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GUIDE / ROLLING-TOWER

ローリングタワー(移動式足場)⁠と⁠は⁠?枠組式・室内足場・伸縮式の違いと、高さ・アウトリガー・資格・安全基準の見方

工場・倉庫・建設現場で使うローリングタワー(移動式足場)の仕組み、枠組式・移動式室内足場・伸縮式の3つの方式、1段・2段・3段の高さ、アルミ製と鋼製の違い、アウトリガーを付ける段数、組み立ての資格と安全基準を、メーカーの資料と法令をもとにまとめました。

2026年10月22日更新

この記事の答え

ローリングタワーは、キャスターで動かせる塔の形の足場で、広い作業床に乗って高い所の作業をする仮設機材です。選ぶときは「どこまで高くするか(段数)」「どれだけの広さの作業床が要るか」「運ぶ・しまう手間をどこまで減らすか(アルミか鋼か、伸縮式か)」の3つを先に決めます。

ローリングタワー(移動式足場)⁠と⁠⁠⁠⁠は

建わくを積んだ塔のいちばん下にキャスター(脚輪)を付けた足場です。作業床に乗って天井の配管や照明、高い所の設備を直し、終わったら組んだまま次の場所へ転がして動かします。移動式足場とも呼びます。

脚立やはしごより作業床が広く、両手を使って作業できます。建物のまわりに足場を組むより、限られた範囲の作業を少ない部材で済ませられます。

比較ページには、キャスター付きの移動式足場を1社1〜2製品に絞って載せています。脚立・可搬式作業台・足場台、高所作業車・高所作業台、建物に沿って組む枠組足場やくさび式足場は載せていません。

3つの方式

枠組式ローリングタワー

建わく・布わく・交さ筋かいを積み上げる、いちばん多い型です。段数を増やすほど作業床が高くなり、比較ページの製品では5段で8m台まで上がります。アルミ製は軽く、鋼製の部材を積む中央ビルト工業の1200幅は1段で183.6kgあります。

移動式室内足場

内装や天井の仕上げのように、室内の低めの所で使う足場です。折りたたんで運べる型や、何台もつないで広い作業床にする型があります。仮設工業会は「移動式室内足場」を認定の品目にしています。

伸縮・折りたたみ式

建わくを積まず、支柱を伸び縮みさせたり、折りたたんだ本体を広げたりして立てます。部材がばらけないので、組み立てと片づけが早く、しまう場所も小さく済みます。

高さと作業床の見方

  • 作業床の高さ:枠組式は1段で2m前後、段を足すごとに上がります。カタログの「全高」と「作業床高さ」は別の値なので、作業床の高さで比べます
  • 作業床寸法:比較ページの製品で、広い型は1.72×1.40m、幅の狭い型は0.50×0.92mです。通路の幅と、乗る人数・材料の量で選びます
  • 最大使用質量:人と工具・材料を合わせた重さです。枠組式は200〜260kgの型が中心です
  • 設置寸法:アウトリガーを付けると、床に置く広さが大きくなります

安全基準と資格

  • アウトリガーが無いときは、キャスターの下端から作業床までの高さHとキャスターの主軸の間隔Lが、H≦7.7L−5を満たすように組みます(中央ビルト工業のカタログ)
  • 積載荷重は、作業床が2m²以上なら250kg、2m²未満なら50+100×作業床の面積(kg)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 作業床に人を乗せたまま動かさず、動かすとき以外はキャスターのブレーキをかけておきます。労働安全衛生規則も、脚輪を付けた移動式足場はブレーキや歯止めで脚輪を固定するよう決めています
  • 作業床の上で脚立やはしごを使いません
  • 足場の組立て・解体・変更の業務は、特別教育を受けた人が行います。高さ5m以上の足場の組立て・解体・変更は、作業主任者を選んで指揮させます
  • 移動式足場用の建わくと脚輪は、国の規格に合わないものを売ってはいけない機材です(労働安全衛生法施行令 別表第八)

アウトリガーを付ける段数

メーカーが型ごとに決めています。ピカコーポレイションのARAは2.5段(2段+半中わく)⁠以⁠上⁠、中央ビルト工業は1200幅の建わくで2段、1600幅で4段から控枠(アウトリガー)を付けるよう案内しています。買う前に取扱説明書で確かめます。

アルミ製と鋼製の選び方

  • アルミ製:1段で100kg前後と軽く、運ぶ・組む手間が少なくて済みます。長谷川工業・ピカコーポレイションの枠組式はアルミ製です
  • 鋼製:重い代わりに丈夫で、現場で長く使い回す使い方に向きます
  • アルミと鋼の組み合わせ:アルインコのART‑3は、アルミ材をベースに鋼を組み合わせて軽さと丈夫さを両立させています
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