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GUIDE / LUBRICATOR

ルブリケータとは?工場の圧縮空気に付けるルブリケータ(給油器)の種類(小形・中形)と、貯油量・滴下最小流量・油の選び方

圧縮空気に潤滑油を霧にして混ぜ、空気圧機器へ送るルブリケータの2つの大きさ、滴下最小流量の意味、使う油と滴下量の合わせ方、ケースの材質、補給と取り付けの注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ルブリケータは、圧縮空気に潤滑油を霧にして混ぜ、シリンダや電磁弁などの空気圧機器へ送る機器です。給油器・オイラーとも呼び、FRLの「L」にあたります。接続口径で、1/8・1/4の細い配管に付ける小形と、1/4・3/8に付ける中形に分かれます。選ぶときは「配管の太さ」「使う空気の量」「ケースの材質」の3つを先に決めます。

ルブリケータとは

ルブリケータは、ボウルにためた潤滑油を、流れてくる圧縮空気で霧にして配管の先へ送る機器です。シリンダや電磁弁の動く部分に油を回し、すり減りを抑えて動きを滑らかにします。フィルタとレギュレータの後ろに付けて、FRLとして組むことが多い機器です。

比較ページには、自社で作るか自社の製品として売るメーカーのルブリケータを、各社の代表の型式の単位で載せています。フィルタレギュレータ・エアフィルタ、グリースルブリケーター、切削のセミドライ給油装置は載せていません。

2つの大きさ

  • 小形は、1/8・1/4の細い配管に付けます。例はSMCのAL20-D、CKDのL1000、Parker TAIYOのSAL3-06、フエストのMS4-LOEです
  • 中形は、1/4・3/8の配管に付けます。例はSMCのAL30-D、CKDのL3000、Parker TAIYOのEAL3-08、アネスト岩田のNLR-2です
  • 貯油量は、小形のCKDのL1000とParker TAIYOのSAL3-06が20cm³、中形のCKDのL3000が85cm³です

滴下最小流量の見方

  • 滴下最小流量は、油が落ちはじめる空気の流れの下限です。SMCは、入口圧力0.5MPaで滴下数が5滴/分以上になる流量としています
  • SMCのAL20-Dは15L/min、Parker TAIYOのEAL3-08は50L/min、アネスト岩田のNLR-2は65L/minです
  • 出口側でON/OFFを繰り返す回路では、1分間の平均の空気消費量を滴下最小流量より多くします(SMCの注意書き)
  • CKDは、プレス機械など高頻度で動く機械では給油できない場合があるとしています

使う油と滴下量

  • SMC・CKD・Parker TAIYOは、タービン油1種(ISO VG32)を使うとしています
  • フエストは、純正のOFSW-32か、ISO 51524-HP32準拠の油を使います
  • フエストは、給油量を25mg/m3以下にし、0.2〜5滴/minか0.5〜5滴/1000Lを適当としています
  • エアモータや軸受の給油には使いません(CKDの注意書き)

ケースの材質と使う場所

  • SMCのALシリーズの標準ケースと滴下窓はポリカーボネートで、切削油や有機溶剤などが付く場所では使えません。そういう場所は金属ケースを選びます
  • フエストのMS4-LOEは、プラスチックボウルとメタルボウルから選べます
  • CKDのL※000は二重プラスチック構造で、360°どの角度からでも滴下が見えます
  • 使用温度は、SMCのAL30-DとParker TAIYOのEAL3-08が−5〜60℃、フエストのMS4-LOEが−10〜60℃です

補給と取り付け

  • CKDは、フィルプラグを約1回転緩めてボウル内の圧力を抜いてから外すとしています
  • フエストは、最低週2回はドレンと給油の状況を見るとしています
  • ケースを下向きにして、垂直に付けます。SMCのALシリーズは出口側から空気を流せないので、矢印の向きを見てつなぎます
  • フエストの機器は無給油でも使えますが、一度給油で使ったらその後も給油を続けます

まとめ

  • 先に配管の太さを見て、小形か中形かを決めます
  • 動かす機器の空気の量が、滴下最小流量より多いかを見ます
  • 切削油などがかかる場所は、金属のケースを選びます
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