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GUIDE / KUI-KISO

杭基礎(既製杭)⁠と⁠は⁠?PHC杭・鋼管杭の工法の種類(プレボーリング⁠・中掘り・回転貫入・鋼管ソイルセメント杭)と⁠、杭径・施工長さ・支持力の選び方

建物や橋の重さを硬い支持層まで伝える既製杭(PHC杭などの既製コンクリート杭・鋼管杭)の4つの工法、先端支持力係数αの違い、施工できる深さと杭径、狭い敷地で使える杭、残土の減らし方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

杭基礎(既製杭)は⁠、工場で作った杭を硬い支持層まで届かせて建物を支える基礎です。既製杭・既製ぐいとも呼びます。杭の入れ方で、先に掘って埋めるプレボーリング・杭の中を掘って沈める中掘り・羽根の付いた鋼管を回して入れる回転貫入・ソイルセメント柱に鋼管を入れる鋼管ソイルセメント杭に分かれます。選ぶときは「支持層の深さと地盤の種類」「要る支持力」「残土や敷地の条件」の3つを先に決めます。

杭基礎(既製杭)⁠と⁠⁠⁠⁠は

既製杭は、工場で作ったコンクリート杭や鋼管杭を地中の硬い層(支持層)⁠ま⁠で入れて、建物・橋・鉄塔・工場の重さを支える基礎です。既製コンクリート杭は1934年のRC杭から始まり、その後PHC杭・SC杭・PRC杭などが生まれました。ジャパンパイルの解説では、既製コンクリート杭は主に3〜15階建ての中・高層ビルの基礎に使われます。

比較ページには、杭を自社で作る日本の会社の杭工法を、各社の代表の工法の単位で載せています。場所打ち杭の施工だけの会社、地盤改良材、鋼矢板は載せていません。

4つの工法

  • プレボーリング工法は、先に孔を掘って根固め液を入れ、そこへ杭を埋めます。例はジャパンパイルのSmart-MAGNUMとHyper-MEGA、日本ヒュームのHiFB、日本コンクリート工業のHyper-ストレート、日本高圧コンクリートのNEWスーパーFK、クボタのSGEです
  • 中掘り工法は、杭の中にオーガを入れて掘りながら杭を沈めます。例は日本コンクリート工業のHyper-NAKSII、日本ヒュームのNew-STJ-II、日本製鉄のTN-Xです
  • 回転貫入鋼管杭は、先端に羽根を付けた鋼管を回して入れます。例は旭化成建材のEAZET、JFEスチールのつばさ杭、日本製鉄のNSエコパイルです
  • 鋼管ソイルセメント杭は、ソイルセメント柱の中に鋼管を入れます。例は旭化成建材のATTコラム、JFEスチールのHYSC杭、クボタのガンテツパイルです

先端支持力の違い

  • 日本ヒュームのHiFBは、先端支持力係数αが砂質地盤で340、粘土質地盤で350です
  • 日本コンクリート工業のHyper-ストレートは、αが363です
  • 日本コンクリート工業のHyper-NAKSIIは、αが424です
  • 日本ヒュームのNew-STJ-IIは、αが450です
  • クボタのSGEは、αが鋼管径換算で552〜703です
  • 日本製鉄のTN-Xは、長期最大先端許容支持力が17900kN(N=60)⁠で⁠⁠⁠⁠す

施工できる深さと杭径

  • 既製コンクリート杭の工法は、杭径300〜1200mmが多い範囲です
  • 日本ヒュームのNew-STJ-IIは、砂質地盤で80mまで施工できます
  • JFEスチールのつばさ杭(開端タイプ)は⁠、杭長〜87mまでです
  • 日本製鉄のNSエコパイルは、杭径100〜1,600mm、杭長80m程度以下です
  • JFEスチールのHYSC杭は、ソイルセメント柱径1000〜1700mm、杭長は最大70mです

狭い敷地と残土

  • 回転貫入鋼管杭は土を掘り出さないので、残土も泥水も出ません
  • 旭化成建材のEAZETは、幅2,500mm以下・長さ5,500mm以下の施工機械で入ります
  • クボタのSGEは、直径600mm以下なら小型杭打ち機で施工できます
  • JFEスチールのつばさ杭は、逆回転で引き抜けます

価格と認定

  • 載せた工法は、どれも公式に価格を出していません。杭材と施工をまとめて見積もります
  • 工法ごとに国土交通大臣の認定があり、使える杭径・施工長さ・支持地盤が決まっています。認定の範囲を外れる条件では使えません
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