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GUIDE / HIRYO-SANPUKI

肥料散布機とは?ブロードキャスター・ライムソワー・歩行型・背負い式の違いと、散布幅・ホッパー容量・適応トラクター・価格の選び方

水田・畑・牧草地に化成肥料や石灰、粒剤をまく肥料散布機の4つの種類、ブロードキャスターとライムソワーの違い、トラクターの馬力と付け方、散布量の決め方、有機肥料をまくときの注意と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

肥料散布機は、肥料や石灰を田畑に決まった量でまく機械です。施肥機・散布機とも呼びます。トラクターに付けて円盤で振りまくブロードキャスター、ホッパーから落とすライムソワー、畝間を歩いて進む歩行型、背負ってまく背負い式に分かれます。選ぶときは「何をまくか(化成・石灰・有機)」「どれくらいの広さか」「手持ちのトラクターの馬力と付け方」の3つを先に決めます。

肥料散布機とは

肥料散布機は、化成肥料・石灰・粒剤などを、シャッターの開度で量を決めて田畑にまく機械です。水田の元肥や追肥、畑の土づくり、牧草地の追肥まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る肥料散布機を、各社の代表の型式の単位で載せています。種をまく播種機、液剤をまく噴霧器、堆肥をまくマニアスプレッダは載せていません。

4つの種類

  • ブロードキャスター(回転円盤)は⁠、回る円盤の遠心力で肥料を振りまきます。例はタカキタの BC3502D と、ニプロの MP330EX ⁠⁠⁠です
  • ライムソワー(落下式)は⁠、横に長いホッパーから肥料を下へ落とします。例はタカキタの LS1809D、ニプロの FT1807E-0S、石井製作所の NBV-F07 ⁠⁠です
  • 歩行型は、畝間を歩いて進みながらまきます。例は和同産業の FS403G と、管理機に付ける向井工業のブロキャス5 ⁠⁠⁠です
  • 背負い式は、タンクを背負ってエンジンの風か手でまきます。例は丸山製作所の MDJ4100G-23-1、共立の DME410FT-23、麻場の SA-25Z1、向井工業のさんすけ OA-24 ⁠⁠です

ブロードキャスターとライムソワーの違い

  • ブロードキャスターは機械の幅より広くまけます。タカキタの BC3502D は、粒状化成なら6.0〜12.0mの幅です
  • ライムソワーの散布幅は機械の幅と同じで、タカキタの LS1809D もニプロの FT1807E-0S も180cmです
  • ニプロのカタログでは、落下式は風の日でも作業ができます。粉状の石灰をまくときは落下式を使います

トラクターの馬力と付け方

  • タカキタの LS1809D は20〜35PS に付けます
  • ニプロの FT1807E-0S は25〜35PS、MP330EX は20PSからです
  • 付け方は標準3Pとオートヒッチ(0S形・A形など)で型式が分かれます。手持ちのトラクターに合わせて選びます

散布量の決め方

  • 散布量はシャッターの開度で決めます。ニプロの MP330EX は、操作ボックスに車速・散布幅・散布量を入れると開度を自動で決めます
  • 車速連動の型は、トラクターの速さに合わせてシャッターを開け閉めします。石井製作所の Gシリーズは GPS で速さを測ります
  • 石井製作所の NBV-F07 は粒状肥料を10aあたり30〜190kg、ニプロの FT1807E-0S は20〜400kgの範囲でまけます

有機肥料をまくとき

  • タカキタのライムソーワは、含水率30%以下で塊や長い繊維のない完熟有機肥料ならまけます
  • タカキタのブロードキャスタは、アジテータを替えると乾燥鶏ふんもまけます
  • 湿気のある肥料は詰まります。向井工業のブロードキャスターは、湿気のある肥料はまけません

値段

  • 値段を公式に出しているのは5製品です
  • 麻場の SA-25Z1 は18,150円、共立の DME410FT-23 は140,800円、和同産業の FS403G は530,200円です
  • ニプロの MP330EX は592,900円、FT1807E-0S は693,000円です(どれも希望小売価格・税込)
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