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GUIDE / EARMUFF

防音保護具(イヤーマフ・耳栓)⁠と⁠は⁠?遮音値SNR・NRRの見方・種類・使う騒音の基準

工場・建設・設備の現場で使う防音保護具(防音イヤーマフ・耳栓)の仕組み、フォーム耳栓・くり返し使う耳栓・ヘッドバンド形・ヘルメット取付形の違い、遮音値SNRとNRRの見方、使わせる騒音の基準を、厚生労働省のガイドラインとメーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月22日更新

この記事の答え

防音保護具は、騒音から耳を守るために、耳の穴をふさぐ耳栓と、耳を覆うイヤーマフのことです。選ぶときは「職場の騒音の大きさ(85dB・90dBのどちらを超えるか)」「保護帽をかぶるか」「周りの声や警報を聞く必要があるか」の3つを先に決めます。

防音保護具とは

法令やガイドラインでは聴覚保護具と呼び、耳栓と耳覆い(イヤーマフ)に分けます。騒音の大きい機械や工具のそばで、聞こえが悪くなるのを防ぐために使います。一度失われた聴力は元に戻りません。

比較ページには、作業者が使う耳栓とイヤーマフを、1社1〜2製品に絞って載せています。睡眠・勉強・ライブ向けなど家庭用だけの耳栓、防寒用のイヤーマフ、部品だけ、代理店が売る他社ブランドの製品は載せていません。

使わせる騒音の基準

厚生労働省の「騒音障害防止のためのガイドライン」(2023年4月改訂)⁠で⁠は⁠、作業場の等価騒音レベルで区分を決めます。

  • 第Ⅰ管理区分(85dB未満):今の作業環境を保つ
  • 第Ⅱ管理区分(85dB以上90dB未満):必要に応じて聴覚保護具を使わせる
  • 第Ⅲ管理区分(90dB以上):聴覚保護具を使わせ、管理者に使っているかを確かめさせ、必要なことを掲示する

手持ちの動力工具を使う業務は、85dB未満が続く場所を除いて、必ず聴覚保護具を使わせます。

4つの種類

  • フォーム耳栓(使い捨て):細く丸めて入れ、中で膨らんでふさぐ。安く、正しく入れれば遮音が大きい
  • くり返し使う耳栓:シリコン(シリコーンゴム)や樹脂で形が決まっていて、洗って何度も使える。遮音は控えめ
  • イヤーマフ(ヘッドバンド形):付け外しが早い。ふつうのヘルメットとは一緒に使えない
  • イヤーマフ(ヘルメット取付形):保護帽のスロットに付ける。合う保護帽の型を確かめる

このページの例は次のとおりです。

  • フォーム耳栓:スリーエム ジャパンの3M 耳栓 1100、日本ハネウェルのHoward Leight MAXIMUM、モルデックスジャパン(Moldex)のMeteors
  • くり返し使う耳栓:興研のコーケンNO.10型、トーヨーセーフティのNo.1915、モルデックスジャパンのRockets
  • ヘッドバンド形:エスコのEA800WS-7、トーヨーセーフティのNo.3000、TRUSCOのTEM505、3M PELTOR(ペルター)X4A
  • ヘルメット取付形:エスコのEA800WS-9、ミドリ安全のEM-⁠1

遮音値の見方

  • SNR:JIS T 8161で測った値。厚生労働省のガイドラインは、JIS T 8161-1の試験方法で測った遮音値を目安に選ぶよう求めている
  • NRR:米国の環境保護庁(EPA)の査定による値
  • どちらも数字が大きいほど音を下げる。測り方が違うので、SNRとNRRの数字をそのまま比べない
  • 大きすぎると、周りの声や警報が聞こえにくくなる。トーヨーセーフティは、付けたときに聞こえる音が70dBから80dBに収まるものを選ぶよう案内している

正しく使うために

  • フォーム耳栓は、しわが無いよう細く丸めて奥まで入れ、膨らむまで押さえる
  • 使い捨ての耳栓は、勤務の終わりに捨てる
  • とても強い騒音には、耳栓とイヤーマフを重ねて使う。効き目は両方の値を足した数より低い
  • 騒音作業にいつも就く人は、6月以内ごとに1回、医師の健康診断を受けさせる

出典

  • 厚生労働省「騒音障害防止のためのガイドライン」パンフレット・改訂の通達(2023年4月20日)
  • 興研「聴覚保護具カタログ」(2024年1月現在)
  • トーヨーセーフティ「No.3000」製品ページ
  • 各メーカーの公式サイト・公式通販・カタログ
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