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GUIDE / LINE-PUMP

ラインポンプとは?冷温水・給湯の循環に使うラインポンプ(インラインポンプ)の種類(鋳鉄製・ステンレス製・マグネット式)と、液温・材質・価格の選び方

配管の途中に付けて冷温水・給湯・不凍液を循環させるラインポンプ(インラインポンプ)の3つの種類、渦巻ポンプとの違い、液温の上限、鋳鉄製とステンレス製の使い分け、不凍液と押込圧力の注意、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ラインポンプは、配管の途中に付けて、冷温水や給湯を循環させるポンプです。インラインポンプとも呼びます。ケーシングの材質と軸のふさぎ方で、鋳鉄製・ステンレス製・マグネット式(シールレス)に分かれます。選ぶときは「何℃の液を回すか」「赤水を出してよいか」「液漏れを許せるか」の3つを先に決めます。

ラインポンプとは

ラインポンプは、吸込口と吐出し口が一直線に並んだポンプで、配管の途中にそのまま付けられます。空調の冷温水、給湯、床暖房の不凍液、冷却水を回すのに使います。荏原製作所のLPD型は、小形・軽量のインライン形で据付面積をとりません。

比較ページには、日本の会社が自社で作るラインポンプを、各社の代表の型の単位で載せています。家庭用だけの品、部品だけ、商社が売る他社製品は載せていません。

3つの種類

  • 鋳鉄製(メカニカルシール)は、ケーシングが鋳鉄で、軸のすき間をメカニカルシールでふさぎます。例は荏原製作所のLPD型、川本製作所のPE2-405-0.4T、日立産機システムのJL形、三相電機のPBZです
  • ステンレス製は、水にふれる所をステンレスにして赤水を出さない型です。例はテラルのSLP2-32-5.4-e、荏原製作所のLPS型、川本製作所のPSS2-405-0.4T、日立産機システムのJLP形です
  • マグネット式(シールレス)は、磁石で羽根車を回し、軸封を無くした型です。例は三相電機のPBMです

液温の上限

  • 荏原製作所のLPD型・LPS型と、日立産機システムのJL形・JLP形は、0〜100℃まで使えます
  • 川本製作所のPE形・PSS形は、0〜90℃です
  • テラルのLPとSLP2は、0〜80℃です
  • 給湯に使うなら、赤水の出ないステンレス製を選びます。荏原製作所のLPS型は、水道法の浸出性能基準に合わせています

吐出し量と全揚程

  • 川本製作所のPE2-405-0.4Tは、0.4kWで、0.1m³/minのとき全揚程11m、0.2m³/minのとき7.8mです
  • 日立産機システムのJL形は、50Hzで吐出し量0.06〜1.3m³/min、全揚程6〜55mまでそろいます
  • 同じ型でも、50Hzと60Hzで吐出し量と全揚程が変わります

不凍液と押込圧力

  • 川本製作所のPE形は、標準のメカニカルシールで不凍液に使えます。液温は0〜90℃です
  • 三相電機は、劣化した不凍液や、低温で粘度が極端に上がる不凍液では、回転不良や液漏れの原因になるとしています
  • 押込圧力の上限は型式ごとに決まっています。川本製作所のPE2-405-0.4Tは0.57MPa、三相電機のPBMは0.75MPaです

値段

  • 値段を公式に出しているのはテラルで、アイラインポンプLP32A5.75-eが246,600円、ステンレス製のSLP2-32-5.4-eが275,900円(どちらも税抜の参考価格)で⁠⁠⁠⁠す
  • ほかの会社は型式ごとの値段を公式に出していないので、見積りで確かめます
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