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GUIDE / VALVE-POSITIONER

バルブポジショナとは?調節弁に付けるポジショナの種類(スマート形・電空式・空空式)と、入力信号・HART・防爆・供給空気圧の選び方

調節計の信号どおりに調節弁の開き具合を合わせるバルブポジショナの3つの種類、電空ポジショナと空空ポジショナの違い、スマートポジショナのHART通信と診断、リニア用とロータリ用、防爆と供給空気圧の選び方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

バルブポジショナは、調節計の信号どおりに調節弁の開き具合を合わせる機器です。ポジショナー・電空ポジショナとも呼びます。受ける信号と中の作りで、診断や通信を持つスマート形・電流信号で動く電空式・空気圧の信号で動く空空式に分かれます。選ぶときは「受ける信号」「防爆の要否」「付ける駆動部」の3つを先に決めます。

バルブポジショナとは

バルブポジショナは、空気で動く調節弁の駆動部に付け、弁の開度を読み取りながら、調節計の信号とのずれを直すように駆動部へ送る空気を増やしたり減らしたりする機器です。弁の摩擦や流れの力があっても、狙った開き具合で止めやすくなります。

比較ページには、日本の会社が自社で作るポジショナと、海外メーカーの日本法人が自社グループの製品として売るポジショナを、各社の代表の型の単位で載せています。調節弁の本体、弁を回す駆動部、他社のブランドの製品は載せていません。

3つの種類

  • スマート形は、4〜20mAの信号を受け、中のマイコンで開き具合を合わせます。例はアズビルのAVP300、日本工装のKGP5000、ビュルケルトのSideControl 8792、シーメンスのSIPART PS2、エマソンのDVC6200です
  • 電空式は、4〜20mAの電流信号を空気圧に変えて弁を動かします。例はSMCのIP8000と日本工装のEP800です
  • 空空式は、空気圧の信号を受けて弁を動かします。例はアズビルのVPE04とSMCのIP5000です

電空ポジショナと空空ポジショナの違い

  • 電空ポジショナは、調節計やDCSからの4〜20mAの電流信号で動きます。日本工装のEP800は、4〜12mA・12〜20mAのスプリットでも動きます
  • 空空ポジショナは、空気圧の信号で動きます。アズビルのVPE04の入力は20〜98kPa、SMCのIP5000の入力圧力は0.02〜0.1MPaです
  • 空気式の計装をそのまま使う現場なら空空式、電流信号の計装なら電空式かスマート形を選びます

スマートポジショナ(HART)でできること

  • ゼロ・スパンの調整を自動で済ませられます。アズビルのAVP300はオート・セットアップを持ちます
  • 弁の傷みを運転中に見張れます。日本工装のKGP5000はHART7に対応し、圧力センサを使ったパーシャルストロークテストができます
  • 通信の方式を選べる型もあります。シーメンスのSIPART PS2は、HART・PROFIBUS PA・FOUNDATION fieldbusから選べます

リニア用とロータリ用

  • 弁棒が上下する直動の弁にはリニア用、軸が回る弁にはロータリ用を付けます
  • SMCは、レバータイプのIP8000とロータリタイプのIP8100を分けています
  • 1台で両方に付く型もあります。日本工装のKGP5000はリニア12〜250mm・ロータリー40〜100°、シーメンスのSIPART PS2はストローク3〜130mm・回転角30〜100°⁠⁠⁠です

防爆と使う温度

  • 日本工装のEP800は、TIIS・NEPSI・KOSHAの耐圧防爆型です
  • SMCのIP8000は、TIIS耐圧防爆とATEX本質安全防爆の型があります
  • 日本工装のEP800は、低温仕様で-50〜60℃、高温仕様で0〜100℃まで使えます。防爆の型では使える温度が狭くなることがあり、KGP5000はTIIS耐圧防爆で-20〜60℃です

供給空気圧と値段

  • 供給空気圧は、アズビルのAVP300が140〜700kPa、日本工装のKGP5000とEP800が140〜800kPa、小型操作器用のアズビルのVPE04が140〜390kPaです
  • 値段を公式に出しているのはビュルケルトで、SideControl 8792は233,000円からの型が製品一覧に出ています(税区分の記載なし)。ほかのメーカーは見積もりです
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