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GUIDE / GEAR-PULLER

ギアプーラーとは?軸からギヤ・プーリー・ベアリングを抜くギアプーラーの種類(ねじ式・油圧式・ベアリングセパレーター)と、2本爪・3本爪、つかめる径・能力・価格の選び方

軸にはまったギヤ・プーリー・ベアリングを引き抜くギアプーラー(ギヤープーラー)の3つの種類、2本爪と3本爪の違い、つかめる径・爪の届く長さ・能力の見方、爪が入らないときのベアリングセパレーター、価格を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ギアプーラーは、軸にはまったギヤやプーリーを、爪で掛けて引き抜く工具です。ギヤープーラー・ベアリングプーラーとも呼びます。引く力の出し方で、ねじ式・油圧式・ベアリングセパレーターの3つに分かれます。選ぶときは「抜く部品の外径」「爪の届く長さ」「固着の強さ」の3つを先に決めます。

ギアプーラーとは

ギアプーラーは、モーター・ポンプ・車両の軸にはまったギヤ・プーリー・ベアリングを、爪で裏から掛けて引き抜く工具です。部品をハンマで叩かずに抜けるので、軸と部品を傷めにくくなります。

比較ページには、日本の会社が自社で作るギアプーラーと、海外メーカーの日本法人が日本語で案内している型を、型式の単位で載せています。卸や商社の自社ブランド品、海外ブランドの輸入販売、車の一つの部位専用の抜き工具は載せていません。

3つの種類

  • ねじ式(機械式):中央のねじを回して軸を押し、爪で掛けた部品を引き出します。例はハスコーの SP-101A、トップ工業の GP3-150、エナパックの LGM306、SKFの TMMA 120、江東産業の KH-130 ⁠⁠です
  • 油圧式:油圧シリンダで軸を押し出します。例はスーパーツールの GTP15、エナパックの LGH314、SKFの TMMA 100H ⁠⁠です
  • ベアリングセパレーター:刃で部品の裏を挟み、プーラーにつないで引きます。例はスーパーツールの BS2 ⁠⁠⁠です

2本爪と3本爪

  • 3本爪は3点に同じ力がかかり、引き抜くときに安定します
  • スーパーツールも、3本爪の GT型は2本爪型より荷重が安定すると書いています
  • ハスコーの SP-101A は、爪を掛け替えて2本と3本を使い分けられます
  • エナパックの LGH シリーズと LGM シリーズは、2本爪と3本爪を型式で選べます

つかめる径と爪の届く長さ

  • つかめる径は、ハスコーの SP-101A が直径28〜96mm、エナパックの LGM306 が30〜186mm、SKFの TMMA 120 が75〜250mm、スーパーツールの GTP15 が直径150〜375mmです
  • 爪の届く長さは、エナパックの LGH314 が最大リーチ260mm、SKFの TMMA 120 が有効アーム長さ250mm、ハスコーの HK-360EG が爪の長さ102mmです
  • 軸の奥にある部品ほど、爪の届く長さが長い型を選びます

能力(引く力)

  • スーパーツールの GTP15 は最大荷重140kN、エナパックの LGH314 は能力125kN、SKFの TMMA 120 は最大120kN、TMMA 100H は最大100kNです
  • ねじ式の小さい型では、エナパックの LGM306 が能力48.9kN、ハスコーの SP-101A が3本掛けで限界荷重32kNです
  • さびや焼き付きで固い部品は、油圧式のほうが手で回し続けずに抜けます

爪が入らないとき

  • 爪を掛ける隙間が無いベアリングは、ベアリングセパレーターで挟みます。スーパーツールの BS2 は直径9〜115mmをくわえます
  • 薄い爪の専用品もあります。江東産業の KH-130 は爪の厚さ1.5mmで、クランクタイミングギヤ専用です

使うときの注意と値段

  • 爪は部品に確実に掛け、軸と平行にセットします。ハンマで叩いて衝撃を加えないでください
  • ハスコーの SP-101A と HK-360EG は、インパクトレンチを使えません
  • 値段を公式に出しているのはトップ工業で、3本爪ギヤプーラー GP3-150 の標準価格は24,550円です。ほかの会社は販売店に見積もりを取ります
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