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GUIDE / LINEAR-TRANSPORT-SYSTEM

リニア搬送システムとは?直線モジュール・曲線周回・磁気浮上の種類の違いと、可搬質量・速度・精度・価格の選び方

複数のキャリアをリニアモータで1台ずつ動かすリニア搬送システムの3つの種類、コンベアやリニアモータとの違い、可搬質量・速度・位置決め精度の見方、価格の確かめ方をまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

リニア搬送システムは、複数のキャリアをリニアモータで1台ずつ別々に動かす搬送装置です。リニアコンベア、マルチキャリアとも呼びます。種類は直線モジュール型・曲線周回型・磁気浮上型の3つです。運ぶ物の重さ、止める精度、レイアウトの順に決めると絞れます。公式ページで定価を確かめられないので、構成を決めて見積もりを取ります。

リニア搬送システムとは

リニア搬送システムは、トラックの上のキャリアをリニアモータで1台ずつ動かす装置です。キャリアごとに速さと止まる位置を決められるので、工程の遅いところに合わせてライン全体を待たせずに済みます。止まる位置はソフトで変えられ、機械式のストッパは使いません。

比較ページには、メーカーまたはその日本法人が公式サイトで案内している製品を載せています。1軸だけのリニアモータと、ベルトやローラで流すコンベヤは別の比較です。

3つの種類

  • 直線モジュール型:直線のモジュールをつなぎ、循環ユニットやシフトユニットでスライダを戻します。例はヤマハ発動機のLCMR200とTHKのVTSシリーズです
  • 曲線周回型:直線と曲線を1本のトラックにつないで周回させます。例は三菱電機のMTR-S、ベッコフのXTS、シュナイダーエレクトリックのLexium MC12です
  • 磁気浮上型:可動子を浮かせて平面を動かします。例はベッコフのXPlanarとPlanar MotorのM3・M4シリーズです

可搬質量

  • Planar MotorのM4シリーズは、1.8kgから40kgまであります
  • LCMR200は、最大30kgです
  • MTR-Sは幅48mmのキャリアで3kg、幅98mmのキャリアで10kgです
  • Lexium MC12はスタンダードで2.2kg、HDで10kgです
  • VTSシリーズは、THKへの相談で50kgまで載せられます

速度と位置決め精度

  • MTR-Sの最大速度は4.0m/s、繰返し位置精度は±5μmです
  • LCMR200の最高速度は2,500mm/secで、停止精度は±5μmです。10kgを超えると1,000mm/secまで下がります
  • XPlanarの速度は3m/sで、繰り返し精度は±5μm以内です
  • Lexium MC12の繰り返し精度は、直線で±0.03mm、カーブで±0.05mmです

選ぶときに見るところ

  • 運ぶ物の重さ:キャリアに載せる治具まで足して見ます。重心と取り付け向きで下がる機種もあります
  • キャリアの数と長さ:MTR-Sは48台で最大18m、Lexium MC12は最大130個で最長40mです
  • 現場の環境:Lexium MC12はIP65、MTR-SはIP20です。洗浄する現場ならステンレス版や衛生バージョンのある製品を見ます
  • 制御:機器とソフトはメーカーごとに違います。今の設備とのつながりを先に確かめます

価格

8製品とも、公式ページで定価を確かめられませんでした。三菱電機のMTR-Sはカタログでオープン価格です。トラックの長さ、キャリアの台数、制御の構成で金額が変わるので、レイアウトを決めてから見積もりを取ります。

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