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GUIDE / LIGHT-CURTAIN

セーフティライトカーテンとは?種類・安全距離・エリアセンサとの違い

機械やロボットの危険な所への人の侵入を光で検出して止めるセーフティライトカーテン(安全光線式センサ)の仕組みと種類、指検出・手検出・体の検出の選び方、安全距離の計算、エリアセンサとの違い、プレスに付けるときの検定、ミューティングを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

セーフティライトカーテンは、投光器と受光器の間に光の幕を張り、人の手や体が入って光がさえぎられると機械を止める信号を出す安全センサです。見分ける大きさ(最小検出物体)で⁠、指検出(14mm)・手検出(25〜30mm)・体の検出(40mm以上・マルチビーム)の3つに分かれます。選ぶときは「どこまで近くに付けるか」「防護高さ」「検出距離」「応答時間」を先に決め、危険な所から安全距離以上離して付けます。

セーフティライトカーテンとは

セーフティライトカーテンは、作業者が危険な所に入ったのを光で検出し、機械に止める信号を出す機器です。安全光線式センサ、光線式安全装置とも呼びます。

  • 投光器と受光器を向かい合わせて立て、その間に並んだ光がさえぎられると安全出力(OSSD)を切ります
  • 安全性能はIEC 61496-1/2で評価されます。タイプ4は、応答時間内に自分の回路の故障を見つけ、異常があればすぐに信号を切ります
  • 扉や柵が無い作業口でも見張れるので、材料を手で入れ出しする設備やロボットセルの出入口に使います

比較ページには、タイプ4のセーフティライトカーテンを、見分ける大きさで3つに分けて各社の代表の型で載せています。

3つの種類の違い

指検出(14mm)

  • 光の間隔を細かくして、直径14mmの物まで見分けます
  • 指が入っても止まるので、危険な所のすぐそばに付けられます
  • ジックのdeTec4 Core Set 14/750、理研オプテックのRPX414、ロックウェル・オートメーションのGuardShield 450L-B4FNがこの大きさです

手検出(25〜30mm)

  • 手のひらが入ったのを見分ける、いちばん多い大きさです
  • キーエンスのGL-R32HG、オムロンのF3SG-4SRB0640-25、パナソニック インダストリーのSF4D-H32は直径25mm、竹中電子工業のSEF4-ES0613は直径30mmです

体の検出(40mm以上・マルチビーム)

  • 腕や体が入ったのを見分けます。光の間隔が広く、少ない光で広い出入口を囲えます
  • オムロンのF3SG-4PGA1070-4Lは4光軸で、投光器と受光器を20〜70m離して付けられます
  • 指や手が届く所には使えないので、危険な所から離して付けます

選ぶときに見る所

防護高さ

  • 光の幕の高さです。入られたくない開口の高さより長い型を選びます
  • 同じシリーズでも高さごとに型が分かれ、高いほど光の数と値段が増えます

検出距離

  • 投光器と受光器を離せる距離です。キーエンスのGL-R32HGは0.2〜15m、オムロンのF3SG-4SRB0640-25はロングモードで0.3〜20.0mです
  • 近すぎても使えない型があるので、いちばん短い距離も見ます

応答時間

  • 光がさえぎられてから安全出力が切れるまでの時間です。短いほど危険な所の近くに付けられます
  • キーエンスのGL-R32HGは7.9ms、竹中電子工業のSEF4-ES0613は9msです

安全距離の計算

ライトカーテンは、人が光の幕を通ってから危険な所に届く前に、機械が止まる位置に付けます。キーエンスの「安全知識.com」⁠で⁠は⁠、ISO13855に基づく次の式を案内しています。

  • 指・手の検出(最小検出物体40mm以下):S=K×T+8(d−14)、K=2000mm/⁠⁠⁠秒
  • 人体の検出(40mmを超え70mm以下):S=K×T+C、K=1600mm/秒、C=850mm
  • Tは「機械の最大停止時間」と「ライトカーテン⁠の応答時間(ON→OFF)⁠」の足し算、dは最小検出物体です
  • Sが500mm以上になったら、K=1,600で計算し直します

機械が止まるまでの時間は、カタログの値で済ませずに実際に測って入れます。

エリアセンサとの違い

  • いちばんの違いは、センサ自身が壊れたときの動きです
  • セーフティライトカーテンは、自己診断で故障を見つけると安全出力を切って機械を止めます
  • 一般的なエリアセンサには自己診断の機能が無く、異常のときに出力がONのまま残ることがあります
  • 人を守る用途には、セーフティライトカーテンを使います

プレスに付けるとき

  • 国内でプレス機械に付ける安全装置は、プレス機械又はシャーの安全装置構造規格の型式検定(または検定)に合格したものに限られます
  • 国際規格を取っていても、検定に合格していなければプレスの安全対策としては認められません
  • この比較では、理研オプテックのRPX414が検定合格品で、キーエンスのGL-R32HGは構造規格への適合を仕様に書いています

ミューティング

  • ライトカーテンの安全機能をしばらく止め、光がさえぎられていても安全出力を入れたままにする機能です
  • コンベヤでワークが通るときだけ止め、人が入ったときは止めないように使います
  • オムロンのF3SG-4SRB0640-25は本体だけで使えます。竹中電子工業のSEF4-ES0613は、別売のミューティングコントローラSEF-SRMとミューティング用のセンサ2セットを組み合わせます

タイプ2とタイプ4

  • 理研オプテックの安全コラムでは、ライトカーテンの性能はタイプ2とタイプ4の2種類で、タイプ2はSIL2・PL d、タイプ4はSIL3・PL eまでの安全機能に使えるとしています
  • リスクアセスメントで決めた安全性能(PLやSIL)に合うタイプを選びます
  • 比較ページの9製品は、どれもタイプ4です
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