口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / SEISEI-SUI

精製水とは?工場・研究室・医療機関で使う精製水の種類(日本薬局方 精製水・滅菌精製水・工業用・試薬の水)と⁠、蒸留水との違い・容量・使用期限・価格の選び方

イオン交換や逆浸透で不純物を取り除いた精製水の3つの種類、精製水と蒸留水・滅菌精製水の違い、18L・20Lの大容量、使用期限と保管のしかた、薬価と試薬の値段を、メーカーの公式資料と添付文書をもとにまとめました。

2026年10月27日更新

この記事の答え

精製水は、イオン交換・逆浸透・限外ろ過などで不純物を取り除いた水です。業務で買う精製水は、日本薬局方の精製水、それを高圧蒸気で滅菌した滅菌精製水、医薬品ではない工業用・試薬の水の3つに分かれます。選ぶときは「医薬品の基準が要るか」「無菌が要るか」「1回にどれだけ使うか」の3つを先に決めます。

精製水とは

精製水は、水道水や地下水から、イオンなどの不純物を取り除いた水です。日本薬局方の精製水は、イオン交換・逆浸透・限外ろ過などを組み合わせて精製します。薬や試液の調製と、医療機器・器具の洗浄に使います。

比較ページには、自社で製造販売していることを公式サイトか添付文書で確かめられた会社の精製水を、代表の容量の単位で載せています。精製水をつくる純水装置、注射用水、コンタクトレンズ用・家庭用だけの品、バッテリー補充液は載せていません。

3つの種類

  • 日本薬局方 精製水は、医薬品の基準に合った精製水です。健栄製薬・日興製薬・高杉製薬・ヤクハン製薬・山善製薬が作っています
  • 日本薬局方 滅菌精製水は、精製水を高圧蒸気で滅菌した無菌の水です。健栄製薬・日興製薬・光製薬・ヤクハン製薬が作っています
  • 工業用・試薬の水は、医薬品ではない精製水・蒸留水・超純水です。高杉製薬の工業用精製水と、富士フイルム和光純薬の蒸留水・超純水 LC/MS用があります

精製水と蒸留水・滅菌精製水の違い

  • 精製水は、イオン交換・逆浸透・限外ろ過などを組み合わせて精製した水です
  • 蒸留水について、富士フイルム和光純薬は、精製水などの脱塩水より高い純度が要るときに使う水と説明しています
  • 高杉製薬は、地下水をRO膜処理してから蒸留し、ろ過して日局の精製水を作っています
  • 健栄製薬の滅菌精製水は、精製水を115℃で30分高圧蒸気滅菌し、ロットごとに無菌試験をしています。精製水のほうは、130℃で5秒の高温処理をして、定期的に生菌数試験をしています

容量と容器

  • 健栄製薬と日興製薬の精製水は、18Lと500mLのポリエチレン容器です
  • ヤクハン製薬の精製水は、500mL・1L・18L・20Lで、18Lと20Lはコック付きのポリ容器です
  • 高杉製薬の日局精製水は、20Lのバッグインボックスで、専用コックが付いています
  • 山善製薬の精製水は、500mL・600mLのポリ容器と、10L・20Lのコック付きバッグインボックスです
  • 高杉製薬の工業用精製水は、20kgのバッグインボックスとポリ缶のほか、180kgと200kgのドラムもあります

使用期限と保管のしかた

  • 使用期限は3年の製品が多く、健栄製薬の精製水「ケンエー」は4年、高杉製薬の日局精製水は1年です
  • 直射日光を避け、なるべく冷所に、栓を閉めてしまいます
  • ほかの容器に入れ替えず、取り出した水は元の容器に戻しません。開けたら早めに使います
  • 精製水は、注射剤の調製には使いません。無菌が条件なら滅菌精製水を使います

水質の確かめ方

  • 高杉製薬は、自社の日局精製水がJIS K0557の水の種別でほぼA2クラスに当たると書いていて、試験成績書も出します
  • 富士フイルム和光純薬の超純水 LC/MS用は、全有機炭素(TOC)と⁠、0.5μm以上のパーティクル100個/mL以下を保証しています
  • 試薬の水は試験・研究用で、医薬品や食品としては使えません

値段

  • 健栄製薬の精製水「ケンエー」は⁠、薬価で10mLあたり2.40円です。滅菌精製水「ケンエー」は10mLあたり4.90円です
  • 富士フイルム和光純薬の蒸留水は、2Lが3,500円です。超純水 LC/MS用は、1Lが3,150円です(どちらも税抜の希望納入価格)
  • ほかの製品は値段を出していないので、容量と本数を伝えて見積もりを取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉