口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / SPRINKLER

スプリンクラーとは?散水用の種類・散水範囲・流量・使用圧力の選び方

農業・造園・グラウンド・緑地の散水用スプリンクラーについて、地上設置・ポップアップ・マイクロ散水の違い、半径と直径、ノズル別の流量・使用圧力、接続ねじ、価格をメーカー公式資料で解説します。

2026年10月27日更新

この記事の答え

散水用スプリンクラーは、水を周囲にまいて農地・芝生・緑地を潤す器具です。先に散水する場所と範囲を決め、ノズルにかかる圧力・流量・接続ねじを確認します。同じ型式でもノズルで性能が変わるため、型式と一緒にノズル色やカタログ番号を指定します。

スプリンクラーとは

農地や芝生・緑地へ水をまく散水器具です。配管やスタンドに付ける回転式、地面に埋めるポップアップ式、育苗・露地で使う小流量のマイクロスプリンクラーなどがあります。

スプリンクラーのメーカー比較には、日本のメーカーの自社製品・自社ブランド品と、日本法人が扱う自社グループ製品を載せています。サンホープは自社オリジナルの半円楽セットを対象にしています。輸入する海外ブランドのヘッド単体、家庭用だけの品、交換部品だけの品は含めていません。

建物の消火用スプリンクラーヘッドは別の用途です。ここで扱う散水用を、消火設備のヘッドに置き換えることはできません。薬剤を手持ち・背負い機器で散布する仕事は、噴霧器の比較も確認してください。

設置する場所で種類を分ける

  • 地上設置・回転式は、配管やスタンドに付けて使います。カクダイの5472-13は全回転、SANEIのC517-13は設定範囲に散水する製品です。ネタフィムのD-NET 8550は拡散アームを持つインパクト式です
  • ポップアップ式は、散水時に地面からヘッドが出る型です。カクダイの530-102は全回転・部分回転を兼ね、底部で配管につなぎます
  • マイクロ散水・回転多流式は、育苗や露地で使う小流量のヘッドや散水セットです。ネタフィムのメガネット、岩崎製作所のボールドライブ式、サンホープの半円楽では、置き方や散水の形が違います

方式は設置する場所から選び、残った製品を散水範囲と流量で比べます。ポップアップ式を地上設置用のスタンドと同じ扱いにせず、配管の計画から決めます。

散水半径と散水直径を取り違えない

半径はヘッドから水が届く位置まで、直径は散水する円の端から反対側までの長さです。公式資料には両方の書き方があるので、数字だけを比べないようにします。

  • 岩崎製作所の52SPPF20Bは、圧力0.20〜0.40MPaで散水直径27.1〜30.8m、流量28.6〜40.7L/分です
  • ネタフィムのD-NET 8550は、掲載した紫・黄緑ノズルで水圧2.5bar時に散水直径19m、流量580L/時です
  • サンホープの半円楽SUMP2Kは、資料の散水半径が4.9〜6.4mです。直径の数字と同じ列で比較するときも、半径の表記を残して読みます

出典は岩崎製作所の性能表、ネタフィムの製品ガイド、サンホープのセット資料です。

流量と使用圧力は同じ条件で読む

  • 岩崎製作所の52BDS15Pは、水圧0.20MPa時に2.3L/分、散水直径11.8mです。回転部を内蔵し、草や木の葉に動きを妨げられにくい構造です
  • メガネットのカタログ番号63600-001000は、仰角24°の緑ノズルです。水圧3.0barで350L/時、散水直径14.0mとなり、散水直径は地上100cmに設置した条件の値です
  • 半円楽の推奨使用圧力は0.18〜0.37MPaです。資料の散水半径は地上10cmでの値なので、ノズルの高さも合わせて読みます

流量はL/分とL/時を区別します。必要な水量を見積もるときは、同時に使うヘッドの数とそれぞれの流量を確認し、供給する水の量と圧力を配管計画に反映します。

育苗ハウスの作業場所を空ける

半円楽は、ハウス両サイドから散水するサンホープのオリジナルセットです。中央の通路に散水器具を並べずに使えます。

  • SUMP2Kのキットは、間口5.4mまでのハウス用です。ノズルの流量は2.58〜3.80L/分、散水半径は4.9〜6.4mです
  • SUMP3Kのキットは、間口5.4〜9mのハウス用です。ノズルの流量は6.4〜9.37L/分、散水半径は7.6〜9.1mです
  • ライザー付きのセットには30cmの立ち上がりがあり、一本ずつ開閉できるバルブが付きます

間口に合うキットを選び、作物の高さと散水方向を確認します。注文用の型式と間口は半円楽の個別資料、性能値はオリジナルセット資料⁠によります。

接続ねじとセットの中身を確認する

  • カクダイの5472-13は、取付ねじがR1/2です
  • カクダイの530-102は、底部取付ねじがRc3/4・Rc1/2兼用です
  • 麻場の25-F2は、取付ねじがR1/2です。製品コードP200040で指定します
  • D-NETは、メガライザーを使わない場合に専用カップラーを使います。通常のカップラーは使えないと公式資料に書かれています

口径だけで決めず、ねじの種類、専用継手の有無、スタンド・ホースが付くかを確かめます。接続ねじと性能を確認できない項目は、メーカーへ条件を伝えて確認します。

価格は本体・配管・工事を分ける

  • 岩崎製作所の52BDS15Pは、公式通販価格が1,210円税込です。52SPPF20Bは12,100円税込で、どちらも確認時点では品切れ表示なので納期も確認します
  • SANEIのC517-13は、9,020円税込です。バンドとシールテープが付属します
  • カクダイの5472-13は、13,000円税抜です。ポップアップ式530-102は58,000円税抜です
  • 麻場の製品ページはオープン価格です。ネタフィムの掲載資料と半円楽の掲載資料には、今回の製品の価格がありません

ヘッド単体と配管付きセットでは、価格に含まれる物が違います。見積もりでは製品の型式、ノズル、配管、継手、スタンド、施工費を分けてもらいます。仕様・価格の確認日は2026-10-27です。

比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉