マキタのHG6031VKは、共通本体HG6031Vの取扱説明書で、弱風が200L/min・50〜350℃、強風が400L/min・80〜550℃です。温度は環境温度などによって変わります。
  • HiKOKIのRH18DAは、風量Ⅰで200L/min・30〜400℃、風量Ⅱで300L/min・30〜550℃です。加熱する対象と周辺材料に合わせて、風量と温度を設定します。
  • ボッシュのGHG 23-66は、日本向け仕様欄で50〜600℃・100〜350L/minです。同じページの説明文には650℃とも書かれているため、この比較では仕様欄を採っています。購入時は日本向けの注文番号を伝え、使用範囲を確認してください。

風量の単位にも注意します。RH600Tの公式値は0.25・0.5m³/minで、RH18DAはL/min表記です。比較表では原資料の単位を残しています。

ノズルは付属と別売を分ける

温度が合っていても、風を当てる範囲が合わなければ、隣の部品まで熱くなります。工具と一緒に、使うノズルを決めます。

  • RH600Tには、丸・平面・曲面・ガラス保護ノズルが付属します。平面ノズルは接着物の剥離や加熱包装、丸ノズルは狭い部分の加熱に使うと案内しています。
  • RH18DAには、丸・曲面・平面ノズルが付属します。フロントカバーを回して、ノズルに触らず取り外せる作りです。
  • GHG 23-66の掲載仕様には、サーフェス50mmとガラス保護75mmのノズルが付属します。
  • PJ-214Aは、スプーン・熱風集中・平型ノズルを適合品として案内しています。付属品欄はフィルターとスタンドなので、ノズルは別売として確認します。

電源コード式と充電式

電源コード式は、使う場所のコンセントと消費電力を確認します。RH600TとHG6031VKは1,200W、GHG 23-66は1,300Wです。接続する電源設備や延長コードは、各工具の取扱説明書に合わせます。

充電式は、工具本体の価格だけで購入費用を決めません。手持ちの電池が使えるか、充電器を別に買うか、装着する電池で重さがどう変わるかを確認します。

  • DHAG180はDC18Vで、電池パックと充電器は別売です。質量1.2kgは5,000mAhの電池を使う条件です。
  • RH18DAは、BSL36A18装着時で1.3kgです。掲載したRH18DA(NN)は、蓄電池・充電器が別売です。
  • M18 BHG-0 APJは、公式カタログで18V・470℃・170L/minです。質量1.5kgには5.0Ahの電池を含みます。

価格を見るときの条件

  • RH600Tの公式希望小売価格は13,700円税別で、ケース付きです。
  • DHAG180の公式希望小売価格は12,900円税別で、電池パック・充電器は別売です。
  • RH18DA(NN)の公式希望小売価格は23,300円税別です。ケース付きのNNPとは分けて確認します。
  • PJ-214Aの公式希望小売価格は27,500円税込です。
  • GHG 23-66の公式推奨小売価格は45,500円税抜です。
  • M18 BHG-0 APJの公式製品ページは19,580円税込です。

付属品や電源方式が違うため、安い順だけでは作業への適否は決まりません。必要なノズル、電池・充電器を含めた購入条件をそろえてから見積もります。

冷却と片づけ

石崎電機製作所は、使用後に本体を冷やすため送風運転を行うよう案内しています。RH600Tは冷却ボタンで約50℃の風を出せます。冷却方法は工具によって異なるため、取扱説明書の手順に従います。

マキタの取扱説明書は、ノズルを十分に冷却してから取り付け・取り外しを行うよう指示しています。固定して作業する場合も、その場を離れて無人運転にはしません。

出典

仕様・価格は2026年10月28日確認。各資料と製品の対応は、比較ページの出典⁠にまとめています。

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