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GUIDE / ENGINE-COMPRESSOR

エンジンコンプレッサとは?建設現場・出張作業で使うエンジンコンプレッサの種類(ディーゼルのスクリュー式・ガソリンの開放型・防音型)と、吐出空気量・圧力・価格の選び方

電源のない現場でエンジンの力で空気をつくるエンジンコンプレッサの3つの種類、スクリュー式とレシプロ式の違い、吐出空気量と圧力、防音型と騒音、運び方、燃料と値段、点検と法令を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

エンジンコンプレッサは、電源のない現場で、エンジンの力で空気を押し縮めて送る機械です。建設・土木の現場で使うディーゼルのスクリュー式、出張作業で使うガソリンの開放型(軽便形)、箱で囲った防音型に分かれます。選ぶときは「どの工具をつなぐか」「どれだけの圧力が要るか」「音を抑えるか」の3つを先に決めます。

エンジンコンプレッサとは

エンジンコンプレッサは、ディーゼルやガソリンのエンジンで圧縮機を回し、ホースで圧縮空気を送る機械です。電気の来ていない道路・土木の現場のブレーカや法面の吹付、外壁の吹付塗装やタイヤの充気の出張作業に使います。「エンジン駆動コンプレッサ」「可搬形コンプレッサ」⁠と⁠も呼びます。

比較ページには、日本の会社と海外メーカーの日本法人が自社の製品として売るエンジンコンプレッサを、各社の代表の型式の単位で載せています。工場に据え付ける電動のコンプレッサ、バッテリ駆動の型、レンタルだけの品は載せていません。

3つの種類

  • ディーゼル・スクリュー式(可搬形)は、建設・土木の現場の主力です。例はAIRMANのPDS130S-5C3とPDS185S-5C5、デンヨーのDIS-140LBとDIS-200VPS、アトラスコプコのXAS 58-7です
  • ガソリン・開放型(軽便形)は、空気タンクの上にエンジンと圧縮機を載せた小さな型です。例はアネスト岩田のTLUE37C-14S、明治機械製作所のGE-33CS、精和産業のSC-22GMSです
  • ガソリン・防音型(パッケージ)は、エンジンと圧縮機を箱で囲って音を抑えた型です。例は明治機械製作所のAPE-25Cと、精和産業のSCP-22GLSです

スクリュー式とレシプロ式の違い

  • ディーゼルのスクリュー式は、空気の量が多く出せます。AIRMANのPDS130S-5C3は3.7m³/min、デンヨーのDIS-200VPSは21.2〜25.5m³/minです
  • ガソリンのレシプロ式は、軽くて運びやすい型です。明治機械製作所のGE-33CSは450L/minで109kg、精和産業のSC-22GMSは330L/minで65kgです

吐出空気量と圧力

  • つなぐ工具が使う空気の量を足して、それより多く出せる型を選びます。明治機械製作所のAPE-25Cは300L/minで、2口のガンを同時に使えます
  • ふつうのエアツールや吹付は0.7MPa前後で足ります。タイヤの充気や建設機械の整備には、アネスト岩田のTLUE37C-14Sのような1.15〜1.40MPaの中圧の型を使います
  • デンヨーのDIS-200VPSは、圧力を0.70〜1.27MPaの間で変えられる可変圧の型です。ダウンザホール工法や法面吹付に使います

防音型と騒音

  • 明治機械製作所のAPE-25Cは、オンロード時63dB、アンロード時56dB(正面7.0m・高さ1.0m)で⁠⁠⁠⁠す
  • AIRMANのPDSシリーズとデンヨーのDIS-140LBは、国の超低騒音型の指定を受けています。DIS-140LBの音響パワーレベルは91dBです
  • アネスト岩田のTLUE Cシリーズは、3.7kW機で従来機より騒音を4dB下げています

運び方

  • アトラスコプコの8シリーズは、ほぼすべてが750kg未満で、普通車でけん引でき、特殊な運転免許は不要です
  • デンヨーのDIS-200VPSは、標準の4t車に積めます
  • 明治機械製作所のAPE-25Cは86kgで、積み下ろしで持ち上げる重さは15kgです

燃料と値段

  • 燃料タンクは、AIRMANのPDS130S-5C3が70L、PDS185S-5C5が90L、デンヨーのDIS-200VPSが400Lです。デンヨーの2機種は軽油を使います
  • 定価を公式に出しているのはデンヨーと精和産業です。デンヨーのDIS-140LBは3,910,000円、DIS-200VPSは24,000,000円(どちらも税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 精和産業のSC-22GMSは440,000円、防音型のSCP-22GLSは578,000円(定価)⁠で⁠⁠⁠⁠す

点検と法令

  • 第二種圧力容器に当たるタンクなどを積んだ型は、ボイラー及び圧力容器安全規則第88条で定期自主検査の義務があります
  • 冬はブレーカの排気の水滴が凍ることがあります。AIRMANのPDS-Cシリーズは、アフタクーラで空気を冷やして水分を抜きます
  • 圧気工法や潜水作業の空気源には使えません。締め切った所で回すと排気ガスがこもります
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