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GUIDE / AIR-DRYER

エアドライヤとは?圧縮空気の水分を取るエアドライヤの種類(冷凍式・吸着式・膜式)と⁠、露点・処理空気量・電源の選び方

コンプレッサでつくった圧縮空気の水分を取るエアドライヤの3つの種類、圧力下露点と大気圧露点の違い、処理空気量と入口空気温度の見方、電源と使用圧力、吸着式と膜式で減る空気の量を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

エアドライヤは、コンプレッサでつくった圧縮空気の水分を取って、露点を下げる装置です。圧縮空気除湿装置とも呼びます。水分の取り方で、冷凍機で冷やす冷凍式・吸着剤で取る吸着式(ヒートレス)・中空糸膜で分ける膜式に分かれます。選ぶときは「どこまで露点を下げたいか」「処理空気量はいくつか」「電源と圧力はどうか」の3つを先に決めます。

エアドライヤとは

エアドライヤは、圧縮空気に混じった水分を取る装置です。水分の混じった空気をそのまま使うと、空気圧機器の作動トラブルの原因になります。ふつうはコンプレッサとエアタンクの後ろに置き、工場の配管に乾いた空気を送ります。

比較ページには、日本法人のある会社が自社の製品として売るエアドライヤを、各社の代表の型式の単位で載せています。ドライヤ内蔵のコンプレッサ、フィルタやドレントラップ、吸着剤などの消耗品は載せていません。

3つの種類

  • 冷凍式は、冷凍機で圧縮空気を冷やし、水分を水滴にして取ります。エアドライヤで一番多く使われます。例はオリオン機械の RAX3J-A1、SMC の IDF3E、明治機械製作所の DRC-3D s2、アネスト岩田の RDG-22C ⁠⁠です
  • 吸着式(ヒートレス)は⁠、吸着剤を詰めた2本の筒で水分を取り、乾いた空気の一部で吸着剤を再生します。例は SMC の ID40、ケーザーの DC 2.0 ⁠⁠です
  • 膜式は、水蒸気を通しやすい中空糸膜で水分を外へ出します。電気を使いません。例はオリオン機械の MD25、フクハラの MD30-4 ⁠⁠です

露点の見方

  • 露点には、圧縮したままの圧力下露点と、大気圧に戻した大気圧露点があります。明治機械製作所の DRC-3D s2 は、圧力下で10℃、大気圧下では-17℃です
  • 冷凍式の出口は、圧力下3〜10℃ほどです。ケーザーの SECOTEC TA 11 は圧力下3℃、アトラスコプコの F 30 は圧力下7℃です
  • 吸着式は、SMC の ID40 が大気圧下-30℃、ケーザーの DC 2.0 が圧力下-40℃か-70℃です
  • 膜式は、オリオン機械の MD25 が大気圧下-17℃以下、フクハラの MD30-4 が大気圧下-17〜-65℃です

処理空気量と入口の温度

  • 処理空気量で選びます。アネスト岩田は、適用コンプレッサは参考で、処理空気量で選ぶよう案内しています
  • 入口の空気が熱いと、処理できる量が減ります。明治機械製作所の DRC-3D s2 は入口5〜80℃まで、標準の型の RAX3J-A1 と IDF3E は5〜50℃までです
  • 入気温度が周囲温度より5℃以上高いときは、アフタークーラーか冷凍式を前に置くよう、オリオン機械は案内しています
  • SMC の試算では、入口の圧力を0.7MPaから0.5MPaに下げると、ドレン量が約34%増えます

電源と使用圧力

  • 単相100Vで動くのは、オリオン機械の RAX3J-A1、SMC の IDF3E、アネスト岩田の RDG-22C です。明治機械製作所の DRC-3D s2 は単相200Vです
  • ケーザーの SECOTEC TA 11 とアトラスコプコの F 30 は、単相230Vの型です
  • 膜式は電源が要りません。フクハラの MD30-4 は、0.2〜2.1MPaの配管で使えます

再生とパージに使う空気

  • 吸着式と膜式は、乾いた空気の一部を捨てて除湿を続けます。その分の空気もコンプレッサでつくります
  • SMC の ID40 は、出口330L/minに対して再生に85L/minを使います
  • オリオン機械の MD25 は、出口106L/minに対してパージが27L/minです

値段

  • このページの10製品は、どれもメーカーの公式サイトに値段が出ていません。処理空気量・露点・電源を決めてから、見積もりで比べます
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