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GUIDE / DISINFECTANT-SPRAY

除菌スプレー(業務用アルコール製剤)と⁠は⁠?食品工場・厨房で使う種類(高濃度・低濃度)と⁠、濃度・消防法・荷姿の選び方

食品工場・厨房・店舗で器具や作業台に吹きかける業務用の除菌スプレー(アルコール製剤)の2つの種類、エタノールの濃度、消防法の危険物の扱い、食品添加物の表示、サビと材質への注意、容量と値段を、メーカーと厚生労働省の公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

業務用の除菌スプレーは、器具や作業台に吹きかけて菌を減らす、エタノールが主成分のアルコール製剤です。消防法の危険物第4類に当たる高濃度タイプと、エタノールを少なめにして添加物で効きを補う、危険物に当たらない低濃度タイプに分かれます。選ぶときは「置く量と保管の場所」「使う器具の材質」「食品に直接かけるか」の3つを先に決めます。手指には使わず、医薬品・医薬部外品の手指消毒剤を使います。

除菌スプレーとは

除菌スプレーは、食品工場や厨房、店舗で、調理器具・作業台・ドアノブなどに吹きかけて菌を減らす業務用の製剤です。アルコール製剤・アルコール除菌剤とも呼びます。多くは食品添加物で、食品や調理器具にそのまま吹けます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るアルコール製剤を、製品の単位で載せています。エタノールの原料・試薬、次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウム、電解水、手指消毒用の医薬品・医薬部外品は載せていません。

2つの種類

  • 高濃度タイプは、エタノールを多く含み、消防法の危険物第4類に当たります。例はニイタカのセーフコール75、サラヤのアルペットHN、ライオンハイジーンのハイアルコールスプレー、ドーバー酒造のパストリーゼ77です
  • 低濃度タイプは、エタノールを少なめにし、有機酸などの添加物で効きを補います。危険物に当たらない製品が多く、例はニイタカのセーフコール58S、サラヤのアルペットNV、ライオンハイジーンのライオガードアルコール、シーバイエスのサニッシュFA2です

エタノールの濃度

  • 厚生労働省は、物の消毒に濃度70%以上95%以下のエタノールで拭き取る方法を示しています。60%台でも一定の有効性があるとする報告にも触れています
  • 高濃度タイプでは、パストリーゼ77がアルコール度数77%、シーバイエスのアルティー75が75%アルコールです
  • 低濃度タイプでは、サラヤのアルペットNVが50.0w/w%(約58vol%)、ライオガードアルコールが53.4重量%(61容量%)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 重量%と容量%は数字が違うので、比べるときはどちらの値かをそろえます

消防法と保管

  • 危険物第4類の製品を決められた量より多く置くときは、消防法の貯蔵設備で保管します(ニイタカの案内)
  • ニイタカのセーフコール65は、エタノール65.0%(容量)・57.22%(重量)で⁠、保管量や場所の制限がない非危険タイプです
  • まとめて置く量が多い工場は、非危険物の低濃度タイプを選ぶと保管の手間が減ります
  • 火気や、コンセント・配線の近くでは使いません

食品添加物の表示

  • 食品添加物のアルコール製剤は、食品や調理器具に噴霧して使えます
  • サラヤの案内では、食品の表面に噴霧したときは添加物の表示がいりません。練り込みや浸漬で使ったときは「アルコール」か「酒精」と表示します

サビと材質

  • 包丁やスライサーには中性の製品を使います。アルタン78-Rは中性(pH6.3〜7.3)、ニイタカのセーフコール75も中性タイプです
  • 弱酸性のセーフコール58Sは、鉄製品を長く浸けないよう注意書きがあります
  • 樹脂・塗装面・ゴム・皮革は変色や膨潤が起きることがあるので、目立たない所で試してから吹きます
  • 器具は洗って水気を切ってから吹きます

容量と値段

  • 500mLのスプレー付きから、15kg缶や20Lのバッグインボックスまであります。大きな容器から小分けのスプレーボトルに詰め替えて使います
  • ニイタカの別売りスプレーボトルは、アルコール製剤用で1回1.0mL出ます。パストリーゼ77の1Lスプレーは1回約1.1mLで、約900⁠回噴霧できます
  • 値段を公式に出しているのは、パストリーゼ77の1Lスプレーヘッド付きが1,728円(税込・公式通販)、鈴木油脂工業のSYKアルコール除菌剤 S-2940が4L入り1個10,000円(税別)⁠で⁠す⁠。ほかの製品は見積もりを取ります
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