口コミを書く
GUIDE / SANKI-SOUCHI

散気装置とは?ばっ気槽の散気管・ディフューザーの種類(メンブレン・多孔質・大口径)と、通気量・材質・価格の選び方

下水処理場・工場排水・浄化槽のばっ気槽で使う散気装置の3つの方式、メンブレンの材質、通気量、目詰まりと酸素溶解効率の見方、価格を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

散気装置は、ブロワーから送った空気を泡にして、ばっ気槽の水へ送り込む装置です。散気管・ディフューザーとも呼びます。空気の出し方で、膜のスリットから出すメンブレン式、細かい孔の板や管から出す多孔質式、大きな出口から出す大口径・撹拌式に分かれます。選ぶときは「槽の大きさ」「詰まりやすさ」「電気代」の3つを先に決めます。

散気装置とは

散気装置は、ばっ気槽や接触ばっ気槽で、微生物に酸素を届ける装置です。泡が上がる力で、槽の中も混ざります。ブロワーやエアーポンプは空気を送る側の機械で、散気装置はその先の水の中に付けます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで出す散気装置を載せています。海外ブランドの輸入品、他社製品の販売、家庭用は載せていません。

3つの方式

  • メンブレン式:ゴムや樹脂の膜のスリットから泡を出します。例はダイセンの PMD-P300、三鈴工業の ELASTOX、月島JFEアクアソリューションのリーフメンブレンです
  • 多孔質式:細かい孔の板や管から泡を出します。例はメタウォーターの散気板、宮田工業所の散気管 L型、ゼビオプラストの W-500 ⁠⁠です
  • 大口径・撹拌式:大きな出口から空気を出します。例は OHRエアレーター AE-130N型、アイエンスのアクアブラスター、ゼビオプラストの 25JD-200、関西化工の KD-082-025 ⁠⁠です

通気量の見方

  • ダイセンの PMD-P300 は、1個30〜90L/min
  • ダイセンの PMD-T10C は、1本20〜200L/min
  • ゼビオプラストの W-500 は、240〜360L/min
  • アイエンスの AS-250 は、175〜275L/min
  • 本数は、ブロワーの風量をこの範囲で割って決めます

目詰まりと手入れ

  • 膜式は、送気を止めると孔が閉じて、汚泥が入りにくくなります
  • OHRエアレーターは直径30mmの穴から空気を出し、同社は10年保証を付けています
  • 関西化工の KD-082-025 は、送気を止めると放出口が閉じて逆流を防ぎます

酸素溶解効率の見方

  • 三鈴工業の資料では、散気水深4mの清水で、ELASTOX が約30%、従来の散気塔型が約8〜12%です
  • 清水の数字は、実際の排水ではそのまま出ません

値段

  • 公式に定価を出しているのは関西化工で、KD-082-025 が22,800円です
  • ほかの会社は見積もりです。通気量・本数・水深を伝えて取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉