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GUIDE / SLUDGE-DEWATERING

汚泥脱水機とは?下水処理場・工場排水で使う汚泥脱水機の種類(スクリュープレス・多重板型・ベルトプレス・遠心脱水機)と、処理能力・含水率・価格の選び方

排水処理で出た汚泥から水を絞る汚泥脱水機の4つの方式、スクリュープレスと多重板型スクリュープレスの違い、含油汚泥や薄い汚泥への向き不向き、処理能力・脱水ケーキの含水率・動力の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

汚泥脱水機は、排水処理で出た汚泥から水を絞り、運べる固さの脱水ケーキにする機械です。水の絞り方で、スクリュープレス・多重板と多重円板型・ベルトプレス・遠心脱水機に分かれます。選ぶときは「どんな汚泥か」「1時間に何kg-DS絞るか」「置き場所の広さ」の3つを先に決めます。

汚泥脱水機とは

汚泥脱水機は、下水処理場や工場の排水処理で出た汚泥に凝集剤を入れて固め、水を絞って脱水ケーキにする機械です。水を絞ると汚泥の量と重さが減り、運ぶ費用と処分の費用が下がります。

比較ページには、メーカーが自社で作る汚泥脱水機を、各社の代表の型式の単位で載せています。ろ板で挟むフィルタープレス、排水処理装置一式、汚泥用でない遠心分離機は、それぞれ別の比較で扱います。

4つの方式

  • スクリュープレス:金属のスクリーンの筒の中でスクリューをゆっくり回し、押し縮めて絞ります。例は石垣のISGK Ⅳ型とISGKV型、共和化工のKPSⅢ-2です
  • 多重板・多重円板型:重ねた板や円板のすき間から水を出しながら押します。例はアムコンのヴァルート、鶴見製作所のMDQ型とJD型です
  • ベルトプレス:上下のろ布で挟み、ローラーの間を通して絞ります。例は月島JFEアクアソリューションのダウンサイジング型です
  • 遠心脱水機:筒とスクリューを高速で回し、遠心力で分けます。例はアルファ・ラバルのALDEC G3、西原環境のSD-DPSHです

汚泥の種類で選ぶ

  • 油の多い汚泥(加圧浮上スカム)は、多重板型と多重円板型が向いています。鶴見製作所は、ろ布式や遠心式で扱いにくい含油汚泥に使えると書いています
  • 薄い汚泥をそのまま絞りたいなら、アムコンのヴァルートがTS0.2%程度から入れられます。鶴見製作所のJD型は、TS0.5〜5.0%の汚泥に使えます
  • 性状が変わりやすい汚泥には、ベルトプレスが崩れにくく向いています

処理能力と大きさ

  • 処理能力は、1時間に絞る乾いた固形物の量(kg-DS/h)で表します
  • 鶴見製作所のMDQ型は3〜90kgDS/h、JD型は6〜160kgDS/h、共和化工のKPSⅢ-2は40〜80kg-DS/hです
  • 小さな工場や浄化槽向けには、アムコンのヴァルートES-051が長さ1095mm・幅705mm・高さ760mmに収まります
  • 月島JFEアクアソリューションのダウンサイジング型ベルトプレスは、2m幅で3m幅の高効率型と同じ量を処理します

含水率と動力

  • 脱水ケーキの含水率を数字で出しているのはアムコンのMSシリーズで、83%以下です
  • 石垣のISGKV型は、高効率型より含水率が2ポイント低くなります(当社比)
  • 低速で回すスクリュー式と多重板式は動力が小さめで、共和化工のKPSⅢ-2は1.05kW、鶴見製作所のMDQ型は0.6〜2.9kWです
  • 遠心脱水機は高速で回すぶん動力が大きく、アルファ・ラバルのALDEC G3は電力消費を最大40%減らしています

値段

  • このページの製品は、どれも公開価格がありません。汚泥の量と性状、付帯設備で変わるので、見積で決まります
  • 汚泥の性状で絞れる量が大きく変わるので、先にサンプルで脱水試験をしてから機種を決めます
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